ショボ短歌会

Here, then, is joined no argument between slightly differing philosophies. This conflict strikes directly at the faith of our fathers and the lives of our sons. No principle or treasure that we hold, from the spiritual knowledge of our free schools and churches to the creative magic of free labor and capital, nothing lies safely beyond the reach of this struggle.

これはアイゼンハワーからの引用ですが、http://www.bartleby.com/124/pres54.html

"Here, then, is joined no argument between slightly differing philosophies." の意味がわかりません。「ここ(アメリカの"faith"が至上の価値を持つこと)には、いささかの異論をさしはさむ余地が無い」という意味でしょうか?

A 回答 (2件)

"Here, then, is joined no argument between slightly differing philosophies." は倒置が起きているので、普通(?)の形に変換して見ます。



"Then, no argument between slightly differing philosophies is joined here ."

or,

"Then, no argument is joined here between slightly differing philosophies."

join は、「結びつける」とか「(川・人・グループなどが)合流する」という意味ですよね。Nogawa joins Tmagawa here.と言ったり、受動態でTamagawa is joined here by Nogawa.と言うこともできます。
ここでは、この用法とは少し違いますが、argument の中身の緒論がかみ合って結果を得る、と解釈して見てはどうでしょうか?

argument は、もちろん「議論、討論」と言ったことですから、いろいろ考えて見ましたが、ここでは「(Hereこのような我々の信義の敵が「真実」を苛むような状況では、then 必然的に)僅かの違いを持つ見解どうしの間でさえ、議論は収束に至らない。そして、このような対立は、我々が父祖から受け継ぎ子々孫々に伝えていかねばならぬ信義をひどく損なうことになるのだ。」(つまり「建国の精神」とは、tyrant や force への屈従から立ち上がり、faith へのdevotion と dedication を通してその大きな高い視座において手を携えることで自存していくことにあるからだ)ということではないかと思いました。"slightly differing philosophies"は、4段目の"differing political faiths"と同じことを言っているのではないかと思います。

時間がなくてよく見ていないのですが、"argument is joined"という表現については、こちらが同じ例ではないかと思いましたので、よろしければ読み比べて見てください。

http://216.239.57.104/search?ie=EUC-JP&lr=lang_j …

すごく懐の深い文章で、四苦八苦で読んでみましたが、とてもその真意に届きません(当然ともいえますが)。いちばん聞き慣れているはずの"free"という概念が一番難しいような気がいたしました。

また、前回はhotなコメントをありがとうございました。書かれている内容にも「なるほど」と頷かされました。やはり「建国の精神」は、繰り返し語られる原点であり、"identity"なんですね。歴史のリアリティを添えていけばいっそう興味の尽きない観点だと思います。ぜひ、極めてください。

(ちなみに、「火をくべて」は「火をつけて」もしくは「火に薪をくべて」が本来だと思います〔「火をくべて」と言っている方も結構居られるようですが〕。今回のも、「私の解釈」ですので、読み違えが有った際はご容赦ください。あくまで参考材料として見ていただきたいです。)
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この回答へのお礼

今回も詳細な分析、回答をありがとうございました。
FDRからクリントンまで就任演説を聞いてみましたが、アンゼンハワーが一番抽象的で、語彙レベルも難しかったです。逆に一番内容が具体的で心に訴えかけてきたのがレーガンです。「小さな政府を!」という訴えは、予想に反してニクソン2期からはっきりと就任演説でなされていました。しかしレーガンが公約として誓ったのは迫力がありました。ルーズベルトの、ときには三権分立の原則さえ制限するような大きな政府、というものと正反対で面白かったです.就任演説で建国の父に敬意を表するのは興味深いですが、各大統領が自分たちの参戦を正当化するために使っているのも目に付きました。モンロー主義のくびきとはそんなに強固なのでしょうか。思ったのですが、彼ら大統領の多くの戦略は、「建国の父に敬意を表し、アメリカの誇る自由を賞賛」→「それを脅かすものは許さない」というレトリックです。これがアメリカ人に訴えやすいのでしょう。FDRのときは金融家の自己中心性を制限するためにこのレトリックを使いましたし、その後の多くの大統領は戦争正当化のために使いました。すみません、お礼の欄を借りて感想を書いてしまいました。
「火をくべて」は可笑しな表現でした、ご指摘ありがとうございます!

お礼日時:2004/11/29 17:32

「ここには、しかし、わずかに違う考え方の間の論争は、一緒にならない。



Here=自由や民主主義の敵との対立

argument between slightly differing philosophies=(基本的な信念は共有しているが)考え方が少し違う者たちの間の論争(例えば民主党と共和党の間の論争)

no ~ is joined=一緒にならない。同列に語ることはできない。レベルが違う問題である。

のような意味だと思います。 
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