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A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
俳句について
「俳句」は一応「抒情詩」の中に入れられますが、非叙情詩としての側面も持っています。俳句を「叙景詩」と位置づけた人もいます。(山本健吉氏)同じ「短詩形文学」でも、「短歌」のように叙情に徹底するのではなく、情景を述べるにとどめ、後は読者に任せるのが、俳句です。「もうすぐ別れなければいけないという悲しい感じ」の表現を求めても、俳句で表現するには無理があります。以外に、芭蕉は「面白うてやがてかなしき鵜飼いかな」「むざんやな甲の下のきりぎりす」など、直截的な感情を表に出しているように思われますが、実はこれも情景を補う手段であって、芭蕉自身の感情を読み込んでいるわけではありません。もっと分かりやすい例で言えば、「起きてみつ寝てみつ蚊帳の広さかな」(千代女)は、夫や子供に先立たれた悲しみを結果的に表現していますが、表面的には蚊帳の広さを言っているだけです。
ということで、別れる悲しみを前面に出さないのが俳句という叙景詩です。私は、「月いろ」を発想法としては認めましたが、これを生かすのは難しいと悟りました。「月」には色がありません。あるのは反射光です。やはり「月光」です。いきなり大きく出ますが、この太陽系宇宙に限っても、すべての色は(同時に光線は)太陽光だけであり、後はすべて反射光に過ぎません。月光もただの反射光です。
「月いろ」が活かせないと分かったら、潔く忘れて新たな発想を求めるのが俳句作りです。
なお、「季語」が無いとの指摘もありますが、「月」だけで立派な季語です。(秋)
https://www.google.co.jp/search?q=kigosai.sub.jp …
良い句を作って下さい。
No.8
- 回答日時:
個人的な感覚ですが。
帰り道→名詞、ただし「帰る」+「道」の複合名詞?、字数を消費するだけ。
月は立派な季語です、つきいろ、はなじみにくいといいましたが、では月光(げっこう)では漢文読み、日本文化の象徴?の俳句ではどうでしょう?。
もちろん、絶対不可と言う意味ではありません。
とりあえず、そのあたりに着目して、それなり人が読んだ作品を見てみることをおすすめします。
No.6
- 回答日時:
全体で感じることは、五、七、五にそろえただけ、という感じです。
先に述べた、いわれるところの「多型表現」、事実関係だけ伝えるニュース等では使用されますが、ただの平文になってしまいます、俳句や詩では最後の句でかろうじて使用可能?。
名詞+「と」+名詞、並列表現、犬と猫のように、君と帰り道、並列表現でどうする?、君との帰り道、または君と帰る道、でないと日本語になりません。
俳句ではなく、月の色を映した髪の君と帰る道・・・のような表現するところを無理に、五・七・五にするためいじっただけ?。
No.5
- 回答日時:
まず、季語がないのが俳句として最大の問題です。
季語がなければ俳句ではなく川柳です。言わなければわからないことは入れる、言わなくてもわかることは入れないというのがポイントですが、
「もうすぐ別れなければいけない」というのは後から解説してもらわないと絶対にわかりません。
No.2の指摘は完全に筋違いです。
この場合の「した」は過去時制ではなく完了相を意味しているので問題ありません。
No.3
- 回答日時:
「月色の」で、オヤと思いました。
「ひょっとしたら、モノにかも」と思いましたが、でもやっぱりよく分かりません。月光に照らされた黒髪の少女は作者のその少女に対する思いを匂わせていて、実に俳句的な発想です。だが、読んだ人は「月のような色に髪を染めた少女」と思うかもしれないのが残念です。「月色の髪の少女と別れけり」ではやはり弱いですね。これを何とかできると良いのですが。しかし、こういう発想は大切にしてください。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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