うーん・・・

動詞「咲かす」「咲かせる」について

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質問者：Tori3
質問日時：2021/01/22 09:10
回答数：5件

「咲かす」「咲かせる」という動詞についての質問です。

「○○談議を咲かせる」「○○話を咲かせる」
と使うのは明らかな誤用・間違いでしょうか？私はよく文章で書いていました。
「咲かす」という言葉に「盛り上げる」や「にぎやかにする」
という意味が含まれていると思っていました。
調べてみると、「○○談議に花を咲かせる」「○○話に花を咲かせる」
とするのが通例のようです。

どなたかご教示のほどよろしくお願いいたします。

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回答 (5件)

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No.5

回答者： hakobulu
回答日時：2021/01/22 16:22

「○○談議を咲かせる」「○○話を咲かせる」は単なる勘違いですね。

「○○談議に花を咲かせる」「○○話に花を咲かせる」が通例というか、正しい表現ということ。
「咲かす」（文語）や「咲かせる」（口語）は使役助動詞が付いていますが、それ自体に「盛り上げる」や「にぎやかにする」という意味はありません。
あくまで「花」とセットが基本。

以下蛇足。

◇「咲」は本来「笑う」の意。漢詩文の「鳥鳴花咲（鳥鳴き花咲わらう）」を「鳥鳴き花咲く」と読み慣わして、「咲（さく）」の訓が生まれた。（明鏡国語辞典）

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No.4

回答者：アスナロウ
回答日時：2021/01/22 12:56

さ・く【咲く】

《自動詞五段活用》活用表花のつぼみが開く。花が現れる。用例(文部省唱歌・俗曲)「話に花が咲く」《類義語》綻(ホコロ)びる。微笑(ホホエ)む。咲き出す。咲き初める。咲き匂う。咲き誇る。咲き揃う。咲き溢(コホ゛)れる。咲き残る。咲き乱れる。(スル)開花。満開。《文語形》《四段活用》
【広辞苑】

で、「花を咲かせる」「花を咲かす」「話に花が咲く」が正しい用法で、「○○談議を咲かせる」「○○話を咲かせる」は、

さか・る【盛る】
〔自五〕
①勢いがさかんになる。たけなわになる。後撰和歌集春「我がために思はぬ山の音にのみ花―・りゆく春を恨みむ」。「火が燃え―・る」
②獣類が発情する。交尾する。日葡辞書「ネコガサカル」
③繁栄する。繁昌する。「店が―・る」
④流行する。はやる。
【広辞苑】

との音の共通性から生まれた、誤用です。■

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No.3

回答者： OKAT
回答日時：2021/01/22 10:43

「咲かす」という言い方はあるのですが、現在は「咲かせる」が優勢です。

多くの言葉にこの関係があります。古語の使役の助動詞「す・さす」は関西方言では今も使われます。「寝・さす」「寝・させる」（関東にはこの中間の「寝かす」がある）「起こす」と「起きさせる」（「起こさせる」は使わない）は？「聞かす」と「聞かせる」は？「逃がす」と「逃げさせる」は？
厄介なものがいくつかありますね。