江戸時代、名主の宗派

一つの名主家で二つの、お寺に、お墓がありますが、それぞれ真言宗、浄土宗と宗派が違います、こんなことは稀ですか？

No.1 ベストアンサー 回答者： kuma-gorou 回答日時： 2018/11/16 18:18

徳川幕府は、人の平等を説くキリスト教と過激思想の日蓮宗を弾圧する一方、宗教行政の枠のなかで存在する仏教については、寺請制度が設けられ、民衆は固定した寺院の檀家となり、菩提寺の変更は結婚のとき以外は禁止。

事実上、寺院に民衆の戸籍があり、結婚、引越、奉公、検死、埋葬、旅行の際は寺院の寺請証文が必要でありました。

取り分け、浄土宗は幕府の手厚い庇護を受け、多くの大名やその家臣は浄土宗に宗旨替えしました。
ゆえに、ご先祖のお墓と宗派が異なる事は稀ではありません。