プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

過酸化物価&カルボニル価により、油脂の劣化度を調べる実験なんですが、原理がわからなくて困っています。
過酸化物価の実験で用いた
試薬は、クロロフォルム(氷酢酸2:3混液)、飽和ヨウ化カリウム、N/100Na₂s₂o₃溶液(F=0,995)、1%デンプン指示薬です。
試料は、新品の菜種油と使用済みの菜種油です。

カルボニル価の実験で用いた
試薬は、0.05% 2,4-DNPHベンゼン溶液、4.3%トリクロル酢酸-ベンゼン溶液、4% KOH-エタノール溶液です。
試料は、新油ベンゼン溶液(12.868mg/5ml)、 使用油ベンゼン溶液(5.333mg/5ml)です。こちらも菜種油です。

もしわかられる方がいらっしゃったら回答お願いします。私は最近化学を勉強し始めたため、化学が苦手なので、できるだけ簡単な説明でお願いします。

A 回答 (1件)

カルボニル価についてはやったことがないので分かりませんが、ヨウ素価の測定については同じ方法でやったことがあるので、その時のレポートから、、、



過酸化物はヨウ化カリウムと反応するとヨウ素を遊離する性質があり(↓)

  -CH2-CH-CH=CH-
       |          +     2KI
       O-O-H
                 ↓
  -CH2-CH-CH=CH-
       |           +  I2  +  K2O
       OH

これにデンプン溶液を指示薬として入れ、チオ硫酸ナトリウム標準液で滴定すると

   I2 + 2Na2S2O3 = Na2S4O6 + 2NaI

となり、反応が完結したとき、デンプンの紫色の着色が消えます。

入れるヨウ化カリウムの量を決めておけば、
試料採取量、チオ硫酸ナトリウム標準溶液のファクターと滴定に用いた使用量から過酸化物価が求められるみたいです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

わかりやすい説明でありがとうございます。
過酸化物価の公式は参考文献に載っていたのでわかったのですが、化学を勉強初めてまだ日が浅いので、難しい文章ではなかなか理解ができないので、このようにわかりやすく説明していただけると大変ありがたいです。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/11/28 18:20

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!