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FOB(「本船渡し)は"freight on board""free on board"のどちらの略でしょうか?両者は全く別物なのか、呼び名が2つあるのかどちらでしょうか?

A 回答 (12件中1~10件)

こんにちは



International Commercial Terms [Incoterms]
定型的貿易取引条件

そのFグループ:売主が自国内で品物の輸出を行うときに用いられる取決め。
売主から買主にいつの時点で費用負担と危険負担〔品物の滅失毀損に対する責任負担〕が移転するか〔取引の重要ポイント〕によって、3種ある。
http://learning.unl.ac.uk/int_purchasing/Incoter …

つまり、freeとは、売主がいつの時点で〔どういう取引上の要件を充たしたら〕、売買における費用と危険の負担から自由になるか、ということです。


FCA : Free Carrier
運送人渡:売主が品物を輸出国の指定地で買主が指定した運送人に引き渡した時点が基準。
その時点以降の費用および危険はすべて買主が負担。

FAS : Free Alongside Ship
船側渡:売主が、指定港で、品物を船の横〔船側〕に置いた時点が基準。
その時点で売主は引渡しを完了したことになり、これにより、その時点以降の費用および品物の滅失毀損についての責任はすべて買主が負担する。
この用語は、海路または内陸の水路による取引にのみ適用される。

FOB: Free On Board
本船渡:品物が指定港で船の手すりを超えた時点が基準。
その時点で売主は引渡しを完了したことになり、これにより、その時点以降の費用および品物の滅失毀損はすべて買主が負担する。
この用語は、海路または内陸の水路による取引にのみ適用される。
http://www.iccwbo.org/incoterms/preambles.asp 



実際には、空路による取引、与信取引、委託販売においてもFOBの用語が使われている、との記述もあります。
http://www.export911.com/e911/export/comTerm.htm



英語だと
http://www.iccwbo.org/incoterms/preambles.asp 

日本語だと
JETRO
http://www.google.co.jp/search?q=cache:DTRormhSc …
が分かりやすいようです。
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建値の意味が分からない人にFOBって何?と聞かれた事がある。



ソフトウェアの業界だったので、その価格でFree Of Bugsであると冗談で言った。

納品したあと、クレームがあった。私も謝った。Free Of Bugsじゃなくて、正確にはFull Of Bugsであったと。

ちょっとだけ笑ってもらえたかも。

教訓と反省:アメリカ人はFOBの本来の意味を知らない人が多く、独自の解釈で使っており、またユーモアのセンスが全くない。残念!
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Gです。

 補足質問を読ませてもらいました. 回答が遅くなり申し訳ありませんでした。

>「FOB Factoryで売りなれているアメリカの業者が貿易をするときに誤解が起るのがここなんですね。 乙仲等の仲介人をアメリカで使わない限り、陸上運賃が輸入側でもつことができません。 これが理由でL/C上の記入項目にも困難を起こさせる事もあります。」
ここの所が難しくてわかりませんでした。もしお時間がおありでしたら補足説明をお願いします。

このFOBと言う用語は貿易だけの用語ではないのです。 国内販売・購買条件としても一般的に使われいます。 この単語を知らないビジネスマンはモグリだと言う事です。 しかし、用法が違う為、貿易とは少し違う事になります。 よって、インコタームで一貫した国際的理解をさせるために用語説明がなされているわけで貿易をするものにはこれを使って十分な理解が必要となるわけです。

f.O.B. Factory/shipping pointと言う言い方をして、輸送費は全てバイヤーが持つ、と言う理解があります。 (正しい事ですが)。 これが一般的に使われる条件ともなっています。 これで、輸送費を着払いにできるわけです。 輸送費を着払いにせずPrepaid and addとして、バイヤーにインボイスに載せるやり方もします。

また良く通販でよくやる事ですが、F.O.B. add shipping charges and handlingと言うやり方で輸送費の実費以上の金額を請求し利益をあげるようにするのも一般的です。

乙仲を使わずにするとアメリカ国内の陸上運賃などはFOBと言う用語使っているにもかかわらず着払いができません。 船や航空での輸送運賃は着払いはできますが陸上運賃は着払いできないわけです。 つまりFOB destination はもちろんFOB factoryの条件は貿易では一般的に満たせない事になります。

よって、乙仲や混載業者のNVOCC B/Lを使わない限り陸上運賃は着払いができなく、この知識をもたないセラーは困るわけです。 ですから私のような商社を使うか他の業者を使う必要がでてくるわけですね。

よって、この違いを知ることによって、(また日本サイドでも)このFOBと言う単語を誤解なくまた問題が起こる事を防げるわけです。

と言う事で本船渡しと言う日本語訳が分かってもその裏の専門的知識が必要となる単語のひとつといえます。

また、輸出する物によって、港での「船に乗せる費用」が馬鹿にならないものがあります。 例えばクレーンを使わなくては載せることができない機械類はその例です。 この場合売値に含まれていない場合には、または、買い手の責任・費用としたい場合などはFASが使われなくてはいけないということにもなります。 それを知らなかった為F.O.B. U.S. portで売ってしまった場合、売り手は法律上はらわなくてはならない状況になり、買い手がそれをのまなくては、売り手の負担になってしまうことになります。

もしこれで充分な説明となっていないようでしたらまた書いてください。
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回答が出尽くしている感じですね。


特に、9さんの説明は詳しく且つ正しい説明なので、付け加える事は有りませんが、過去の経験から敢えて付け加えます。

FOB, FAS, FCAの用語に限定すれば、現在はFOB以外殆ど使われません。(特殊は取引では使われているかも知れませんが)

FOB 取引条件の場合は、通常輸出国の船積港(空港)渡しと解釈するのが世界の常識です。
従って、日本からの輸出の場合は、例えばFOB YOKOHAMA (FOB NARITA AIRPORT)と標記します。必ず、輸出側の船積港(空港)を記載しないといけません。
なぜなら、米国ではかなり薄れているとは思いますがもう一つの解釈があります。
輸出側はFOB YOKOHAMAのつもりではあるが、単にFOBと標記した場合、米国側はFOB 米国港(例:LOS ANGLES)と解釈する事も実際に有りました。詰まり、FOBをCIF LOS ANGELESと解釈したのです。

>船積み決定権とは具体的にどういうことでしょうか?
言い換えれば見積条件の事です。詰まり、FOBにするかCIFにするかの決定権です。売りー買いは対等とは言え、やはり買い主に主導権が有るのが一般的です、従って、売り手は、買い主が希望する見積条件、運送方法(AIR or Sea)、船積港(空港)、受入港(買い手の指定港)に合わせて見積するのが一般的です。(勿論、売り手が強い立場に有る場合は、この限りではない)

では
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こんばんは。



FOB の正確な訳は、Free from all Liabilities On Board the Vessel です。つまり「船舶上での負担については、その責任を負わない」という意味です。
これの省略形が、free on board です。
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FOB = Free on board



単純明快にこれで回答になります。

アメリカは、アメリカ人だけの独自の言葉を使っているから世界標準としては参考になりませんね。
彼らはいつもそうです。
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大方、回答が出ていますが、補足です。



1)船積決定権
FOBの場合、通常、受荷主(荷受人、Consignee)が輸出港まで貨物を迎えに行く。  具体的には「xxx丸」に積む、叉はyyy船会社の本船に船積することを指図する権利がある。  指図が無ければ、輸出者(Shipper)が任意の船に積むことが出来る。

2)受け側
1)の荷受人、受荷主、Consignee、輸入者 のこと。

さらに疑問点があればご遠慮なく質問して下さい。  ご参考になれば幸です。
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アメリカに36年住んでいる者です。

私なりに書かせてくださいね。

この用語を使うときに2つほど注意しなくてはならない事があります。

1) FASとの違いを知ること。 FOB exporting portは船に乗せる料金がかかれば輸出者がそれを負担しなくてはならない。 つまり、この条件では、ダメージ及び紛失がないと証明される状態で船に乗せなくてはならないと言う事です。つまり、所有権が輸入側に変わるのは積んでからとなります。

積むときに何か事故などが起った場合は輸出側が責任をとらなくてはならないと言うことなります。 FASでは輸入側が責任をとる事になります。

2)もうひとつは本船渡しと略されているようですが、船とは限りませんね。 飛行機でも同じです。 問題点は、アメリカ国内での商用語としての理解を知る必要があります。

つまり、F.O.B. Factory, F.O.B. Destinationと言うような言い方をして、必ずしも貿易だけに使う用語ではないわけです。 FOB Factoryで売りなれているアメリカの業者が貿易をするときに誤解が起るのがここなんですね。 乙仲等の仲介人をアメリカで使わない限り、陸上運賃が輸入側でもつことができません。 これが理由でL/C上の記入項目にも困難を起こさせる事もあります。

また、このF.O.B.はFree On Boardの略としてインコタームで決められていますが、freight on boardと思っている人もいます。 商品(Freight)を運搬機関に載せた時点で責任と所有権が変わるという意味ではそうなるのでしょうが、やはり、Free On Boardの略として覚えておいた方が言いと思います。

これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。

この回答への補足

「FOB Factoryで売りなれているアメリカの業者が貿易をするときに誤解が起るのがここなんですね。 乙仲等の仲介人をアメリカで使わない限り、陸上運賃が輸入側でもつことができません。 これが理由でL/C上の記入項目にも困難を起こさせる事もあります。」
ここの所が難しくてわかりませんでした。もしお時間がおありでしたら補足説明をお願いします。
Gさんの大ファンです(カミングアウトしちゃった)

補足日時:2004/12/13 16:49
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