すいません、今度新築を建てる計画をしています。
小さい家ですので知り合いの大工さんが何人かいるためその人達にお願いしようか迷っています。
(個人で田舎でやっている個人の大工さんです)
前に平屋の2LDLくらいの家をその大工さんに建ててもらいました。
軸組工法で、筋交いを沢山いれてもらい、外側と中側に全部構造用合板を貼ってもらいました。
外と中で二枚貼りとなります。(中は構造用合板の上から石膏ボードを貼っています)
平屋なので特に耐震性は気にしてなかったのですが、次は2階建てなので耐震性をかなり気にしています。
それで枠組壁工法などをネットで勉強しているのですが、これって軸組工法とそれほど耐震性は違うのでしょうか・・?
枠組壁工法の解説を見ると、ようは木で枠を作って、合板を貼って壁を作る・・でしょうか。
しかしこれって合板を囲うように貼った軸組工法と根本的に同じ様な気がします。
(もちろん穴のない状態であれば枠組みの方が耐震性は高いと思いますが・・)
しかし玄関など空洞部が多い家ではむしろ筋交いなどが入っている分軸組工法が有利な気がします。
家を一度建てて解った事なんですが、家って改めて見ると窓や玄関、エアコンなどで穴だらけで、しかも南に窓が集中していて壁ってあまりないですよね・・。
あと最近よく聞く、軸組パネル工法ってなんでしょうか。ハイブリッドなどと書かれています。軸組の良いところと枠組みの良いところを併せた・・などと解説にはあります。
軸組工法に構造用合板を貼りまくった物が軸組パネル工法ということですか?
枠組工法が気になっていたのですが、軸組で知り合いの大工さんに頼むと恐らくかなり安く家が建ちます。(枠組みだとどこかの工務店に頼まないと駄目だと思います)
知り合いの大工さんの場合は、木材一本の値段まで手書きで丁寧に記載してくれて、こちらの注文変更で木材が減ったらその分をちゃんと引いてくれます。前の家ではこちらで床材などを楽天などで手配すると安い手間賃だけで床を貼ってくれました。
(同程度の家が想像ですが、恐らく3-4割くらい安く建つような気がします・・)
ぶっちゃけ、軸組で十分でしょうか?最初は知り合いの大工さんに頼むつもりだったのですが・・、家の事を勉強している内に軸組は地震に弱い、弱いとの記載が多く、ちょっと迷っています。
No.5
- 回答日時:
耐震性はどちらも同じ
なぜなら、規格に合うように工事するから・・
ビスや金具を増やして、規格に合うように造作を決めます。
ダメージが無いように頑強な箱に作ることも可能ですが、中に居る人はもろに衝撃を受けることになります。
なので、防振材を基礎の上に入れるとか、筋交いに減振構造を入れるとかの工法になります。
防振構造の建屋がひん曲がった時には、外壁にもダメージが出ますが、修復の有利性を謳ってる工法は見かけませんね。
No.4
- 回答日時:
>家を建ててもらえれば分かりますが、どうしても筋交いや耐力壁を
>多く入れてしまいます(笑
>入れない方が良いと分かってても入れたくなる・・それが筋交いです・・。
>
うちでは単に筋交いや構造合板を増やす方法は取っていません。
通し柱の二階梁(胴差し)の刺さる穴は他社とは違う加工です。
追加する構造パーツも建築士と練って採用して、ホールダウンも既存金物取り付けでない方法で構成しています。
>軸組だと「安い」
>
これを主軸にするのであればどちらかの耐震性を気にする必要はなく、基準耐力は満たしている軸組みで確定ということになりますね。
>どの程度の違いがあるのか気になるのです。
>
こちらで言う場合は「双方とも条件で変わる」になるので何とも言えません。
もともと建築基準での耐力は、恒久的に倒壊を防げるというものではなく、規定震度で「一発目で倒壊しない」ものです。
なので同じ規模の揺れが二発目来たときには倒壊しても「国の基準的に不備ではない」。
それ故にハウスメーカーが「耐震実験数十回耐えました」などと宣伝できるわけです。
当然ですね。「少なくとも一回は耐える」を満たしさえすれば後は何回耐えるかは関係ないですし、逆に回数を保証することは不可能なのですから。
そういうことで、軸組みでも枠組みでも間取りによって大いに変動する耐震性能を最低限のラインで定めている以上、それ以上の性能は現場次第。
軸組みは特に先に書いたように、貫が入るか否かでまったく倒壊耐性は違いますが、建築基準の耐力計算では無視されます。
(しかし貫といっても柱に穴を開けて貫通させず、柱ー柱間にはめ込むだけでは倒壊耐性は上がりません)
そしてあなたの平屋のように合板壁を追加する場合も、構造合板として認可されている合板以外はその性能を無視します。
それは「ここにエアコン取り付けるつもりだから壁下地にベニヤ入れておいて」で柱ー柱間いっぱいに合板を打ってしまうということでも変わることになります。
計算されませんし加味もされませんが、耐性に影響を及ぼしている事実は変わりません。
なので、どっちが耐性高いかといえば、「構造計算の算出で同じ数値になれば同じ」としか言えないということです。
(余計なものを追加しない前提で)
ちなみに構造合板を釘留めする釘のピッチを増やすだけで数値が上がる(すごいですよね。便利です)ので、これも同じように「どちら」とは言えない事案です。
通し貫工法なんてあるのですね、検索すると変わった建築方法です。見たことありません。すごく粘り強そうですが耐力壁として計算されないのであれば採用する工務店はほとんど無いですよね・。
No.3
- 回答日時:
追記
軸組パネル工法は
軸組で「柱と梁と土台」で構成される四角い空間にツーバイフォーの外部パネルを嵌め込む様な構成です。
想像されるような良いとこ取りにも見えますが、筋交いを廃して工場でパネルを作ってきて嵌め込む形にしただけで、軸組工法の利点はほぼありません。
ただし水平面は先に書いたような軸組を軸組として活かしていない軸組工法と同じです。
強いていうならツーバイフォーの「2×4材を数枚重ねて柱っぽくしている部分」が全部「角柱になっている」。
水平構造はIビームより垂れにくい。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
まあ、おっしゃる通りにはなりますね。
単純理屈では。しかし接合部に決定的な違いがあるのでそう簡単ではありません。
テーブルに載るレベルならどうにでもなりますが、こと数メートル四方の物体がアースクエイクによって、全くねじれが起こらないかというとそんな事はなく、基礎から屋根までがねじれるわけです。
枠組壁工法は通称ツーバイフォーですね。
こちらは面で受ける前提の工法なので、筋交いはありませんよね。
そして床と水平応力の受け皿となる「梁」部分もIビームの連続体(壁を水平にしたもの)。
軸組は柱と梁が軸となってねじれを凌ぐ要に筋交い(本来「貫」も必要)が使われています。
で、これが建て方が様々で、そのままでは品質基準のバラツキを埋めることが困難なので、その性質を無視して壁構造でねじ伏せているものが、いまの軸組建物です。
現実的には筋交いのみで耐震を満たすのが難しいのが軸組です。
そこに壁構造で補うことになるのは事実ですが、逆にあな建てたが平屋で行った様に、構造壁然とした合板壁部分をむやみに増やして「超頑丈」にしたことは、構造計算的にはNGです。
頑丈すぎて衝撃の逃げ場所がない。
(頑丈だけで良かった自動車の造り自体が衝撃を吸収する構造になったのと似たようなことです。消えない衝撃力が弱い部分を破綻させてしまう)
そして、それをするくらいなら「ツーバイフォーで良いじゃん」となります。
そのくらい枠組壁工法は優秀ではあります。
ただしそれは釘だけで構成された接続部分がいつまで建物の強度を維持するのか、という不透明部分を持っています。
それでもツーバイフォーだから屋根が飛ばないなんて事もなく、屋根はどちらも飛ばないように作れば良いだけで、工法とは無関係です。
白蟻対策も今は在来軸組も変わりませんし、高気密高断熱も確立されています。
構造材の加工もプレカットで寸法破綻は無いですしね。
どちらの場合でも総2階にすれば雨漏り率は下がりますが、やはり四方に小屋根が付く2階が一回り狭い方が、数字に出ない強度はあります。
木造で建つというのであれば、個人的には
「無垢の柱が露出しない造りなら、わざわざ軸組で作る必要はない」
ツーバイフォーをおすすめします。
いえ、自分も軸組にこだわりがあるわけでなく、軸組だと「安い」んです。めちゃくちゃ。質問にも書きましたが恐らく3-4割くらい安くなります。
自分はある程度の耐震性があれば良く、どの程度の違いがあるのか気になるのです。
家を倒壊させる実験で、耐力壁や筋交いを多く入れたほうが先に倒壊したという実験を見ました。おっしゃるように家を固くすれば多分耐震性は落ちますね。
ただ家を建ててもらえれば分かりますが、どうしても筋交いや耐力壁を多く入れてしまいます(笑
入れない方が良いと分かってても入れたくなる・・それが筋交いです・・。
しかし枠組みは本当に優秀ですね・・倒壊したというニュースがネット検索でほとんど出ません・・。
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