No.4ベストアンサー
- 回答日時:
No.3 です。
「お礼」に書かれたことについて。>問1(または問2(2)の初期段階)のK₁のみを閉じたときのⅠ-Ⅱ間電場・Ⅲ-Ⅳ間電場が、問2(2)の最終段階でのⅠ-Ⅱ間電場・Ⅲ-Ⅳ間電場と同じV/(6d)となるのはたまたまでしょうか?それとも必然なのでしょうか。
まあ、必然といえば必然です。
問1と問2(2)の初期段階は、同じ電圧、同じ電荷ですから、その電場は同じです。
問2(2)では、そこから K1 を開くので、電極の電荷がそのまま一定になります。電荷が一定であれば、その間の電場は、電極間の距離を変えても一定を保持します。電荷が一定なら、そこから出る「電気力線」の本数が一定ですから。
(正確には、有限面積の電極だと「端部効果」で電気力線が外側に膨れ、その効果は電極を離すほど大きくなるので、実際には電場が小さくなりますが。あくまで「面積∞」の大きな電極を仮定します)
>また、問2(2)の(ⅱ)から(ⅲ)にかけて、極板Ⅰの電荷が移動できず(ⅰ)のが保存されるのに、なぜ電位は
V → (2/3)V
となるのでしょうか…。
電荷と電場が一定に維持されますが、電極間の距離を変えれば「静電容量」が変わるので、結果的に電圧が変わります。
「引力」が働いている2つの電極の距離を大きくする(離す)には「仕事」を加える必要があり、その結果「電位(電気エネルギーのポテンシャル)」が大きくなります。
逆に距離を小さくする(近づける)と電極の引力は仕事をすることになるので、その結果「電位(電気エネルギーのポテンシャル)」が小さくなります。
問題の場合には、電極ⅡとⅢを接続するので、その間の距離だけ「電極を近づける」ことになります。
No.3
- 回答日時:
No.1 です。
「お礼」に書かれたことについて。>①式の
> E1a=V/(6d)
>というのはどのように出した値でしょうか…。
①は、K1 を閉じて、まだK2 は開いたままのときの状態ですよ?
きちんとじっくり「時間順」の状態を確認してください。
早とちりな質問 誠に失礼いたしました…。まだ前段階での電場でした…。とても丁寧でわかりやすかったです。m(_ _)m
ところで、問1(または問2(2)の初期段階)のK₁のみを閉じたときのⅠ-Ⅱ間電場・Ⅲ-Ⅳ間電場が、問2(2)の最終段階でのⅠ-Ⅱ間電場・Ⅲ-Ⅳ間電場と同じV/(6d)となるのはたまたまでしょうか?それとも必然なのでしょうか。
また、問2(2)の(ⅱ)から(ⅲ)にかけて、極板Ⅰの電荷が移動できず(ⅰ)のが保存されるのに、なぜ電位は
V → (2/3)V
となるのでしょうか…。計算上では確かにそうなるのですが、何か腑に落ちません…。
No.2
- 回答日時:
問1
Ⅰ、Ⅱの電位ときて、Ⅲの電界とくる流れが不明で、とりあえずⅢ-Ⅳ
の電界とする(各電位がわかれば、電位差と間隔で電界はわかる)。
Ⅰ,Ⅱ,Ⅲの電位をV₁,V₂,V₃、Ⅰの電極の電荷をQとすると、Ⅱ、Ⅲの両
側には Q,-Qの電荷が発生する。Ⅳには -Qの電荷が発生する。
Ⅰ-Ⅱの静電容量をCとすると、Ⅱ-Ⅲ、Ⅲ-Ⅳ間の静電容量は C/2,C/3
となる(極板間距離に反比例)。
すると
V=V₁
Q=C(V₁-V₂)=C(V₂-V₃)/2=CV₃/3
これらを解くと
Q/C=V₁/6=V/6・・・・・①
となり、
V₃=3Q/C=V/2 → E₃=V₃/3d=V/6d
V₂=V₃+2Q/C=V/2+2V/6=5V/6
となる。
問2
「極板Ⅰ,Ⅰ,Ⅲ 問の電界・・」は「極板Ⅰ-Ⅱ、Ⅲ-Ⅳ 間の電界・・」と
する。なお、電界は電位差と間隔からわかる。
(1)
Ⅱ,Ⅲは等電位でその間は考えなくてよい。同様に
V=V₁ , Q'=C(V₁-V₃)=CV₃/3 → V₃=V₁-Q'/C=V-Q'/C , V₃=3Q'/C
→ V₃=3V/4
となり
V₁=V , V₃=3V/4
(2)
上の(1)は電圧Vが変わらないが、このときは問1の電荷が保存される。
つまり①から、Q=CV/6
となり
V₁-V₃=Q/C=V/6, V₃=Q/(C/3)=V/2
結局
V₁=V/6+V₃=V/6+V/2=2V/3 , V₃=V/2
No.1
- 回答日時:
問題文1行目や、問2の1行目のローマ数字「Ⅱ」がおかしいですね。
そこの2番目の「Ⅰ」は「Ⅱ」と解釈します。
一様な電界が E=V/d と分かっていれば、電界の方向に L だけ離れた位置の電位差は
V' = E・L = (V/d)・L
になることは分かりますよね?
問2 は、題意がはっきりしませんが、「指定した動作を行った後にどうなるか」を問うているのか、「各々の動作ごとにどうなか」を問うているのか不明確です。
ただ、いずれも「指定した動作を行った後」にどうなるかは、「各々の動作ごとにどうなか」を順を追ってトレースしないといけないので、順次やってみましょう。
おそらく「最終状態」だけを答えればよいのだと思います。
(1)
(i) まず K1 を閉じれば、極板Ⅰ、Ⅳ が荷電して、それに伴ってⅡ、Ⅲの左表面、右表面に電荷が分かれて(各々の極板の電荷はトータルすると 0) 、極板Ⅰ、Ⅳ 間に一様な電界ができます。
それが
E1a = V/(6d) ①
です。
そのとき
(ア)極板Ⅰの電位:電源の電位に等しく V
(イ)極板Ⅲの電位:極板Ⅰとの電位差は、①に極板Ⅰとの距離 3d をかけて
[V/(6d)] × 3d = V/2
従って、(ア)の電位からこれを引いて
V - V/2 = V/2
あるいは、電位 0 である極板Ⅳとの電位差が「電位」そのものになるので、極板Ⅳとの距離 3d をかけて
[V/(6d)] × 3d = V/2
でもよいです。
(ウ)極板Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ間の電界:
これは極板Ⅰ~Ⅱ間、Ⅱ~Ⅲ間とも①であり
E1a = V/(6d)
(ii) しばらくして K2 を閉じたとき(そしてしばらく経った後):
極板Ⅱ、Ⅲが同電位になるので、この2つが「1つの極板」になり、極板Ⅰ、Ⅳ 間の距離が「4d」になったのと同じ状態です。
そのときの電界は、
極板Ⅰ~Ⅱ間、Ⅲ~Ⅳ間:E1b = V/(4d) ②
極板Ⅱ~Ⅲ間:0 ③
です。
(注:これによってコンデンサとしての容量が変化します。電源はつないだままなので電圧は変わらず、極板Ⅰ、Ⅳ に充電されている電荷が変化します)
そのとき
(ア)極板Ⅰの電位:電源の電位に等しく V
(イ)極板Ⅲの電位:極板Ⅰとの電位差は、②に極板Ⅰと極板Ⅱの距離 d をかけて
[V(4d)] × d = V/4
従って、(ア)の電位からこれを引いて
V - V/4 = (3/4)V
あるいは、電位 0 である極板Ⅳとの電位差が「電位」そのものになるので、極板Ⅳとの距離 3d をかけて
[V/(4d)] × 3d = (3/4)V
でもよいです。
(ウ)極板Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ間の電界:
これは極板Ⅰ~Ⅱ間は②、Ⅱ~Ⅲ間は③であり
極板Ⅰ~Ⅱ間:E1b = V/(4d)
極板Ⅱ~Ⅲ間:0
(iii) それから K1 を開いたとき
このとき、極板Ⅰ、Ⅳ の電荷はそのまま移動できずに残るので、(ii) の状態がそのまま維持されます。
(2) 同様にやってみれば
(i) ここは(1)と同じです。無駄ですがコピペ。
まず K1 を閉じれば、極板Ⅰ、Ⅳ が荷電して、それに伴ってⅡ、Ⅲの左表面、右表面に電荷が分かれて(各々の極板の電荷はトータルすると 0) 、極板Ⅰ、Ⅳ 間に一様な電界ができます。
それが
E2a = V/(6d) ⑤(①と同じ)
です。
そのとき
(ア)極板Ⅰの電位:電源の電位に等しく V
(イ)極板Ⅲの電位:極板Ⅰとの電位差は、⑤に極板Ⅰとの距離 3d をかけて
[V/(6d)] × 3d = V/2
従って、(ア)の電位からこれを引いて
V - V/2 = V/2
あるいは、電位 0 である極板Ⅳとの電位差が「電位」そのものになるので、極板Ⅳとの距離 3d をかけて
[V/(6d)] × 3d = V/2
でもよいです。
(ウ)極板Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ間の電界:
これは極板Ⅰ~Ⅱ間、Ⅱ~Ⅲ間とも⑤であり
E2a = V/(6d)
(ii) しばらくして K1 を開いたとき:
このとき、極板Ⅰ、Ⅳ の電荷はそのまま移動できずに残るので、(i) の状態がそのまま維持されます。
(iii) それから K2 を閉じたたとき
極板Ⅱ、Ⅲが同電位になるので、この2つが「1つの極板」になり、極板Ⅰ、Ⅳ 間の距離が「4d」になったのと同じ状態です。
このとき、(1) とは違って、極板Ⅰ、Ⅳ の電荷は移動できないので、コンデンサとしての容量が変化することによって極板Ⅰ~Ⅳ間の電位差が変わります。
極板Ⅰ、Ⅳ 間の距離が「6d → 4d」と「2/3」に変化することにより、コンデンサの容量はその逆数「3/2」になります。
従って
Q = CV
の関係から、Q が一定で、C が 「(3/2)C」になれば、電位差は「(2/3)V」になります。
そのときの電界は、
極板Ⅰ~Ⅱ間、Ⅲ~Ⅳ間:E2b = [(2/3)V]/(4d) = V/(6d) ⑥
極板Ⅱ~Ⅲ間:0 ⑦
です。
そのとき
(ア)極板Ⅰの電位:上に書いたように (2/3)V
(イ)極板Ⅲの電位:極板Ⅰとの電位差は、⑥に極板Ⅰと極板Ⅱの距離 d をかけて
[V(6d)] × d = V/6
従って、(ア)の電位からこれを引いて
(2/3)V - V/6 = (1/2)V
あるいは、電位 0 である極板Ⅳとの電位差が「電位」そのものになるので、極板Ⅳとの距離 3d をかけて
[V/(6d)] × 3d = (1/2)V
でもよいです。
(ウ)極板Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ間の電界:
これは極板Ⅰ~Ⅱ間は⑥、Ⅱ~Ⅲ間は⑦であり
極板Ⅰ~Ⅱ間:E2b = V/(6d)
極板Ⅱ~Ⅲ間:0
回答ありがとうございます。
問題文の誤字、ごちゃごちゃで本当にすみません…。m(_ _)m
①式の
E1a=V/(6d)
というのはどのように出した値でしょうか…。自分は
V=E×d+E×3d
∴E=V/(4d)
としてしまいましたがどこがいけなかったでしょうか。
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