
二財(X財とY財)および二人の個人(1と2)からなる交換経済を考える.初期保
有として,個人1はX財を10単位,Y財を6単位保有しており,個人2はX財を6単
位,Y財を10単位保有している.また,個人1の効用関数はu1=x1^1/2
y1^1/2で与えられる.
個人2はx2^1/3 y2^2/3
配分が「パレート効率」であるかどうか,説明しなさい.
(x1,x2,y1,y2)=(5,4,5,4).
(x1,x2,y1,y2) =(16,0,16,0)
(x1,2x2,y1,y2) =(8,8,8,8)
私の考えは
MRSが等しくなればいいと思いましたので
MRS1=MRS2
y1/x1=y2/2x2…①
① を満たす配分がどれもありませんでした。
しかし、(x1,x2,y1,y2) =(16,0,16,0)
はどう考えてもパレート最適なはずなのです。
何故、このような矛盾が起きるのでしょうか?
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
>y1/x1=y2/2x2より
1/1と定義できないモノは値が異なりますよね?
よってMRSが異なる
つまり、パレート最適ではない
といことにもなりませんか?
十分条件と必要条件を混同していませんか?MRS1=MRS2は配分がパレート効率であるための十分条件です。つまり、これが成り立つなら、その配分はパレート効率です。しかし、MRS1=MRS2が成り立たないから、パレート効率でないとはいえません。(16,0,16,0)はたしかにパレート効率配分ですが、MRS1=MRS2という等式はMRS2が定義できないから、成り立っていない。このことはこの配分がパレート効率であることとは矛盾しているわけではない、ということです。
No.5
- 回答日時:
>0ではなく存在しないのは何故でしょうか?
考えてみましたがわかりません…
なぜ?とは、意味がわからないということ?
∂u2/∂y2=(1/3)y2^2/x2^2/3
となるが、右辺は分数の形をしているが、分母x2^2/3はx2=0のとき0の値をとる。しかし、分数は分母がゼロの値をとることはできない!
それとも、x2=0で微分は存在しないという「意味」はわかったが、なぜ存在しないのか?ということ。微分が存在しない関数はいくらでもありますし、ある点で微分が存在しないということもたくさんある。後者の例として、
たとえば、y=a/x(xは実数全体をとる)という直角双曲線描く関数(x-y平面でどういうグラフを描くか知っているよね)を考えてください。この関数はx=0で存在しないので、むろん微分もx=0では存在しない。
分数は分母がゼロの値をとることはできないため
MRS2は定義できません
そこは理解できています。
y1/x1=y2/2x2より
1/1と定義できないモノは値が異なりますよね?
よってMRSが異なる
つまり、パレート最適ではない
といことにもなりませんか?
No.4
- 回答日時:
>MRS2=0/0より定義できない
よって、MRSは異なるとなるのではないのでしょうか?
したがってパレート最適ではないということです。
MRS2=∂u2/∂x2/∂u2/∂y2
まではよいが、∂u2/∂x2=(1/3)y2^2/3/x2^2/3はx2=0のとき0ではなく、存在しない(なぜ?)。同じく、∂u2/∂y2もy2=0のとき、0ではなく存在しない(なぜ?)よって、MRS2はx2=0、y2=0のとき、0/0なのではなく、定義できないのです!
No.3
- 回答日時:
>問題は(3)でした。
これは、すぐには見つからないのでMRSが等しくなる性質を使おうと思いました。その結果、MRSが等しくならないことが判明し、パレート最適ではないとわかりました。実行可能配分(10,6,64/10,96/10)は配分(8,8,8,8)に対してパレート優越、よって(8,8,8,8)はパレート最適でないことを確かめてください。
>しかし、そのy1/x1=y2/2x2…①を(2)の配分にも用いると成立しなくなりました。これは何故なのでしょうか?
MRS1=∂u1/∂x1/∂u1/∂y1
となるが、このMRS関数はx1>0、y1>0については存在するが、x1=0あるいはy1=0のときは、分子分母の微分∂u1/∂x1=(1/2)√y1/√x1、∂u1/∂y1=(1/2)√x1/√y1はx1=0、y1=0のときは存在しないので(分母がゼロになるから)、MRSはx1=0あるいはy1=0のときは存在しない。存在しないものを用いても、正しい結果は得られない!
同じことはMRS2についてもいえる。
ありがとうございます。
今回だと
MRS1=16/16=1
MRS2=0/0より定義できない
よって、MRSは異なるとなるのではないのでしょうか?
したがってパレート最適ではないということです。
No.2
- 回答日時:
訂正。
No1で>第2番目と第3番目の配分についてはそれぞれそれらに対してパレート優越的で実行可能な配分を見つけなさい。
とあるところは
第1番目と第3番目の配分についてはそれぞれそれらに対してパレート優越的で実行可能な配分を見つけなさい。
と直してください。
(1)はまだ、財をフル活用していないから100%パレート最適ではないとわかりました。
(2)はAがすべて所有しているのでBに財を与えるとAの効用が下がってしまうのでパレート最適だとわかりました。
問題は(3)でした。
これは、すぐには見つからないのでMRSが等しくなる性質を使おうと思いました。その結果、MRSが等しくならないことが判明し、パレート最適ではないとわかりました。
しかし、そのy1/x1=y2/2x2…①を(2)の配分にも用いると成立しなくなりました。
これは何故なのでしょうか?
No.1
- 回答日時:
パレート効率的配分は配分(16,0,16,0)だけ、あとの二つはパレート非効率的配分ですね。
ある配分はそれに対してパレート優越的で実行可能な配分が存在するときパレート非効率であり、存在しないときパレート効率的である、ということを思い出しなさい。第2番目と第3番目の配分についてはそれぞれそれらに対してパレート優越的で実行可能な配分を見つけなさい。なお、実行可能な配分とはエッジワースのボックス内の点で示される配分のこと。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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