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ふと疑問に思ったのですが、世界どの国でも中等教育の教育科目は英語(第二外国語)、数学、国語、理科(生物,化学,地学,物理)、社会(地理,歴史,公民)と副教科という構成なのでしょうか?社会は地歴公民分けていないだとか国語に道徳も合わせているとかそのような国はないのでしょうか?世界共通で主要五科目といば英国数理社で通じるのでしょうか?

A 回答 (2件)

世界中どこでも、中等教育は公用語・外国語または第二公用語・数学・理科・社会です。



国語と書かず公用語と書いたのは、国によって公用語がいくつもあり、基本的にその中の一つを使うからです。たとえばシンガポールでは4つの公用語がありますが、授業は基本的に英語で行われ、各民族の公用語を第二言語として習う形を取っています。

シンガポールに限らず世界の殆どの国が植民地にされたので、公用語として旧宗主国の言語を習う国もあれば、自前の国語を使うものの外国語は英語ではなく旧宗主国の言語を習う国もあります(その場合、ほとんどがフランス語です)

またイスラム教の国は母国語だけでなくアラビア語を習うこともあります。それに加えて英語をやることが多くなってきているので、中学で3か国語ぐらい勉強する場合もあります。アラビア語はイスラム教の聖典(コーラン)がアラビア語しか認めていないので、イスラム教徒として必修科目になるわけです。

>社会は地歴公民分けていないだとか国語に道徳も合わせているとかそのような国はないのでしょうか?
分けていない国はたくさんあります。日本だって、今は地歴公民ですが、昔のカリキュラムだと必ずしも分離していない時期もありました。

またアメリカやオーストラリアのような移民国だと国の歴史自体が200年程度しかないので、じっくりと歴史を勉強しますが、たとえば「独立戦争はイギリスとの戦いだった」とか「南北戦争は人種解放の戦争だった」というように、歴史の中に地理や公民が含まれていて、独立した公民・地理という区分けは無かったりします。

また道徳に関しては、日本のように国が「道徳」を教えることはあまりありません。それはキリスト教やイスラム教など「家庭の問題」であり、クラスにキリスト教徒・イスラム教徒・仏教徒が並んで座っていることも普通だからです。
しかし逆にイスラム教国は国自体が「イスラム教を国教とする(他の宗教の人は文句を言わないなら住んでいてOK)」なので、アラビア語の授業にコーランを利用するなど、道徳的な意味合いも含みます。


>世界共通で主要五科目といば英国数理社で通じるのでしょうか?

基本的には通じますが、必ずしも同じことを習うとは限りません。
たとえばアメリカの中西部のキリスト教徒が多い地域だと「進化論と同時にその他の理論も教えるべき」という教育方針です。これは「進化論は聖書と違う」からで理科なのに「聖書に準じた教え」も同時に授業するのです。

また、アフリカなど貧しい途上国は小学校だけでも手一杯で、中学進学自体がエリートコースの場合もあります。その場合、頭がよい人は5教科を英語で学ぶエリートコース(将来アメリカやイギリスなどに留学することを前提に英語を使う)だったり、少し頭が良い人は母国語で理系中心のコースで技術者になったりします。

また英国数理社といっても、英語を母国語または公用語にする国だと英語が国語なので、ちょっと違います。

なので一般的には主要5教科ではありますが、全く同じとはいえないです。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただきありがとうございます!各国の科目事情を詳しく知れて勉強になりました!

お礼日時:2020/04/28 02:20

まず日本は、


フランス(大正)〜イギリス(昭和)〜アメリカ(戦後)の影響を強く受けてます。

大英帝国のおかげで、世界の多くの国は6.3.3.4制度です、日本もです。
しかし違うところもあります、大学が3年だけのところもあります。

知るところで言うと
○数学は幾何と代数に別れてるところも多い。日本もかつては別々だった。これは分化してるというのではなく、まったく別と考えられてる。

○途上国に多いが小学校は高卒?で教えられる国が多い。日本もかつてはそうだった。だから初等レベルでの学校のレベル差が多い。そもそも教科書は先輩の使いまわしでめちゃくちゃ汚いところが多い(これアメリカも)。
書き込みなんてとんでもない。

○海外は自由度が高い。
例えば同じ国内の公立でもフランス語をできるところもあるし、外国語なんてやらないよ、て学校もある。

○日本は大英帝国制度に乗ってるのでほとんどの国の制度と同じ。
ただし、ヨーロッパでは英語の授業は必修でないことが多い。テレビで覚える的なかんじ。

ですから質問に答えると英数国理社でおおむね通じます。
あとは地域ごと、国ごとで細かく別れるというものです。

ヨーロッパでは最強の教育は家庭教師だ、と言う時代が1000年以上もありましたので、
未だにアメリカやヨーロッパでは金持ちでは、自宅の家庭教師で習ったり、スイスの寄宿学校で習う傾向にもありますね。減っては来てますけど。
つまりふつうの学校には行かないで過ごします。学校は、大学から通い出すとかですね。
そのへんは割と自由です。
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この回答へのお礼

詳しく回答していただきありがとうございます!家庭教師の話は初耳ですが、勉強になりました!

お礼日時:2020/04/28 02:17

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