No.12ベストアンサー
- 回答日時:
一言でいうと「戦争ができない国」にしようということです。
その後の朝鮮戦争を契機に、米国の同盟国として逆に戦争ができる国に転換しようという動きが強まるわけですが…。
大日本帝国は、財閥と大地主を通じて国家を統制・運営していた。
国の政策を、少数の財閥と大地主を通じ、迅速に実行できる体制を造っていたわけだ。
治安維持法は、その他の不満分子を弾くためのものだ。
そうやって国の経済が回りだしても、その富を国民に回さずに貧乏のままにして、欧米に対抗できる軍事力を強化し続けていた。
例えば日韓併合だ。日本は大韓帝国を併合したのは、満州の利権を確保するために、日本国内に回すべき予算を朝鮮半島に回すためだった。そのために世界一の貧乏エリアだった朝鮮の生活・教育水準は飛躍的に高まり、満州の利権を確保して軍の増強にも効果が上がった。しかし、そのために日本国内が犠牲となった。特に戊辰戦争の賊軍エリアだった東北地方のインフラ整備が後回しにされ、発展が大きく阻害されてしまった。
GHQはそういう分析結果に基づいて、財閥解体・農地改革・治安維持法撤廃、そして女性も有権者に加えるなどの諸改革を断行した。
憲法も変えて天皇を象徴とし、第9条で戦争をしないものとした。戦争をしないのだから陸軍省と海軍省も当然廃止だ。
GHQの民主化政策は、このように多くの国民を政治に参加させることで、一部の軍国主義者が勝手に国を動かせないようにすることだった。
No.10
- 回答日時:
No9です。
今回は、GHQの民主化とやらについてお話しします。
(あなたは それ以外にも色々と誤解しているように思います)
治安維持法は、当時世界中で問題になっていた共産主義者を取り締まる為のものでした。
制定の原因は、「彼ら」は関東大震災時に朝鮮人と結託して暴動を起こしたことです。
それ以前の日本は、世界と比較して共産主義には寛容でしが、この暴動をきっかけに、治安維持法を制定し、共産主義者の取り締まりました。
以上から治安維持法は、国民をする為の法律ではありませんでした。(運用する側には問題があったかもしれませんが)
戦後にGHQが行った民主化と称した国体の破壊ですが、マッカーサーとアメリカの都合によるものです。
無知な方や日本が嫌いな人達は戦前戦中=天皇を盲信する軍国主義の国と思い込んでいる(思いたい)ようですが、日本は明治時代から民主主義でした。
独裁なら、戦前に内閣が何度も変わっていません。
東條英機も議会と対立して辞任しています(ヒント:独裁)
(これついては、質問の主旨から外れるのでお話ししません)
マッカーサーは日本を民主国家に(したことに)して、その功績でアメリカの大統領になろうと思っていました。
(これについては誤解している方が多い様ですが、当時の日本は軍国主義でも独裁国家でもありません。そんな状態なら当時の何度も政権が交代していません。東条英機は議会と揉めて辞任しています。)
しかし、他の連合国の考えは↓のようなものでした。
「彼ら」は表向きは、未来における日本の再武装への懸念を主張し、
その防止の為としての、自分達による日本列島の分割統治案や国民統合の象徴としての天皇の処刑を求めていましたが、本音は↓のようなものでした。
英豪蘭中:酷い目(植民地を失った)にあった恨みを晴らしたい。
ソ連:日本を共産化→領土化する為には天皇が邪魔。(とりあえず「戦後処理」で北海道と東北が欲しい)
→日本の精神的な支柱としての天皇を処刑する必要がある。
一方、アメリカとマッカーサーの考えは↓のようなものでした。
アメリカ:戦後の日本にソ連が居座るのは困る。
マッカーサー:日本を「民主化」した功績でアメリカの大統領になりたい。
(終戦の主要な原因は原爆とソ連の参戦なので、彼の功績にはならない。)
→その為には日本人の支持を得る必要がある→天皇は必要。
【日本】
ソ連の目的や革命が起こった他国の有様を知っているので、とにかく国体(皇統と領土)は守りたい。
↑のような状況で、マッカーサーは皇統の存続を条件に、東京裁判で戦争指導者を冤罪と事後法で裁き、日本に軍隊を放棄した憲法を(押し付けて)制定させ、日本人に自虐史観を植え付ける情報操作を行い、それらを基に後述のような様々な「民主化」を行いました。
A:言論弾圧(プレスコードによる↓の禁止)
A1:GHQへの避難
A2:東京裁判の批判
A3:憲法改定への批判と、それにアメリカが関与した事についての報道
A4:検閲がされている事ついての報道
A5:アメリカへの批判
(アメリカ様にとって、言論の自由は民主化には必要ないらしいです)
B:宮家を三家に削減→将来的に天皇を消滅させ、日本人の精神的な支柱を喪失させる。
(当時の日本の世論では不可能だった為)
C:公職追放(ほぼ日本の指導者の全て)→大混乱
大政翼賛会に参加していた現職議員を大量追放(議員総数357人中322人)
(その後の選挙では当選者の8割が新人)
その他(地方議会、言論、財界)20万人
D:政治犯(共産主義者)の釈放。
釈放犯の中には、思想犯兼凶悪犯罪者もいた為に、治安や社会情勢が悪化した。
結果的に公職追放で空いたポストを彼ら埋めた為に、公職や思想界やメディアに彼らが浸透した。
(当時の欧米は共産主義を弾圧しており、アメリカでは今も「共産党」は違法です)
E:農地改革(地主制度の廃止)
地主の財産権(=人権)への補償はほぼなかった。(ヒント:民主化)
F:財閥解体
F1:財閥家族(10家族56人)を公職追放
F2:「持ち株会社整理委員会」に株式を譲渡
F3:「過度経済力集中排除法」で企業分割
F4:「独占禁止法」の制定(建前は国民経済の「民主的」で健全な発達の促進ですが、本音は財閥の復活の阻止)
問題:自由競争である民間の経済活動における「民主的」の定義が不明。
↑の実行者のマッカーサーはフィリピンの財閥の一人です。
マッカーサーはこれらによって、日本の脅威は消滅したとして英豪蘭ソの主張と要求を否定しました。
以上の民主化ですが、私は↓の国際法に著しく反していると思っています。
【陸戦の法規慣例に関する規則】
第43条:国の権力が事実上占領者の手に移った上は、占領者は絶対的な支障がない限り、
【占 領 地 の 現 行 法 律 を 尊 重】して、
なるべく公共の秩序及び生活を回復確保する為、施せる一切の手段を尽くさなければならない。
彼らの脳内では憲法は現行法に含まれていないのでしょうか。
このような「民主化」によって、日本はかろうじて領土と独立を維持できましたが、これらの民主化により国民の意識が破壊されました。それは今でも日本を歪めています。
アメリカは、自分達が日本を守っていれば(無力化した日本を依存させていれば)アジアに影響力を行使でき、それで世界は平和になると考えていました。
しかし、その後中国が共産化し、朝鮮戦争が起こりました。
これによって、アメリカは、共産主義と戦っていた日本を侵略と決めつけて潰してしまったことの過ちに(今更のように)気が付きました。
彼らは、未だにそのツケを自国の若者の血で払い続けているらしいです。
No.9
- 回答日時:
A:どうしてそのあとGHQが日本を間接的に統治したんですか?
質問の意味を理解できません。
(他人様に思い付きを推理させないで下さい。)
無条件降伏なのに、何故「間接」統治なのか という事でしょうか。
それとも、GHQが統治をする事自体に対する疑問なのでしょうか。
B:>日本はポツダム宣言を受諾し無条件降伏したじゃないですか。
最近公の場で他人様に読ませる文章で、馴れ合い同士の会話で話す口語を使う礼儀知ら図画増えていますね。(私の中では親しさと馴れ馴れしさは別のものです)
日本は無条件降伏はしていません。
ポツダム宣言は無条件降伏を要求するものではありません。
誤った前提から正しい考察や結論は導けません。
ポツダム宣言では降伏条件に「Following are our terms」(我々の条件は次の通り)と記されており、「日本国政府は直ちに全日本軍の無条降伏を宣言」という内容が入っています。
↑から、日本の降伏は軍隊だけで=単なる武装解除 に過ぎません。
そして、軍=国家・政府 ではないので、日本という国家が無条件降伏したという事にはなりません。
ところが、この宣言の調印時に、連合国は国際法上「休戦協定(条件付降伏)」である文書を「降伏文書」と名付け、「休戦」を「降伏」に摩り替えました。
更にその後、米国政府は「日本との関係は、契約基礎の上に立っているので無く、無条件降伏を基礎とするものである」という通達を発表しました。
これは、米国は正式に締結した国際条約を反故にしたことになります。
日本はこれに抗議しましたが、軍が降伏し武装解除されていた為に、抵抗できず、
結果として、国家そのものが無条件降伏したことにされてしまいました。
これにより、GHQ(というかマッカーサー)は民主化と称して日本を破壊していきました。
No.8
- 回答日時:
どうしてそのあとGHQが日本を間接的に統治したんですか?
↑
日本が二度と、白人国家に逆らわないように
日本を改革するためです。
そのために憲法を制定したりしました。
9条などはその典型です。
○フランクリン・ルーズベルトはオランダ出身で、「有色人種への差別が格別に強かった」と、
ニューヨーク州ハイドパークの大統領私邸で会談した英国のロナルド・キャンベル公使は
本国に書き送っている。
キャンベルが、この会談の席上、ルーズベルトから打ち明けられたのが
「劣等アジア人種」の品種改良計画だった。
「インド系、あるいはユーラシア系とアジア人種を、さらにはヨーロッパ人
とアジア人種を交配させ、それによって立派な文明をこの地に生み出していく。
ただ日本人は除外し、もとの島々に隔離して衰えさせる」
圧政的諸制度(治安維持法など)を撤廃したり
農地改革をして小作人に土地をあげたりして
民主化をはかったりしていますが、
↑
民主化すれば、戦争をしたくなっても、国民が
反対するから、二度と立ち向かうような
ことはしないだろう、と考えたのです。
No.7
- 回答日時:
日本は無条件降伏をしていない、としても間違いじゃないんだな。
しっかり降伏する際の条件を付けている。
<参考資料> ポツダム宣言 全訳
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/potsudam.htm
No.5
- 回答日時:
民主主義とか言ってるけど、当時の日本は「当時の」世界の中でも先端的な民主主義国家でした
間接的ということはありません
昭和26年まで日本国には主権がなかった
米国の占領地だったのです
大東亜戦争終結後
ソ連は毛沢東や金日成を傀儡とした東アジア覇権政策を遂行し始めた
中国国民党は内戦により台湾に押し込められ、共産党が誕生してしまったが、当時の中国は戦勝国扱いだったためにアメリカは手が出せなかった
勢いに乗ったソ連は、自軍の将校であった金日成が朝鮮人だったのを利用し、日本から返還を受けた半島を制圧しようとした
そこでアメリカは中国にいた朝鮮臨時政府(勝手に名乗っていた)の連中を後押しし、大韓民国を成立させます
朝鮮戦争の勃発ですね
中国共産党と台湾国民党も勿論戦争状態で、アメリカは台湾に加勢していた
そんな中
日本を占領していたアメリカは、日本、韓国、台湾をソ連中国に対抗させる防波堤として利用しようとした
でも日本はとても危険な国
放置したら第二のドイツになりかねない
そこでアメリカが選択肢たのが民主化政策です
極端な金持ちや絶対権力者を生み出すと、そいつらは必ず暴走する
財閥は解体しろ、土地は開放しろ、憲法を批准させろ
こうなります
そもそも日本国憲法なんて、ただの弁護士だった将校のホイットニーが1週間で作り上げたもの
最大のポイントは、日本に戦争を起こさせないことでした
戦時前
アメリカはデフレで苦しんでいました
失業者で溢れていた
それが戦争になると一変する
物凄い生産能力を発揮したのです
ところが戦争が終わると一気に需要がなくなってしまう
どうする
このままではまたデフレだ
で
そうだ日本にくれてやろう
バンバン作って国が買取り、敗戦国日本にくれてやれ
そうすれば日本の経済力が上がり、アメリカの製品が売れるようになる
それがいい、そうしよう
ということで施しが始まったのです
あ
関係ないこと書いちゃった
失礼しました
No.4
- 回答日時:
無条件降伏ですので、「何をされても文句はいいません」ということです。
基本的には日本を「軍国主義国家」から「民主主義国家」に変えようとしたことでしょう。
ですから、「軍国主義」につながるようなものは全て禁止をしたんですね。
治安維持法を廃止して言論の自由を与えた。
地方での大地主のもとでの小作人制度というのが封建思想を育むものとして農地改革をした。
教育を抜本的にかえ、軍国主義教育を禁止し基本的人権をうたった。
当時のGHQには、理想国家をめざそうという志の高い人も多かったんですよ。
ところが、もっと冷徹な計算も働いていたでしょうね。
アメリカの小麦をはじめとする余剰農産物の市場づくり
さらには、アメリカには逆らわないという国作りです。
安倍首相をはじめ靖国神社に詣でる
「大東亜戦争は正しかった!」
「日本国憲法は押しつけ憲法だ!」
という人たちがいますよね。
どうして、アメリカの前では借りてきた猫のようにおとなしくなるのか
アメリカの要求をすべて受け入れているのか、私は今でもわかりません。
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