この人頭いいなと思ったエピソード

 実体がまったく変わらないにもかかわらず、その呼び方を変えただけでその後の推移が大きく変わってしまったというような歴史上の出来事にはどのようなものがあるでしょうか?

A 回答 (3件)

非常に面白い質問ですね。


その後の推移が「大きく」変わったかどうかは判りませんが、思いついたのを挙げます。
(1)支那事変
盧溝橋事件以後日中の紛争が続き、日本は中国の首都までも占領したが日本政府は国際世論を気にしてあくまでも「戦争ではなく事変だ」と呼び続けた。
まあ「呼び方を(途中から)変えた」という訳ではないですけど。
(2)ポツダム宣言黙殺
新潮文庫「歴史を変えた誤訳」に載ってたんですが、ポツダム宣言に対して日本政府は「黙殺する」と発表。それがアメリカには「ignore(無視する)」と翻訳された。「無視」という言葉は「黙殺」よりもはっきりと拒否する意向を示している。この翻訳が原爆投下の決定を促したのではないかと言われているらしい。
(3)阿衡の紛議
888年、藤原基経が宇多天皇から「阿衡の位を授ける」と言われて「なぜ関白ではないのか」と激怒。阿衡は関白と同じ地位(?? 確かそうだったと思う)なのに、基経は呼び方の違いにこだわり、文書の表現を改めさせ、藤原氏の権威を周囲に示すことになった。(あまりこの時代詳しくないので自信ないです)
(4)歴史教科書問題
実体が全く変わらないのに・・・などというと親中派から怒られるかもしれませんが、歴史教科書問題の「侵略」と「進出」の表現の違い。侵略でなく進出と書いたために中国・韓国政府から抗議が来た。
(5)方広寺の鐘銘問題
豊臣家の建立した方広寺の鐘に彫られていた文字「国家安康・君臣豊楽」が、「(家康の家と康が区切られているので)家康を斬れば国が安ずる」「豊臣を君主にすれば楽である」という主張があるとされ、幕府が鐘を取り壊すよう命じた。確か豊臣家はそれを拒否した(ような気がする)。その結果大阪の陣が始まり豊臣家は滅亡。まあ鐘銘の表現が違ってても何らかの難癖つけて結局戦ってた気はしますが。

うろ覚えが多くて申し訳ない。
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この回答へのお礼

 いろいろな例をご教示いただいて、改めて自分でも探してみたいと思いました.ありがとうございました.

お礼日時:2004/12/29 13:05

 こんにちは。



 見も蓋もない答えになりますが、「歴史上の出来事」の名前は、後世の人が勝手にそう呼んでいるだけですから、呼び方には意味がないといえます。
 
 例えば、「弥生時代」。勿論、当時の人は今が「弥生時代」であることは知りようがありません。後世の発掘調査で「弥生」と言う地名のところで、いろいろな土器が出てきたので、この時代を「弥生時代」と呼んでいるだけです。

 また、「鎌倉幕府」。当時は「幕府」と言う言葉はありませんでしたし、「鎌倉時代」というのも、後世の歴史家が勝手につけたものです。当時の人に、「鎌倉幕府」は何処にあるかと聞いてみても「?」です。

 歴史上の言葉は大半がそういうものです。「近世」でしたらあるかもしれませんが……
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この回答へのお礼

なるほどと思いました.私は、その当時の人々のことだけを考えていたのですが。

お礼日時:2004/12/29 12:09

「歴史上の出来事」ほど大げさなモノではないのですが、


「通勤快足」という靴下。以前は違う商品名だったのが、この名前にしたら爆発的にヒットした、というのがありますね。

あと、売れない芸能人が芸名を変えたらヒットした・・なんて話もよくありますが、これは偶然なのかな・・

こんな些細な話でいいのでしょうか?

参考URL:http://www.foodrink.co.jp/backnumber/200103/news …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。適切な名前を獲得してその真価を発揮したという場合のほかに単に新しくつけれれた名前で実力以上に評価されたというようなものでもよいのですが。

お礼日時:2004/12/29 12:13

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