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異動したばかりの部署にて、他の社員がお客様に対して「専門知識を有した者がおらない部署なので」や「私どもでは~しておらないので」と多く聞こえてきます。初めて聞く言い回しなのですが、正しいものなのでしょうか?
調べても納得のできる答えが見つかりませんでした。

質問者からの補足コメント

  • 職場は関西ではなく、東北です。
    方言の「おる」「おらん」や、「~しておらず」の変形?とも思ったのですがよくわかりません。
    職場では、お客様へ直接話しているほかに、文章でも使っている方もいて、謎が深まるばかりです。

      補足日時:2019/11/25 23:37
  • 語弊があるかもしれませんが、方言の一種と考えるべきなのでしょうか?
    「しておらない」がビジネス上、正しくない、相応しくないのであれば、その根拠が知りたいです。
    ご回答よろしくお願いします。

      補足日時:2019/11/26 22:52

A 回答 (4件)

方言の一種ではないかと思われます。


関西では「居る」=「おる」です。
いないときは「おらん」「おらへん」となり、これを丁寧に言おうとし、
また「おります」などの「おる」
と錯誤し、おかしな言葉になっているのかと思います。

「おる」の尊敬語は「いらっしゃる」なので、正しくはないと思います。

私も関西ですが、聞いたのは最近で、違和感を感じておりました。
どこででも通用する言葉でもない、と思います。

参考:https://and-plus.net/orareru/
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この回答へのお礼

方言という可能性もあるのですね。
ありがとうございます!

お礼日時:2019/11/25 23:30

古い時代(上代・平安時代・鎌倉時代)には、古文で習う「あり・をり・はべり・いまそかり」が存在動詞であり、「ゐる」は「座る」などの動作を表す言葉でした。

ところが江戸時代あたりから、「いる」が関東で「存在動詞として使われ出しました。中世以前は政治文化の中心は、奈良・京・大坂にあり、言わば言葉も中央語であり、それが波の広がりのように、遠隔の地に広がりましたが、東北や、沖縄の地に届いたのはかなり時間を要しました。北海道は特別で、あまり日本人が定住していない時代が多く、その時代には東北弁が影響していました。しかし、近代以後になって、相当多くの人々が各地から移動してきました。そのため、東京における現象と同じような現象が、札幌・函館・旭川・その他道東に起こり、現代の共通語に近い言葉が話されることになります。
 と言うわけで、関西弁が必ずしも東北に影響しなかったわけではありません。というわけで関西特有の「おる」は存在動詞として、また補助動詞として根強く残って、「待っておる」のように使われ、簡潔化して「待っとる」になります。共通語「待っている」であり、簡素化すると、「待ってる」です。また、「おる」は完全な方言という訳ではなく、共通語のの中でも使われており、←のように登場してくることがあります。
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この回答へのお礼

都が使われた言葉が長い時間をかけて各地に広がり、都で使われなくなった言葉が地方に残っていることがありますよね。イントネーションは違えど「~してら」という言葉を関西の一部と東北の一部で使っているのを実際に聞きました。
興味深い内容をありがとうございます。

お礼日時:2019/11/26 22:47

「敬語」の筆者菊池康人氏は、「この製品は現在も生産されており、使用に問題無い。

」のように、連用形中止法の形で使われるなら敬語に関係ない(ニュートラルな用法として)は問題がないとされています。「いる」などは「この製品は現在も生産されてい、使用に問題無い。」のように使いにくいため。しかし、一般には、発言者自らの動作に使う
「私はここで待って<おり>ます」のような自己謙譲の用法が多く、また、「お前はここで待って<おれ>」、江戸時代の「下に<おれ>」のような他人の動作に使う軽蔑語(?)が多かったため、生意気な口ぶりに聞こえてしまいます。現代の敬語で話題になった「ござる」「いたす」「参る」と同様に「おる」も武士言葉的な響きをなくすため「ます」をつけることで丁寧な言葉に直すことが出来ます。「御座います」「いたします」「参ります」「おります」として使えばいい。
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この回答へのお礼

再度ご回答ありがとうございます。

【武士言葉的響きをなくすために~「おります」として使えばいい。】とありますが、「しておらない」は「しておりません」と使用すべきという認識で良いのでしょうか?
また質問にあげた「~しておらないので」という言葉は「在籍していない部署なので」を「在籍しておりません」で区切れば良いのに、繋げて言おうとしてしまい「しておりません部署なので」と言ってしまうのは変なので、「~しておらないので」になったのではないか?とも考えたのですが、どのように思われますか?

お礼日時:2019/11/27 13:31

【武士言葉的響きをなくすために~「おります」として使えばいい。

】とありますが、「しておらない」は「しておりません」と使用すべきという認識で良いのでしょうか?
また質問にあげた「~しておらないので」という言葉は「在籍していない部署なので」を「在籍しておりません」で区切れば良いのに、繋げて言おうとしてしまい「しておりません部署なので」と言ってしまうのは変なので、「~しておらないので」になったのではないか?とも考えたのですが、どのように思われますか?

謙譲語Ⅱの例
参る、申す、いたす、おる、拙著、小社

謙譲語IIは、一般に「ます」を伴って使います。例えば、「明日先生のところに参る(よ)。」などと述べるのは不自然です。

>【武士言葉的響きをなくすために~「おります」として使えばいい。】とありますが、「しておらない」は「しておりません」と使用すべきという認識で良いのでしょうか?
また質問にあげた「~しておらないので」という言葉は「在籍していない部署なので」を「在籍しておりません」で区切れば良いのに、繋げて言おうとしてしまい「しておりません部署なので」と言ってしまうのは変なので、「~しておらないので」になったのではないか?とも考えたのですが、どのように思われますか?

謙譲語Ⅱについては、文化庁の「敬語の指針」に出ていますが、具体例は「参る、申す、いたす、おる、拙著、小社」などです。このうち「拙著、小社」という名詞は取り敢えず除いて、動詞について言えば
 「一般に『ます』を伴って使います。例えば、「明日先生のところに参る(よ)。」などと述べるのは不自然です。」

 そこで「おる」にも「ます」をつけて「おります」と言うことになります。

>「~しておらないので」という言葉は「在籍していない部署なので」を「在籍しておりません」で区切れば良いのに、繋げて言おうとしてしまい「しておりません部署なので」と言ってしまうのは変なので、「~しておらないので」になったのではないか?とも考えたのですが、どのように思われますか?

 だから、「~しておらないので」は「~しておりませんので」にすればいいだけのことです。
「この部署には、専門知識を有した者がおりませんので」でいいのでは。
多少方言的では、ありますが、前に述べたように共通語でも使用されることがあります。ただ、菊池氏は、「おられる」のように、「おる」+「れる」(尊敬の助動詞)は認めないという考え方のようです。
参考「敬語の指針」 のp18、p28 を参照。
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この回答へのお礼

私の理解が足りず、お手数をお掛けしました。

詳細な回答をありがとうございます。
再度の質問に対しても、丁寧に対応いただき大変助かりました。

お礼日時:2019/11/27 23:06

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