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皆さんこんにちは。
大学で日本語を勉強しているスペイン人です。
日本の言葉について質問が有りますが、日本人の皆さんは方言についてどう思いますか。世界中の国は殆ど一つの言葉「また言語」だけ使いません。スペインの場合には九つの違う言葉が話されていますが、五つだけが政府に守られています。そこで、残念ですが、その他の言葉の使用はゆっくりなくなっているそうです。
しかし、日本の場合は?日本では方言がいっぱいあるのを良く知っていますが、皆さんは方言が言語として守られた方が良いと思いますか。
また、日本の言語は日本語だけですか。
日本で言語になった方言があると思いませんか。
皆さんの意見が知りたいです。
宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

私は日本の東北地方の出身です。


生まれ育ちは福島の山間の寒村です。
親が自営の仕事で忙しく、夏冬春の学校の長い休みには、兄弟三人で宮城や秋田の親戚に預けられていました。

東北という狭い地域でも、福島、宮城、秋田では方言は全く違います。
日本語と言えども、首都圏の言葉しか知らない人にとっては、発音だけでなく、単語やその意味も違います。
それが文化の違いとあわさって、それぞれの独特の文化圏を形成しています。

私は小さい時からそういう違う文化圏を経験していたので、それぞれの言葉を使うことも、それぞれ土地の人達と暮らすことも出来てました。

家内は南九州の出身で、そこにも私の知らない言葉や文かがあります。

もっと狭い領域でも言葉が違うことも経験しました。
私が生まれ育ったところは小さな城下町のはずれでした。
サムライの時代、そこは外様(とざま)と呼ばれる、日本を支配した江戸幕府の敵対勢力の土地でした。

一方、町のすぐ隣は別の大きな街です。
そこは江戸幕府の直轄地。
つまり、私が住んでいる町と隣町は『敵同士』だったのです。
江戸幕府は敵が勢力を強めないかを恐れ、つねに見張る一方、それぞれの住民が自由に交流することを嫌いました。
そこでおきたのが、言葉を変えるという政策でした。
つまり、私の町と隣町で言葉が違ったのです。

それはわずかですが現代の今も残っています。
わたしは隣町の高校に通いました。
ある時そこの友達と話していて『あれっ、何か変』と気付きました。
どんな違いだったかは覚えてませんが、相手が言っていることを自分の価値観で考えるとトンチンカンな意味になるんです。
そこで『その xx って、xx っていう意味で言ってる?』と聞くと、『ちがう、xx っていうことだよ』と違う答えが返って来ました。
地元の地理や歴史に詳しい先生に聞くと、江戸時代に隣町同士の交流を妨げる目的で言葉を変えた名残だ、と教えてくれました。

今日、似たようなことが若い日本人に起きているように思います。
若い人たちは独特の言葉を編み出して使うんです。
長い言葉を短くしたりという変化です。
アルファベット2~3文字の言葉なんて言うのもよく見かけます。

これも一種の方言じゃないですかね。
若者の方言。

何が言いたいかと言うと、言葉は生きてる、ということです。
生きてるので、新たに生まれるし、変形という成長もする。
他の言語と混じって混血の言語が生まれることもある。
古くなって死ぬ言葉もある。
ことば、言語ってそんなもんじゃないでしょうか。

古い言葉も大事ですが、同じように今を生きている言葉も大事です。
自動車やコンピュータは日々進化します。
日々使う言葉はそれと同じなんじゃないか?

もちろん古い言葉で表現される文化もあります。
そのほうがいいものも。
そういった使い方をうまくしないと、日々の変化を悪者扱いしたり、古いものを悪者扱いしたりすることになる。
今生まれて使われるものも古いものも、うまくつかいませんか。

私はプロファイルのような年寄で、今はアメリカの田舎に暮らしています。
日本では、いなかのほか、首都圏、東海、中京、阪神でも暮らしました。
アメリカに渡り、30余年の間、大都会にも住みましたし、ミシシッピの凄い田舎、ニューイングランドの清貧な地域、オハイオやカンザスの大平原の真っただ中、カリフォルニアのベンチャーたちの町、などいろいろなところに暮らしました。
スペインはなかったですが、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、デンマーク、ノルウェーなんかにもそれぞれ数か月の短い期間ですが暮らしてきました。
どこも田舎ばかりでしたが、そこの文化や言葉に日本で感じていたようなものを感じていました。

どれをひとつの言語ととらえるかは学者さんにとっては大事かもしれません。
しかし、日々使う人にとって、『この範囲の言葉が xx 語』などという具合の境を作ることには意味がないように思います。

ことばについて言うなら、『なるようにさせる』です。
人はそれを眺めているだけでいいと私は思います。
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この回答へのお礼

自分の話を教えてくれて本当に有り難う御座いました。凄く面白かったです。
実は僕が生まれてきた場所もそうです。皆さんは全員、昔からマヨルカ語「またカタルーニャ語のマヨルカの方言」で話していますが、前世紀にいた独裁者に全国の人が「スペインに住んでいるからスペイン語だけで話せ!スペイン語意外の言葉を使うな!」と命令されてしまいました。そこで、色々な家族が問題がない為にそうすることにして、マヨルカ語の使用が減ったと言うことでした。
ですが、独裁者がすぐ死ぬ前にマヨルカ語がオフィシャル言語になって良かったです。
日本の政府は方言をそうした方が良いと思います。残念ですが、そうしなかったら、話者がゆっくりなくなる可能性が有ります。

お礼日時:2021/03/09 01:54

東京語を基準に共通語を日本は制定しましたが、東京語はやはり方言です。

わかんない。これは共通語ではありません。Tokyo Dialect です。
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みんな共通語を知っているので、困らないので、このままでいいと思います。

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