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沸騰水に少量の塩化鉄の飽和水溶液を加えると、加水分解が起こり赤褐色の水酸化鉄のコロイド溶液が得られる
FeCl3 + 3H2O → Fe(OH)3 + 3HCl

加水分解は弱酸由来の塩基などから起こるのでは…
HClって強酸由来じゃないですか?

沸騰水が関係 教えてください!!

A 回答 (2件)

加水分解というのは、ある物質と水が反応して別の物質になる反応を意味します。


なので、弱酸云々とは無関係に左辺にH2Oが入るような反応であれば加水分解と言えます。
それと、沸騰水でHClが飛ぶかどうかは知りませんけど、あなたが書いた式の反応は、基本的に平衡反応であり、右から左に進む反応はCl-とFe(OH)3との間の反応なので、その速度はCl-の濃度に依存します。その一方で右に進む反応はH2OとFe^3+の反応ですが、その実験においては、大量の水の中に少量のFeCl3を加えたでしょ?つまり、H2Oの量がCl-の量比べて圧倒的に多いわけです。したがって、その平衡において左に進む反応は著しく不利になります。結果的に右向きの反応の方が進みやすくなります。当然ですが、水ではなく塩酸の中にFeCl3を入れるのであればそういう反応は起こりません。CL-の濃度が高いからです。

冷水ではなく沸騰水を使うのは、反応速度を速くし、短時間で平衡に至るようにするためであると思います。
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>加水分解は弱酸由来の塩基などから起こる


加水分解の定義:ある化合物が水と反応して別の化合物に変化すること。可逆、不可逆を問わない。
今回の場合、沸騰水中に加えるため、生じた塩酸は全て塩化水素として気相に逃げてしまいます。だから逆反応は起らず、水は十分強い塩基なのです。
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