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「いた仕方ない」は正しい? 「致し方ない」?



1Q84のBOOK2で「いた仕方ない」が使われていました。

天吾と牛河が予備校のカフェテリアで会話しているシーンで、牛河のセリフに「というのは、私は川奈さんに好意を持っているからです。あなたは私に好意なんか持ってほしくもないでしょうが、それはまあいた仕方ないことです。」とありました。

辞書で調べると正しいのは「致し方ない」のほうで、「いた仕方ない」は誤用だとあります。

1Q84の使われ方は誤用ですか?

質問者からの補足コメント

  • 「いた仕方ない」は誤用か校正漏れか言葉遊びか、といったところのようですね。
    この質問を投稿したあとに少しですがまた調べみました。

    すると「致し方ない」は、広辞苑には【する方法。「しかた」の丁寧な、また、へりくだった言い方。「―ありません」】とあり、大辞泉には【「しかた」の改まった言い方。する方法。「お気の毒ですが、―ございません」】とありました。

    これはもしかして「いた仕方ない」も正しいということになったりしますか?
    昔はどちらの表記をしていたかわかる方いらっしゃいませんか?

    それと、辞書で調べると誤用とあったと書きましたが、辞書といってもweblioで使われている実用日本語大辞典なるものにしかなかったので、やっぱり辞書には誤用とは認識されていない、ということはあったりしますか?

      補足日時:2020/06/28 15:15

A 回答 (9件)

誤用というか、校正漏れじゃないですかね・・・


出版社に連絡をしてみた方が良いかと思います

ただ、村上春樹氏が、あえてその表現を使っているという可能性は否定できないところですけど
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この回答へのお礼

この表記を見つけたのが初版の第4刷りなので、もし誤字か誤用? なら今は修正されているでしょうか?
出版社に連絡はなんだか怖いです……。

お礼日時:2020/06/29 13:14

「いたす」=心を尽くす、全力で事を行う +「方(かた)ない」=方法がない



ほかにやりようがない意味。
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この回答へのお礼

方ないが後ろにくっついた言葉はいくつものあるみたいですね。
言葉が組み合わさって一つの言葉が作られているという考え方がなかったので、これからは意識してみようと思います。

お礼日時:2020/06/29 13:10

現在の規範で言えば「致し方ない」が「正しい」のでしょう。

ただし、辞書に「誤用だ」という指摘があると言うことは、逆に言えば、それなりに使用例がある表記だということです。
また、文学作品の場合、あえて意図的にそういう表記を取ったり、あるいは作者の好みで規範と異なる表記を取る場合があります。
この例は単なる校正漏れか、作者の意図的な表記か、判断が難しいかと。
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この回答へのお礼

意図してあえてこの表記をしたという可能性もあるわけですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2020/06/29 13:08

誤用でしょう。

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この回答へのお礼

誤字か誤用? みたいですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2020/06/29 13:06

村上春樹さん、時々変な言葉遣いをします。

此もその例でしょう。
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この回答へのお礼

言葉の使い方がたくみすぎてあらぬ方向に言葉が変化してしまったという可能性もなきにしもあらず?

お礼日時:2020/06/29 13:07

誤用でしょうね。


とはいえ、文脈上「仕方ないことです」という意味も含まれているので、その辺りは流石かと。
間違ってもただでは間違わない。(笑)
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「1Q84」と同じ言葉遊びです。

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この回答へのお礼

もし村上春樹さんがこんなふうに言葉遊びをしていたら面白いですね笑

お礼日時:2020/06/29 13:05

#6です。


補足拝見。

>すると「致し方ない」は、広辞苑には【する方法。「しかた」の丁寧な、また、へりくだった言い方。「―ありません」】とあり、大辞泉には【「しかた」の改まった言い方。する方法。「お気の毒ですが、―ございません」】とありました。
これはもしかして「いた仕方ない」も正しいということになったりしますか?

なりません。
辞書が言っているのは、
「致し方ありません」=「仕方ありません」(広辞苑)
「お気の毒ですが、仕方ございません」=「お気の毒ですが、致し方ございません」(大辞泉)
という意味です。

「致し方」の「し方」が「仕方」だとは言っていない。
そうだとするなら「到」の意味だけが浮いてしまうので筋が通らなくなる。
構造としては#2さんのご回答が正解です。

>昔はどちらの表記をしていたかわかる方いらっしゃいませんか?

お示しの辞書によるなら、一般的には、
・仕方ない
・しかたない
であり、
へりくだったり、改まったりする場合には、
・致し方ない
・いたし方ない
・致しかたない
のように表記した、ということでしょう。
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この回答へのお礼

補足への素早いご回答ありがとうございました。
やはりこれは誤字か誤用? ということですね。
複数表記も教えてくださりありがとうございました。
辞書の使い方? も学び直そうと思います。

お礼日時:2020/06/29 13:03

「致し方ない」ですね。



「する」の謙譲語の「致す」で、「致し方ない」は「する方法がない⇒どうしようもない」と言う、慣用表現です。
類義語で「仕方がない」があるので、それとの誤用でしょう。

「いた+仕方がない」が誤用ではないとしますと、「いた」の意味の説明が困難(不可能)かと思います。
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この回答へのお礼

簡潔でわかりやすかったのでベストアンサーに選ばせていただきました。

お礼日時:2020/06/29 12:59

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