最近、ある著名な科学者の次のような言葉に出会いました。
「私は、哲学というものはいたずらに思考を混乱させるもの以外の何物でもないと
思っています」と。
私は、このカテゴリーに参賀するようになってから早3年近くたちますが、「哲学な
どやらないほうがいい」という助言を、実は何度ももらっています。
そして、事実何度も混乱をしています。
何故、混乱したかと考えたところ、哲学というものは、ある結論とそれに基づいた論理
を合わせたものと私は理解していて、西洋哲学というものは究極の結論というものがあ
って無いようなもので、それに基づいた論理であるから混乱をせざるを得ないのだと思
います。
意識の厚薄はあれ、人はそれぞれ経験に基づいた哲学を持ち、論理を持っているはずです。
それが、現実を離れた観念思考によって混乱をさせられるのではないかと考えられます。
私は西洋哲学というものをキチンと勉強したことがなく、少し腰を入れて学ぼうかなと
思っていたところでしたので、この質問をしました。
また、冒頭で紹介した科学者は続けてこう言いました。
「しかし、私は明快な哲学に出会い、哲学というものの理解を変えるに至りました」と。
皆さんの率直なお考えをお聞かせください。
A 回答 (20件中11~20件)
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No.10
- 回答日時:
あくまでも個人的な意見ですが、経済博士を英語で書いたら、Doctor of Philosophy in Economicsとなるように、Philosophyの意味はかなり広いと思います。
私が思うに、哲学とは人間が生きて行く上で根源的な学問の事です。
経済学や文学などいろいろな学問が世の中にありますが、哲学とそれらの学問では階層が異なると言うイメージです。
パソコンで例えるならば、OSに当たるものが哲学(人間の根源的な学問)であり、DVDソフトを読み込んだりやダウンロードをしてインストールするソフトウェアが経済学や文学という一般的な学問です。
つまり、Philosophyがあって、Doctor of Philosophy in EconomicsやDoctor of Philosophy in Humanitiesなどがある。
と言のが、私の哲学のイメージです。
パソコンのOSは世の中で一種類ではないと同じように(覇権の関係で2種類だけだが、本当はもっと多い。)、哲学も世の中で一種類ではありません。
以前まではその科学者は、OSは一つしかないと思い込み、「いたずらに思考を混乱させるOS」が哲学の全てだと思っていたが、いろいろなOSが世の中にはあると気づき、その中から「明快なOS」に出合って、頭の中のOSを入れ直したのではないでしょうか。
哲学をパソコンのOSにたとえるとは、なかなかgooではないでしょうか。
ただ、現在は古い旧式のものやら、大量生産の無料の粗悪品やらばかりなので
注目されていなかったという感じです。
哲学を模索する時代が来ているような気はしています。
No.9
- 回答日時:
哲学者の著作や解説書、哲学史などを読んでみようかな、ということでしょうか。
自分と波長の合う本なら読み進めるのにそれほど時間はかからないのかもしれませんが、自分とは違う波長の読み物だと、咀嚼するのに時間がかかると思います。西洋哲学なら翻訳のこともあるし、どの翻訳が自分の理解の助けになるのか、なんの前知識もなしに引き当てるのは簡単ではないかもしれません。
でもこう思います。楽しんで学べるならどんな本から手を付けてもいいのではないか。テーマを決めて、そのテーマについて書かれている本を探すのでもいいですが、手に取ってみて、パラパラめくって、行けそうだと思ったものから読んでみるとか。
という凡庸な意見は求めてなかったでしょうか(笑)
率直な意見を書くと、私も哲学を勉強したことはほとんどないので調べてみました。
https://mottochanto.net/beginner-philosophy-book …
楽しそうですね。哲学書。
ニコマコス倫理学とか、ラッセルの哲学入門、大衆の反逆、などが挙げられています。
僕も一冊買おうかな。
因みにアマゾンの商品ランキングでは、ニコマコス倫理学・下巻は143,976位です。すごいですねー。重いものほど底に沈むのでしょうか。しかしですね、4位には「漫画 君たちはどう生きるか」が入っております。人々の倫理に対する関心が高いことが分かります。そして2位には、「極上の孤独 」というタイトルの本が。如何に生きるべきか、人生をどうとらえたらよいのかというのはいつの時代も要請されている事柄なのでしょう。
人間は奥手の人でも20代で思考の枠組みは決まってしまうだろうと思います。
ですから、それまでは何を学ぶかを実は慎重に検討すべきだと思うのですが、
あまり考えないのが一般的でしょう。
つまり、気がついたら自分の思考は固まっていた、という恐ろしさ(笑)。
そう思うので、若い人には何か教えたくなってしまうのですが、それもなかなか
できにくい。
大人になったならば、そういう意味で興味のあること、知りたいことを自由に楽
しんで勉強してよいということになるでしょう。
ただ、自分の思考の枠組みをしっかりと把握しながら…
>私も哲学を勉強したことはほとんどないので
そうでしたか。ならば、ガッツリ勉強した時の伸びしろはキサラギさんならば大
きいのではないでしょうか?
私も負けずに頑張りたいですね。
いやあ、昨日から今日にかけて随分投稿しました。思索も読書もしましたけれど
疲れていないです。身体はすぐ疲れるのに(トホホ)、頭はまだ元気なようです。
No.8
- 回答日時:
うーむ。
と思わず考え込みました。>意識の厚薄はあれ、人はそれぞれ経験に基づいた哲学を持ち、論理を持っているはずです。それが、現実を離れた観念思考によって混乱をさせられるのではないかと考えられます。
言わんとすることをまとめます。
・人間は経験に基づいた哲学を持っている。
・一方で現実を離れ、観念に基づく哲学ある。
・一般の人間は第一の現実に基づく哲学で行動している。
・これを妨害されると混乱をきたす。
しかし哲学者も同じなんだと思います。
・経験を基盤としていない哲学はありません。やはりどこかでそれが出てきてしまいます。
・また哲学者も、自分と経験が違う哲学者が登場すると混乱していると思います。
どこまで言っても混乱に次ぐ混乱です。問題はこの混乱を不毛と受け取るか、楽しめるかでしょう。不毛だと思う人は向いていないのかもしれません。しかし向いていないけれども、訓練した方が人生が豊かになることがあるかもしれません。まあ、私はこんなことを思いながら、参加しているわけです。もちろん手に負えないケースは、身の丈を考えて、身を引くわけです。
以前、どこかで「哲学とは理論の整頓方式である」という言葉を述べましたが、
この骰子さんの回答を読みながら、これは正しいと直覚しました。
いや、それは何かと言われたら困るのですが、骰子さんの何かの言葉が、私の中の
何かと何かをくっつけた、という感じです。
ある疑問に、経験的知識などを組み合わせては解き、あるいは比較し、あるいは
消し、という作業を繰り返し行うことによって、結論を出す。
そういう能力が人間にはある、と言ったほうがいいでしょうか?
その能力の行使によって私は「哲学とは理論の整頓方式である」ということを、
「正しい」と確信することができた、のだと思います。
このことは、意識というよりも心理学でいう無意識の領域で行われているのではな
いか?寝ているときも行われているのではないかと思いました。
まあ、そのことはまだ私の中では確信に至っておらず、時間をかけて、確信をする
か消すか、あるいは放置するか、ということになるのでしょう。
哲学者は、もっとずっと鍛錬されているはずですが、やはり同じことをしているの
でしょう。
若き日のデカルトは、ある寒村の宿舎の暖炉の部屋で深い思索に落ちた時のことを
手記でこう語っているそうです。
「霊感に満たされて、驚くべき学問の基礎を見出した」と。
瞑想的な思索、なのかなという感じです。
しかし、思いましたね、しっかりとした自分の原点というべきものを持っていないと
こりゃ危ないな、観念の海に永久に漂うことになりかねない、と。特に素人は。
No.7
- 回答日時:
学ぶ事は、良い結果だけが出るとは限らない。
確かに。
しかし、良い答えが出なかったとしても、それを生きる糧とできるかできないかは、単に使う本人次第。
1つの道具のようなものの使い方。
さて、学んで行くと、最初の解が、絶望しか見出せない、虚しい現実という、答えだった場合でも、のちに希望に結びつけ、見方を広げ、みちの先に差し出す、転ばぬ先の杖、となる場合も多々ありますよ。
万象の杖よと。王杖と問うか?木の枝の杖と等価?
大切なのは、感謝感謝や。
韓信さんは、猟犬をようがなくなれば、消される悲しき存在にと、自分をなぞらえましたが、
先への備えは、学問の基礎。
考えるとは、どうあがいても、仮想領域。
未来から光が来ても、人はそれを認知するのは、現在ではない。
その刺激を脳内に伝えたとき。すなわちやや過去こそ、現在、原罪。
苦しみ悩む様をやめたければ、確かに学ぶのをやめれば良い。哲学とは無縁と生きることも自由とも言えます。
しかし、生きていて考えていない時などない。
それだけはどうか忘れないで。
また絶望にしか目の前のことを見出せない時が来ても、必ずその先に、希望はある。
成長の性。わたしはすべての絶望的な理論を、希望持てる論へと転じさせることに成功しましたよ。2016てんけいをへて
早めるならば、シュミレーターこそ人類に必要な事、転ばぬ先の仮想知識。それが、人が持つべき哲学と呼べる。人の権利、考える事。
経験を人は信じます。信じたいのです。
それも、脳内にしかない仮想知識だと、認められないなら。しばしは、
自ら触れれるものだけを見て、みず の優しさを知れば良い
目的に対する強い意志があれば、無駄と思えるようなことにも意味が
生まれてくるという経験を私は持っています。
目的が自己の資産の蓄積的なもののみであれば、高い教育も教養も結局
無駄になってしまうでしょう。
高い目的というものが、その手段すらも磨いてくれるものかと思う。
そう思えば、夢とか希望という色褪せた言葉が蘇生してきます。
ただ、独学の場合、学び方を気をつけねばならないということを考えてお
ります。
No.6
- 回答日時:
わたしが哲学者に求めることは、諸学が哲学の子や孫ひ孫のように思っています。
おじいさんのところに来て遊んでいる孫やひ孫に、このテーブルのかどに頭をぶつけないように、床のこの部分は滑りやすいから、すべって転ばないように注意してほしいということです。
孫やひ孫たちは、素直に「うん、わかった!」というのですが、だいたい頭をぶつけたり、すべって転んだりします。
気の利いたおじいさんなら、かどのとがっていないテーブルに買い替えるか、かどを削って丸みを増やすか、それでも足りないので、スポンジのようなものをそこに当てたりします。
すべりやすい床には滑り止めを敷こうか、滑り止めを急に敷いたために、けつまずいて余計に転ばないか迷ったので、滑ったときにとっさにつかまる手すりをつけることにしました。
まごやひまごは充分に遊んでいきました。
ひとり残ったおじいさんは、自分の家が前よりも快適になっていることにしばらくしてから気づきました。
私が申し上げた「事」のことについて回答していただきました。
私は「うるさがた」なので、ちょっとうるさいことを言っちゃいます。
近頃の日本はより便利に、より快適に、より安全に、ということばかりだと
思っています。
人の幸せのために、ということには違いないのですが、「より~」というこ
とは、土台が決まっていてその上で、ということになります。
つまり、既存の土台(哲学)が人の幸せになっている、ということが決まって
いるということだと思うのです。
この発想は、哲学的ではなくて、諸学的だと思います。
No.2
- 回答日時:
3年いるなら解ると思いますが
哲学者もどきとなって毎度毎度進歩の無い質問とお礼
繰り返す連中にならなければ良いんでないの?
私事ですが最近、自分の事を「虚無主義者なんじゃないか?」
って思いました。最も、自発的にそういう事を学んだわけじゃない
色々と情報仕入れてたらそんな気がしてきた次第です
何が言いたいかと言えば
哲学するぞって思い学ぶより
自分の考えは何なのか?
って疑問の為の哲学を学ぶ
その方が混乱しないんじゃないのかな?
って言いたいのです
因みに私は学ぶ気は全くありません
他の情報仕入れてたらその内結論出ると思ってますんでね
率直なご意見、ありがとうございます。
>哲学者もどきとなって毎度毎度進歩の無い質問とお礼繰り返す連中に
それはありえないですね、私も目的があって参加しているので。正直、
惰性もないわけではないけれど、頭のいい人がいると思っている、これ
が一番かな?
あなたも「気になる人リスト」に入っています。
>哲学するぞって思い学ぶより自分の考えは何なのか?って疑問の為の
哲学を学ぶその方が混乱しないんじゃないのかな?
その通りだと思います。
私は、有名な哲学者たちがどこまでたどり着いたのか、に大変興味があり
それを知るためには、自分の思考の枠をそれなりに確立しないといけない
のでしょう。
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