医師の資質・適正って何ですか。医師にむかない人をどの段階で振り落とすのですか。

医師の資質・適正って何ですか。

医師は今でも、子供の人気職業の上位にあると思います。
また、勉強のできる子供は医師を目指すと思いますが、

医師にむかない人をどの段階で振り落とすのですか。

医学部入試の適正検査ですか。医学部在学中の試験ですか。医師国家試験ですか。
それとも、世の中に本来医師になるべきではない医師がたくさんいるんですか。

No.4 ベストアンサー 回答者： larme001 回答日時： 2019/12/05 10:52

>それとも、世の中に本来医師になるべきではない医師がたくさんいるんですか。

この観点は医者としての倫理観や人間性としての意味と、技能や実力と言う意味の二つがあります。

結論としては、どちらも問題のある医者は一定数いますよ。日本の入試制度は基本的にはペーパーテストで優秀で、面接で当たり障りないこと言えるだけの機転がきくならまず落ちないので、その程度の柔軟性さえあればどうにでもなります。一昔前までは面接すらない大学もそこそこありましたしね。実際、A大学の医学部生の時に強制わいせつとかで捕まって退学になっても、別のB大学に入り直して医者になった、なんて事例はあります。もちろん、刑事罰がついた場合は、一定期間医師国家試験を受験できない縛りはありますが、医師国家試験受験資格は弁護士のそれみたいに時限付きではありませんから、極論言えば数十年前に卒業した人でもあとから受験はできます。


能力不足と言う場合ですが、基本的に医学部の定員数は国の医療制度の維持にかかわることから数を増やすのも減らすのもやりたくないのです。仮に学年のほとんどが成績が悪いから落第させる、とやると厚労省や文科省から、「学生が進級できないのはお前らの学校の教え方側るんだろう」って苦情がきますからどんなにバカが多くても留年は1割程度までに抑えてます。また、上で言ったように、国家試験資格も合格者は全体で9割程度になるように調節してますから、何年かけてもうからない人はたまにいるでしょうが、基本的に何度もうければいつか受かるようにできてます。

で、医者になって本当にやばいだろう、と言う人がいたらどうなるか？ですが、これはいくつかのパターンに分かれます。1つは、大学医局や組織がやばそうなやつを囲い込んでそいつが人を殺しかねないような医療を一人でやらせないようにするケース。次に、医師免許が必要な行政職とか、基本的に臨床的な技能を問われることのない仕事。これらの仕事は国家公務員とかで、一見するとエリートですが、医学部出た人であえて医療または医学の現場から外れて文系職に好き好んで行きたがる優秀な医者は少ないので、結構なり手が少なくて困ってます。最後に、直接的に生き死に関わりにくい医療分野でしょうもない医者になる場合。語弊がありますが、例えば精神科なんかは、現代の治療法なんてほとんど対症療法であり、根本的な解決にならないため、結局通院患者の話を聞いてるだけで医学的な興味としてはあまり面白くない仕事だと、思う人が多いです。それ以外にも、産業医とか、その気になればほとんど命に直結しないけど、法的枠組みから医者がやらねばならない仕事というのは結構あるのです。

最後に、批判される可能性を承知で言うと、高度に専門化された現代の医療において、医者個人が初見でどうにかなるような超高度な医療なんてのは実は限られており、一般的な医者の業務は案外ルーチンだったり、当たり障りのない診断をするだけでどうにでもなる場面も多いのです。そもそも医者の職業というのは一定以上の医者としての実力が担保できれば、与えられた診断結果で個人によって診断が左右され流ようなものであってはならず、ほとんどの医者が与えられた情報を元にできる医療を当たり前のように診断できる能力が必要なのです。これは、いわゆる芸術家や企業経営者が、その人に”しか”できないパフォーマンスをだすことで評価されるのに対して、医者はそういう”天才的才能”のようなものを求められる場面は案外少ないのです。その意味で言えば、高度なルーチーンワーカーですが、医学部に入学できる程度の基礎学力を担保できるなら問題ないのです。実際、たまに実は医師免許を持ってなかった”偽医者”が町医者やってたとかで捕まったりする事例がでるのはそう言うことです。とは言えど、脳梗塞や心筋梗塞の前兆で、緊急搬送された、と言う場合もごく稀に起きることから、プロとしての本当の実力ってのは、1000ある大したことない症例のなかで、ごく稀にある超危険なケースを確実に見逃さないか、が医者としての本当の凄さでもあるんだと思います。ただ、よっぽどのケースじゃなければ、見逃したことによって逮捕されて実刑がつくなんてことはこれまでは起きてませんね。

この回答へのお礼

非常に貴重なご回答ありがとうございました。
医学会の普段聞けないような、専門話が聞けて、病気に苦しむ私、
医師を信じられなくなりつつある私にとってとても参考になりました。

身近なはずの医学の世界、閉鎖的で患者にとっては解らないことだらけです。
また、質問する機会もあるかとは思いますが、貴重なお話聞かせてください。

お礼日時：2019/12/05 11:08

No.3 回答者： ぐーるぐる 回答日時： 2019/12/05 10:12

私も若い医者に、「狭窄症だと思うから、レントゲン撮って、ブロック注射してくれ」って頼んだら、

「まだ、若いし、んなわけ無いですよ〜」って言われて、
それでも「絶対そうなのでレントゲン見て注射可能かどうかを判断してくれ！」と言い、撮影の結果、私の予測通りでした。
若い医者のなんとなくは、信用してません。
ジジイの根本改善の気の無い治療も無いです。

この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
信頼できる医者って何なんでしょうかね。
また、どうしたら見つけられるんでしょうかね。

お礼日時：2019/12/05 10:21

No.2 回答者： キューちゃ 回答日時： 2019/12/04 15:18

血を見るのが怖い人は向かないでしょう。

外科は手先が器用でないとダメだし。

この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
でも、その程度の話なら小学生時代に自分で気が付くと思いますけど。

お礼日時：2019/12/05 09:18

No.1 回答者： ぐーるぐる 回答日時： 2019/12/04 15:09

医師の人気は落ちてるよ。

訴えられたりするからね。
とりあえず、頭いいからとか、代々医者だからとか、そんな理由ですよね。
入試の時点でも振り分けるし、各種テストでもゼミでも進級の時点でも振り落とされるし、インターンでも同じく、
最後に国家試験でも同じだろうしね。

医師になるべきでない人たちが、ここ数年あらわになりましたよね。女性を集団で襲ったり、裏口入学したりね。
ダメな人には、最悪、街で治療せずに薬だけ出す、やぶ医者レベルであってほしいね。

この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
私は、多くの病気を抱えており、これまで、数多くの医師に接してきました。
誤診・へんてこな薬、こんな奴が医者でいいのと。はらわたが煮えくり返る
思いを何度もしてきました。
現実的には、医師になるべきではない人も、世の中には出回っているんですね。
では、どうしたらそうしたろくでもない医師を見分けられるんでしょうか。
〉訴えられたりするからね。
確かにそうですね。
最近、整形外科に通院し始めました。何か質問すると、必ず、自己責任でお願いします。
とばかり繰り返します。患者に訴えられるのが怖いんでしょうね。

お礼日時：2019/12/05 09:16