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天然痘は消えたとされていますがアメリカの特殊機関には世界で唯一保管されていると知りました。
なぜ残す必要があるのでしょうか? 万が一持ち出されたりしたら大変じゃないですか。今の時代天然痘を使う実験が必要だったりするんですか? 無知な自分に教えてほしいです。
カテゴリ違ったらすみません。

A 回答 (4件)

天然痘ウィルス株はアメリカだけでなく、ロシアでも保管・研究されています。

 ノボシビルスク近郊の「国立ウイルス学・バイオテクノロジー研究センター」です。 生きた天然痘ウイルス株を厳しく管理された環境の下で、研究に利用し続ける意味はあります。 アメリカとロシア以外のどこかで、別の天然痘ウイルス株が秘密裏に保存されている可能性を否定できません。 そして、秘匿している人物や将来の発生地を特定できない以上、そのときに放つ反撃の矢を確保しておく必要があります。 現代では、バイオテロリズムの脅威が注目されています。 天然痘はバイオテロの有効な武器です。 感染を拡大させることが容易で、感染者の約1/3が死ぬからです。 さらに、1960年代から1970年代にかけて広範囲に及ぶワクチン接種が実施されましたが、その後、天然痘が根絶されたために接種は縮小され、いまや世界人口の約40%が免疫をもっていません。
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#2 補足というか・・・



ウダウダ書いたけど
>万が一持ち出されたりしたら大変じゃないですか。
要するに「すでに手遅れ」が、世界の共通認識と言うことなんだな。
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>天然痘は消えたとされていますが


最後の自然感染した天然痘患者が、1977年に確認されたソマリア人の青年で、3年が経過した1980年に地球上からの天然痘根絶が宣言されている。

>アメリカの特殊機関には世界で唯一保管されている
”公式に”、アメリカ疾病予防管理センター (CDC) のほか、ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センター (VECTOR)といった最高度安全実験施設(レベル4施設)における、天然痘の株(ウイルス)の保管が認められている。

>なぜ残す必要があるのでしょうか? 万が一持ち出されたりしたら大変じゃないですか。
世界中の情報機関の分析により、”非公式に”北朝鮮、イラン、イラクなどが保有しているとの考えられているほか、近年、低レベルの実験施設における杜撰な環境における天然痘の株の保有が見つかっている。
また、2010年には、WHOの専門委員会により、天然痘の株の人工合成は可能との結論が出ている。
それらの天然痘の株が流出して、テロリストの手に渡り生物兵器として使われたりすると、その感染力の強さ、20%~50とも言われる致死率の高さから、その被害は甚大になるコトが確実視されている(今の新型コロナウイルスどころの話しでは済まないだろうな)。
そこで、万一の事態に迅速な対処が出来るよう、最高度のセキュリティを持つ国家規模の設備に限定して、保管を認めている。

なお、BCGは、狭義ではウシ型結核菌の実験室培養を繰り返して作製された細菌のことで、広義には「結核に対する生ワクチン(の予防接種)」のこと(”肺の病気”ということで、新型コロナウイルス感染症への効果があるのではないかと研究されている)。
天然痘の予防接種は、天然痘の種を植え付ける「種痘」なので、お間違えなく。
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天然痘はアメリカとロシアの機関で保存されていて、WHOもそれを認めています。

2014年のWHO総会で「天然痘ウイルスの破棄」をするかどうかの決議が行われたのですが、多くの反対で保存維持が決まりました。

なぜ天然痘ウイルスを保存するかというと、
・天然痘は絶滅した(発症者が40年ぐらいいない)とされるが、どこでどのように発生するか分かっていない
・今生きている人類は生まれてすぐに天然痘の免疫接種(BCG)を行うが、これが永久に続くかは分からない
(つまり、生まれてくる赤ちゃんはBCGを受けなければ危険にさらされる)
・天然痘ウイルスは他の動物で試験ができない
などの理由があって、今でもウイルスの内容についての研究が継続されているのです。

特に80年代後半からDNAのゲノム解析手法が発達したので、1970年代までの採取された天然痘ウイルス研究がかなり進歩しました。それ以前に廃棄していたら、新しい手法での研究ができなかったわけです。

これは今後も同じことが言え、科学技術の進歩に合わせて、新しい研究が行われ、ウイルスに対する知見が増えて行くわけです。だから天然痘ウイルスを廃棄することに多くの科学者が反対するのです。
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