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こんにちは。私は今大学で生物学を専攻しているのですが、DNAとRNAの違いを挙げよといわれると、はずかしながら、塩基の種類が違うとか、DNAは二重鎖だが、RNAは一本であるとか、糖が異なるといった、高校生レベルのことしかでてきません。
他に分子レベルで異なる点がありますでしょうか?もしよろしければ教えて下さい。
分子生物学を学ぶにあたって、参考にしたらためになるサイトがあれば、あわせて紹介していただければ光栄です。お願いします。

A 回答 (2件)

RNAは本来一本鎖として合成されるが、自身で部分的に折り返して二本鎖構造を形成したりするため、一本鎖と二本鎖が入り交じった多様な構造をしている。

また、RNAを構成するリボースはデオキシリボースと比べて水酸基(OH基)が一つ多いため、RNAは非常に化学反応性に富んでいる。つまりRNAは分解されやすい不安定な分子であることから、DNAに比べて長鎖RNAを人工的に合成してつくることが難しく、研究材料としてのコストが高くなってしまう。

 またもう一つ特徴的なことは、RNAにはさまざまな修飾塩基が付加されることである。よく知られているのは、真核生物のmRNAの5´末端にキャップ構造と呼ばれる修飾が付加される例で、これはmRNAの安定性、スプライシング、核から細胞質への輸送などで重要な機能をもつ。修飾塩基がRNAの機能と直接に結びつく例は最近数多く報告されており、修飾塩基も含めたRNAの研究手法の確立が必要である。

 これらの主な特徴から、(1)修飾塩基を含むRNAの簡便な化学合成法の開発、(2)微量RNAの高効率単離法の開発、(3)質量分析法の高感度化、などがRNA研究を進めるにあたって必要と考えられる。RNAの研究手法はDNAやタンパク質に比べて著しく立ち後れている現状にあり、今後の技術開発が求められる。


http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/stfc/stt0 …
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この回答へのお礼

なるほど~。今の私の頭の中にはここまで分子的な違いは微塵も理解していませんでした。すごくよくわかりました!ありがとうございました!!

お礼日時:2005/02/07 20:35

さらに追加するとRNAにはタンパク質と同様に触媒効果を持つものがある点かな。

このようなRNAをリボザイムといいます。
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