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自動車用モーターのローター永久磁石コアですが、挿入した磁石の周りの金属は鉄ですか?

「自動車用モーターのローター永久磁石コアで」の質問画像

A 回答 (3件)

何とも言えませんが・・・理想を言うと。



※永久磁石のバックヨーク(御質問の場合では『ロータ』)は、『純鉄』です。

※永久磁石は、『永久』と言っても、放置しておくだけでジリジリと減磁します。
 これを防ぐ為には、永久磁石が周辺に放出している磁力を回収し、永久磁石に戻さなければなりません。(思い出してください。小学校の実験で使ったU字型の磁石を保管しておく時は、S~N間に鉄の板を貼り付けましたよね?アレは磁気回路をショートし、磁力を長持ちさせる為に必要です。)
 この『放出している磁力の回収』を、『磁気回路のショート』といいます。

※バックヨークには、永久磁石の磁気回路をショートさせる役割がありますが、純鉄は磁束が通りやすく、効率よく磁気回路をショートさせられます。

※がしかし。
 純鉄は非常に高価で、機械強度も大したことがありません。(落としたりすると、自重で変形してしまいます。)
 また永久磁石の磁力がどれほど長持ちするとを言っても、今日動力用モータに使われるネオジムやコバルトなどの磁石は、磁気回路をショートさせなくても、数十年ぐらいは余裕で持ちます。
 そこで多くの動力用モータでは、純鉄よりも安く機械強度も高い、普通の『鋼材』を使っています。

※但し。
 ショート出来る磁束は、磁力の導体の素材と断面積で変わります。
 ちゃんと計算すると判りますが・・・モータの外に磁力を漏らしたくない場合(漏れる磁力を可能な限り回収したい場合)、同じサイズのモータなら、純鉄を使った方が『漏れる磁力』は小さくなります。
 また一定量の磁力の漏れを許容する場合、純鉄の方が(若干ですが)モータの外寸を小さく出来ます。
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磁力線の束?を磁束といいます、これをよく通すかどうかが透磁率といいます。


一口に鉄といっても透磁率に差があります、当然透磁率が大きい鉄、または鉄合金が使われます。
※純鉄は金並みに薄い箔にできるらしいです。
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磁束を外周方向に通過する必要がありますので、電磁鋼板


(電動機用鉄芯)を使用しています。
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