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81mgは血栓溶解などの作用、330mg.は非ステロイド性の抗炎症薬として、解熱・鎮痛などの作用があると本で読みました。
透析を行っている患者さんが、透析前に330mg.を内服し、ダイアライザー内の凝血を防ぐと言ったような作用もあるのでしょうか??

A 回答 (2件)

バファリン330mg投与の患者の血液の非凝集性が透析に必要なレベルか否かということに対する結論は、「ビミョー」である。

つまり、イエスともノーともはっきり言えないが、多分イエスに近い、としかいえない。それ以上は血液の専門家に訪ねてほしい。
「アスピリン・ディレンマ」をご存じですか。
アスピリンはアラキドン酸代謝中のサイクロオキシゲナーゼを阻害することで血小板凝集と血管内皮細胞の両方に作用します。細かい作用機序は省きますが、アスピリンは血小板内のトロンボキサンA2の生成を抑制します。トロンボキサンA2は血小板凝集を促進し、血管収縮作用がありますから、この生成を阻害することは脳梗塞やTIAの予防には好都合です。ところがアスピリンは同時に血管内皮細胞ではプロスタサイクリンの生成も阻害します。このプロスタサイクリンは反対に血小板の凝集を抑制し、血管拡張作用がありますから、この生成を阻害されてはプラスマイナス・ゼロということです。
しかし、血小板内でトロンボキサンA2の生成抑制に作用するアスピリンの量が血管内皮細胞に作用する量の約10分の1なので、「少量投与」すればアスピリンは有効な抗凝集剤となる理屈です。
そこで本題のバファリン330mg投与の透析患者の血液はどうなっているかというと、おそらく血液中ではトロンボキサンA2は確実に抑制され抗凝集性が働いている一方、プロスタサイクリンも抑制され血管内壁では抗凝集能は働かない、従って本人の血管中ではプラマイゼロだが、透析にかかる血液だけをとりあげて見れば、凝集性の低い血液になっている、というのが私の推論。
しかし、大事なことは透析する本人にとっては命に関わる問題なので、こんな推論で納得してはいけないのが医師、医療従事者の態度ではないでしょうか。きちんとした確認が必要です。
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この回答へのお礼

専門的な回答ありがとうございます。
確かに、患者さんにとっては命にかかわる問題なので、ちゃんと確認してみます。
回答ありがとうございます!

お礼日時:2004/12/28 11:50

アスピリンは、抗血小板剤で、抗凝固剤ではありません。


血液透析の際の回路内凝血を防ぐには、抗血小板剤では無理です。ヘパリン、低分子ヘパリン、フサンなどを投与します。
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