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作年ノーベル生理賞・医学賞をを授与されたスバンテ・ペーポが、佐川佐和子からの質問に次のように答えています。

<約四十万年前に誕生したネアンデルタール人は数十万と数が少なく>

質問は、この「数」とは何でしょうか?
1.彼らが誕生してから絶滅するまでの期間に生息していた人数ですか?
2.ある時点での彼らの生息数ですか?

A 回答 (7件)

1.彼らが誕生してから絶滅するまでの期間に生息していた人数ですか?


2.ある時点での彼らの生息数ですか?
のどちらでしょうか?
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
週刊誌の日本語文では、「約40万年前に誕生したネアンデルタール人は数十万と少なく、誕生時から数十万年後に彼らが残した」という記載になっています。
次のような計算をするとしたら、
(ネアンデルタール人は数十万)÷(誕生時から数十万年後に彼らが残した)
 ⇒ (ネアンデルタール人は、1万年あたり、0.3人~3人程度、平均的には約一人) のようなことになります。
週刊誌の記事を書いた人、校正チェックした人、記事を読んだ人の多くは、「数十万は、彼らが誕生してから絶滅するまでの期間に生息していた人数」とは思ったりしないでしょう。
入場者数、購入者数の延べ人数のようなイメージで、こういう文を書くというのは、想像しにくいです。

パンダの数、クジラの数、雀の数、シーラカンスの数、キリスト教徒の数、古代エジプト人の数、ローマ帝国の奴隷の数というのも、「延べ数」ではないです。
しかし、「ある時点での彼らの生息数」について述べている可能性は低いです。 「ある時点」ではなく、(当時は)のような感じで、漠然とした期間のおおよその推定です。 最盛期・最も人口の多かったときでもなく、そのイメージしている期間の最初でも最後でもない、そこそこに繁栄していたころのイメージです。 精度はないというか、プラスマイナス20%くらいは問題ないとして、イメージするものです。

いくつかの研究の結果、ネアンデルタールは現生人類よりも優れた能力、知力を持っていたが、見たり聞いたり教えられたり教えたり学習するという能力で現生人類よりも劣っていてたらしいです。 それと関係があるのかどうかわかりませんが、自分のもっている能力を大事にし、自分のやり方を大事にしたので、状況変化への対応が鈍く、他人の上手いやり方を見習わないし、独立独歩の人が多かったらしいです。 で、気候変動で寒くなった、また暖かくなったということで生活環境が変わったとき、対応力に優れていた現生人類に利を奪われ、旧来前の生活を固執したため、集団として維持できず崩壊してしまったらしいです。
ということは、ネアンデルタールは気候変動への対応が遅すぎて次第次第に集団として細ったということになり、もっと前には、それなりの人数がいただろうが、互いに孤立・独立独歩で、個々の集団も規模がせいぜい十数人と大きな家族程度の人数で、個人の優れた能力を活かして大型動物を狩る生活をしていたということと、整合するのです。 あちらこちらに集団が出来るとしても、大型動物を狩る生活だと、そう多くの集団が密集することは出来ません。 ネアンデルタールの遺跡が発見されているのも、広いとはいえ、かなり限局的です。 個人の能力や体力が良いだけでは、生物種として主流になるのは難しいこともあるということでしょう。
われら、体力、知力、持久力、意欲、いろいろダメでも、人類という社会集団で先人の成果や隣人の成果を上手く利用することに長けている人が十人に一人でもいてくれれば、あとの九人は恩恵で快適な生活が出来ていることに、今さらながら気がつかせられます。
「<約四十万年前に誕生したネアンデルタール」の回答画像7
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この回答へのお礼

再三のご回答ありがとうございました。
英文の記事によれば
<for hundreds of thousands of years, but they were probably never more than 200,000 individuals.>について
仮に、200,000人が累計とすると、毎年の出生が1人程度となり、寿命が30年とするとある時点の生存者は30人程度となり、種として存続できませんよね。したがって、200,000人とは、ある時点での生存者ととるべきなのでしょうね。
日本語の記事を読んでいて腑に落ちなかったことが解消しました。

お礼日時:2023/03/28 17:14

>  佐川佐和子とはどなたでしょうか。


> 「質問に次のように答えています」 いつのことで、どこにその記事がありますか。

⇒ 週刊文春 23.3.2号です。

「阿川佐和子」ですね。 質問は「阿川:知的水準なんかも違ったんでしょうか」で、答えは「ペーボ:大きな違いとしては、技術の発展の仕方ですね。約40万年前に誕生したネアンデルタール人は数十万と少なく、誕生時から数十万年後に彼らが残した石器を見比べてみても、専門家でないとどういう違いがあるのか分からないくらい、目にみえる変化があまりない。一方現生人類は、数も多く、地球全体に広がったうえ、技術も急速に進化しました。彼らの石器は、専門家に説明してもらうまでもないくらいその変化が一目瞭然です。つまり、現生人類には、何かとても特別なものがあるんだと思います」と書かれていて、「阿川:そうなんだ!」です。

主題は人口の数値ではないものの、週刊誌の活字は「約40万年前に誕生したネアンデルタール人は数十万と少なく」となって印刷されていました。
ところで、ネット上で、下記の記事があります。
https://news.ki.se/svante-paabo-highlighted-the- …
The pursuit of what is uniquely human
Finally, he talked about the pursuit of the genetic changes that are unique to humans.
Neanderthals and Denisovans existed for hundreds of thousands of years, but they were probably never more than 200,000 individuals. Modern man, on the other hand, developed various technologies and art, grew rapidly in numbers and spread to all corners of the world.
“Some of the readiness to absorb and develop culture and technology may hide in these genetic changes,” said Svante Pääbo, showing a list of uniquely human gene changes whose functions researchers can now study.
googleの翻訳では、
人間らしさの追求
最後に、人間特有の遺伝子変化の追求について語った。
ネアンデルタール人とデニソワ人は何十万年もの間存在していましたが、おそらく 20 万人を超えたことはありませんでした。一方、現代人はさまざまな技術や芸術を発展させ、急速に数を増やし、世界の隅々にまで広がった。
「文化と技術を吸収して発展させる準備の一部は、これらの遺伝的変化に隠れている可能性があります」と Svante Pääbo 氏は述べ、研究者が現在研究できる機能の、ヒト特有の遺伝子変化のリストを示しました。

阿川の「ネアンデルタールと現生人類との違い」という質問に、ペーボが「人人口の増加と技術進歩の面で違いがある」と答えたのならば、人口については「less than a few hundred thousand」のような、あるいはそれに近い表現をしていて、記事に書き直す際に、「ネアンデルタール人は数十万と少なく」としただけではないでしょうか。
4万年前の人口でも、推定に科学的根拠を求めると、どうにもなりません。 まして、1集落の人口規模は推定できても、ネアンデルタールの最盛期の分布状況や人口など、憶測のような推定しか出来ません。ただ、末期の状況から憶測して、気候条件や現生人類に奪われる前も、さほどの隆盛はなかっただろうというだけのことでしょう。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
誠に失礼しました、『阿川佐和子』でした。
ところで、恥ずかしながら英語に弱いもので教えていただきたいのですが、
< they were probably never more than 200,000 individuals.>
の<200,000 individuals>とは、当初の質問に戻って、
1.彼らが誕生してから絶滅するまでの期間に生息していた人数ですか?
2.ある時点での彼らの生息数ですか?
のどちらでしょうか?

お礼日時:2023/03/26 18:05

佐川佐和子とはどなたでしょうか。


「質問に次のように答えています」 いつのことで、どこにその記事がありますか。
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この回答へのお礼

週刊文春 23.3.2号です。

お礼日時:2023/03/25 13:24

スバンテ・ペーボでしょ?


彼は差別主義者なので、ネアンデルタール人は猿並みの知能しかない劣った存在で、そのようなものが繁栄するはずがない、という幻想に支配されている人物だからです。
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この回答へのお礼

そうですか。

お礼日時:2023/03/21 11:18

人口です。



遺跡などから、地球全体で2万人の人口規模だったと推定されています。

同時代のホモ・サピエンスはその10倍程度だったと推定されています。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<地球全体で2万人>
<ホモ・サピエンスはその10倍程度>
両種の交接は難しかったのでしょうね。

お礼日時:2023/03/20 17:53

4万年穂ほど前、ネアンデルタールとホモサピエンス全体でも、12000〜16000人と試算した学者も。


ネアンデルタールは、12人〜20人程度の集団。ホモサピエンスは、100人あるいは200人の集団であったとされる。
この集団数が、言語発達の違いでもあった。

絶滅したとされる時期には、住む地域によっては、目はブルーであり、子供はホモサピエンスとの大きな違いがなかったとも。見た目が。
そのために、混血淘汰したとも。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<全体でも、12000〜16000人>ですね。
両種の交接のチャンスは少なかったのでしょうね。

お礼日時:2023/03/20 17:50

「人口」の事ですから「2.」になります。



但し、数十万人というのは、何かの間違いだと思います。
人口については、これまで数千もの標本が発見されてはいるが欧州大陸での総人口は多くても6千人ほどで、 地球全体でも人口が2万人を超えることはほとんどなかったと思われる・・・とされています。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
<地球全体でも人口が2万人を超えることはほとんどなかった>のですね。

お礼日時:2023/03/20 15:15

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