梁

梁に適した木材（無垢材）というと　何になるでしょうか。

理由（性能など）を添えていただけると有難いです。

また、杉の梁での提案が多かったようなのですが
性能・耐久年数など問題ないものなのでしょうか。

詳しい方がいらっしゃいましたら、
よろしくお願いいたします

No.1 ベストアンサー 回答者： 2080219 回答日時： 2018/12/10 04:07

こんにちは。

正解に近づくほどありきたりなものになりますが、ヒノキですね。
日本は地震国ですので、特別な対策をした家を建てない限り、
建築材料のもつ特性に頼るほかないわけですが、柔軟で強度も高いという特性が有利です。
また、ヒノキ自体に防虫効果がありますので、シロアリ対策に悩む必要性も減ります。

ただし、核家族化が進む中、長男があとを継ぎ代々住み続けるという習慣も薄れました。
ですので、そうした観点からの考察も重要です。
我々日本人はオーバースペックや、いわゆる「全部入り」を好みますが、
住宅となりますと価格に大きな差が生じますので、その辺りは住む方の事情によりけりです。

耐震性について前記いたしましたが、現代はCAD（コンピュータソフト）を使用して設計しますので、
建築に適した材料を用いるのであれば、建物の強度に関する悩みは不要です。
むしろ、手抜きをしないキチンとした施工業者に任せるという要素のほうが大切です。
強度計算の際に、手抜き業者はギリギリの値を用いて設計してしまいますので、
後に歪みや亀裂など、新築間もない物件では本来ありえない障害が発生します。
違う業界での例えになりますが、近年の自動車メーカがリコールを多発するのも同様の理由です。
設計限界に近い値で製造してコストを浮かせていますので、枯れた技術で製造できる部品ですら欠陥を生じています。

個人的にお世話になっている大地主さんのお宅の梁は、信じ難いほど太いヒノキ材でできています。
建築に詳しくない方にはわからないかもしれませんが、ご質問者様のように関心のある方、
私のように素養のある人間は、一見しただけで圧倒されます。
流石というほかありません。
現代の技術で計算すれば明らかにオーバースペックですし、建てられた当時もそうだったはずですが、
おそるべき財力のなせる技です。

横道にそれましたが、お勧めするならやはりヒノキです。

この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時：2018/12/16 22:58