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なぜ戦後GHQの政策で国史、地理、修身の授業が禁止になったのでしょうか??
それぞれ理由を教えてください

A 回答 (9件)

>なぜ戦後GHQの政策で国史、地理、修身の授業が禁止になったのでしょうか??



GHQの政策で禁止になった理由でしょうか?それともGHQがそれらの学問を禁止した理由でしょうか?

前者の回答は、「GHQ」がそう決めたからです。ただ、それでは1907年のハーグ陸戦法規に違反しますので、日本側が自発的にそれらの学問を禁止したという事実が必要になります。自発的に禁止したのなら、日本側の公式な禁止理由を述べる必要があります。その理由については既に回答されているかと思います。


後者の理由は以下になります。






■国史を禁止した理由


国史とは、海外で言うところの国民国家史です。
国民国家史とは、本来の歴史とは違って、「自国に有利な解釈をする歴史観」というものです。


例えば、1801年のコペンハーゲン焼き討ち事件。
例えば、1940年6月のメルセルケビール海戦。

これは客観的なの歴史観では、イギリスの「名誉ある歴史」に傷をつける歴史となるでしょう。


ではイギリスの国民国家史でこの歴史はどのように書かれているのか。

1801年のコペンハーゲン焼き討ち事件は、国際法上の緊急避難による正当な行為と教えます。
1940年のメルセルケビール海戦は、「例え同盟国であろうとも、国家存亡のために行動するのが政治のリアリズムだ」とむしろチャーチルの英断という名誉ある出来事として教えます。


場合によっては、「都合の悪い歴史はなかった事にする」というのも、イギリスに限らず国民国家史では良くあります。これが、本来の歴史と国民国家史の違いです。イギリスだけに限らず実は世界のスタンダードはそのように、自国の有利に歴史解釈をするという国民国家史が主です。



また、日本が国民国家史にすると、天皇を中心とした歴史観も加わります。GHQは日本の民族意識そのものを解体したかったので、天皇を中心とした歴史観も禁止しました。



■地理を禁止した理由


当時の地理とは、いわゆる地政学の事です。

当時は、日本は地図から消え、アメリカに占領されていました。
独立国ですらありません。独立させるにしても、アメリカの属国というのが前提です。(今も解釈によっては属国となります)

そんな状態ですので、アメリカの許可なく外交などさせないと言うのがGHQの方針です。
外交をさせないために、外交が出来る人間を作らせなければよいという方針を採ります。

それが地政学の禁止です。


地政学は現在の日本では「侵略のための悪知恵」というイメージが強いですが、それがまさに地政学を排除する術中にはまっている事になります。地政学は、外交官にとって必修の学問で、普通の国の外交官は地政学を理解しています。

日本の外交官は外交が下手だといわれますが、地政学を学んでいないのも大きいでしょう。
現在は当時とは全く違う内容の「地理」が、学校の授業で教えられています。



■修身を禁止した理由

GHQは、日本人と言う民族意識そのものを解体させる政策をしました。

これは、イギリスの歴史学者アーノルド・J・トインビー博士の「12・3歳までに自分たちの国の神話を学ばなかった民族は例外なく滅んでいる。なぜなら自分の国の歴史や神話、これらについて何も知らないと自分の国に対する誇りが持てないからです。」という発言に習ったものであり、占領政策において合理的な手段と言えます。



現在の日本人が、古事記をあまり知らないのは、学校の入試で古事記を暗記しないと合格しないなどがないからですが、それはその政策の一環です。

修身もその影響で禁止されましたが、先ほどの日本の国民国家史である国史の禁止や、地政学の地理の禁止とは異なり、当初のGHQは修身を禁止するつもりはありませんでした。

禁止するきっかけになったのは、当時の文部大臣がマッカーサーにお願いした事が原因です。

「これを読んで下さい。こんなまともなことしか書いていないでしょう。危険な思想じゃないんです。日本人を立派な国民に育てるためのものなんで、禁止しないで下さい」と当時の文部大臣は言いました。

それについてマッカーサーは「じゃあ、禁止しよう」と答えたのだそうです。


先ほど言いましたが、マッカーサーの目的は日本人の民族意識の解体です。修身も日本人の民族意識を構築する上で重要なものだと考えたのでしょう。


因みに現在は、教育勅語や修身はアメリカでは英訳され、ベストセラーになっています。これが何を意味するかと言うと、教育勅語や修身は日本人の民族意識にはあまり関係なく、ただの道徳教育であると言うことです。欧米で高い評価を受けている事は事実ですが、これは日本民族の民族意識の思想が高く評価されているのではなく、道徳教育として純粋に評価されているからです。マッカーサーは勘違いしたと言う事になります。
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国史は、神話や言い伝えが多い。


修身は、世界基準のモラルとあわない。
地理は台湾と朝鮮半島が日本から消えた。
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もし北朝鮮が崩壊したら、北朝鮮の国の人たちに、その教科書に載ってることは間違いだからって教えてあげることになるじゃないですか。

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文学者で元慶應大教授の故江藤淳氏によると占領期にGHQが思想統制をしております。

いわゆるウォー ギルドインホメーション プログラムだったと思いますが要は戦争を再び起こさないように洗脳をしたようです。第一次大戦後のベルサイユ条約でドイツは天文学的
な賠償金を払わされましたが20年も経たないうちに大国として復活して第二次大戦の準備を完了しております。こうした事が起こらないように教育に介入したのが真相らしいです。詳しくは江藤淳著の閉ざされた言語空間を参照して下さい!
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国史・修身に関しては、皇国史観に基づくものとして、教科書は全て使用不可能なので、授業は全て禁止措置となりました。


地理についても、同様に日本帝国の領土の根拠が、皇国史観・軍国主義による拡大政策に基づくものとして、教科書の使用不可能(世界各国の領土などは、分割や統治国家の変動なので、戦後の状況とは一致しないので、事実上、使用しても意味は無かったでしょう)、授業も禁止とされました。
文科省の概説によると、以下のとおりです。
「軍国主義的及び極端な国家主義的思想の排除を教育内容において徹底しようとするもので、修身・日本歴史・地理の授業停止とそれらの教科書・教師用参考書の回収とを命じたものである。」
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そこから得られる思想、発想が、また他国に戦争を仕掛けるのに通じるからそれを防ぐ目的で禁止しました。

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間違った指導をしてきたので、その指導内容そのままじゃダメだってこと

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つまり


今までの教育が間違っていたということです

地理というのは
初めて聞きましたが
日本が占領していた他国の地図の
塗りかえのことでしょうか
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自分で本を読んで調べなさい

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