No.8ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
おもしろいたとえですね。私も混ぜてください。
宇宙の仕組みについても生命の誕生の仕組みについても解明されていない謎は多く、また、「25mプールに時計・・・」のたとえもその前提や計算方法が不明なのですが、考察の取り掛かり方としてはおもしろいので、少々コメントさせてください。
ポイントは、「[ドレイクの式]によりいろいろな人が一生懸命考えている。その意味では[プールに時計]はちょっと言いすぎかな・・・」
地球外の知的生命体については、専門家もオカルトさんも一度は考える問題ですが、なかなか答えが出ないのも事実でしょう。
その問題の取り掛かりに当たり、フランク・ドレイクさんという天文学者が問題点を整理しようとした単純な着手方法があります。
その後「ドレイクの式」と呼ばれるようになった簡単な掛け算だけの式なのですが、いわば、問題を分解する式で、最終的には「電波で通信ができる生命体がいる惑星が銀河系に何個ぐらいありそうか」を答えようとする設問です。
本来の式の趣旨とはちょっとずれますが、単純化して解説してみると・・・。
① 銀河系には2000億の星(太陽)がある。全部が惑星を持っているわけではないが、惑星を持っている比率くらいなら推定できるはず。
② 惑星がいくつあろうが全部が生命の誕生できる環境ではない。でも、生命が誕生できる環境(水があるなど)をもつ比率くらいなら推定できるはず。
③ 生命が誕生できる惑星がいくつあろうが、全部に生命が誕生できるわけではない。でも生命が誕生できる確率くらいなら推定できるはず。
(中略)
○ 電波が発射できる技術を持つ生命体がいくつの惑星で誕生したにせよ、その生命体はいずれ滅亡する。でも、今(※)の段階で滅亡していない確率くらいなら推定できるはず。
※「今」といっても受信できる電波が発射された過去の一時期のこと。なお、存在確率は電波が発射できるようになってから滅亡するまでの期間(!)を推定することになっています。
それぞれの「比率」はそれぞれの分野の専門家が研究して推定すべきとしていますが、ドレイクさんはひとまず、2000億個の星のある銀河で10個くらいは知的生命体があるかも・・・と計算しています。
もちろん、結果の幅は大きく、存在確率は上下3桁も4桁もずれてもおかしくないのですが、少なくとも0ではないことだけは事実ですね(地球があるから)。
一方、「プールに時計」はちょっと大げさかなあ。
もし、25m四方のプールの底に、1平方mmの穴が開いた時計の基板パネル(骨組み)があり、この穴に、無作為に(でも垂直に)投げた歯車軸の片側がポトンとはまる確率を計算すると、面積比で約6.3億分の1。
さらに軸のもう一方の端にもう1枚の基板パネルの穴がはまるとすれば、それだけで約4×10の17乗ですので、2000億の星の中の1つより何桁も確率が小さくなりますね。
まあ、時間の流れも考える必要もあり、例えば「水中を浮遊するプラスチックの部品を空想し、ひとたび正しい場所にはまるとはずれなくなるのでいずれ完成する」というモデルを考えるといわゆる「進化」のモデルに近くなって納得感が出てきますが、その場合には「完成に必要な時間」との表現であって「確率」という言葉ではちょっと方向性が違うかも。
それでも、最終的に確率算出を目安として表現し、考察する方法は有意義であると思います。
さてさて、すっかり長くなりましたが、ご参考になりましたでしょうか。
すみません、さらに長くなってさらに恐縮ですが、次のような空想のお話も。
もし、私が、「今夜カレーを食べたい」と思ったとき、そう思っている脳は明らかに原子の塊であり、その配列は有限の確率で表されます。
さらに、「カレーを食べたい」と思う行為も脳の中の伝達物質とイオンの配置で決まるので、その配列も有限の確率です。
もし、宇宙が無限なら、まったく同じ脳とイオンの配置が偶然に生じる可能性があり、ひょっとしたら、どこか遠くの太陽の中で、今の私の脳・体とまったく同じ配列が偶然にできあがり、「あ、カレーが食べたい」と思った次の瞬間に焼き尽くされているかもしれませんね・・・。
ちなみに、「人類の発生する確率」をこのような「原子の配列が偶然に発生する確率」とするなら、「プールに時計」どころの確率よりさらに極端に小さくなりそうで、このような考え方の確率計算をみたことがありますが、あまりにも小さくて現在観測可能な「有限の宇宙」の範囲を前提にすると非現実的な(さすがに偶然だけでは不可能)な結論でした。ま、それでも0ではない(笑)
お役に立てば幸いです。
No.6
- 回答日時:
そうですね。
体のつくりから何から、アメーバのようなものが地道に様々な偶然を積み重ねて今の姿になって行ったって考えるのは無理があります。
何者かの意志が介在してこういうふうに作られたと思えてきます。
No.2
- 回答日時:
現在地球が存在するのも、その上に人類が生きているのも、偶然に偶然がものすごい倍率で重なった上に成り立っています。
だからこそ、今生きていることを感謝し、充実した人生を送りたいものです。
「連休が長すぎて暇!」なんて言わないように!
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