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牛乳(生乳)廃棄するなら新鮮なうちに生クリームかバターに加工すればいいと思うのですが出来ないのですか?

A 回答 (4件)

普通はそう思うよね。


 皆さんが説明されている加工施設や保管設備のキャパの他、原乳の価格問題というものがあります。
 酪農家に乳業メーカーが支払う原乳価格には飲用乳加工用の2種類があって、変動はしますが加工用は飲用の3割安くらいの価格になってしまうのです。もちろん国からの補助なんかもありますが十分ではありません。だから余ったからといって加工用に売ってしまうと採算が取れないことも出てくるんです。ただでさえここ10年ほどで酪農経営者の数は激減(3割減という話もある)しているわけで、余ったから加工用に回すということが常態化すると廃業を決意する酪農家がさらに増える可能性があります。
 だから簡単に「じゃあバターにしよう」ってことにはならんということだと思います。
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そうです。


もっと詳しく言うと、
「今すでにめいっぱいバター等に加工していて、
 年始年末にその限界を上回る見込み」
ということです。

加工能力には限界があります。
「加工のため工場まで運ぶ」「稼働可能な工場がある」「工場から出荷する/倉庫に移送」「それぞれに人手」などが必要ですよね。

今すでに、牛乳での需要が急減しているため、
これらが目いっぱい稼働してバター等を生産しています。
でもその限界を超えつつあるのです。
また、今すでに生産され済みのバター等の在庫が積み上がっている状況です。
バターは生乳よりは日持ちがします。
しかし「日持ちがする」ということは倉庫が必要ということですし、結局一度作ったら今度はそのバター(と粉乳)を消費しなくてはなりません。


だから牛乳での消費が呼びかけられているのです。
今回の需要減はコロナ禍による一時的なもの。
牛乳はその性質上、一度牛の数を減らしたら、需要が戻ったからといってすぐ増やすことは難しいです。
また減産やバター・粉乳等の加工に回すと、生産農家の経済的なダメージが大きいです。そうすると廃業せざるを得ない酪農も出てきます。
そうすると今度は需要が戻ったときに「牛乳が足りない」ということになります。
つまり食料供給が不安定になります。

異常な状況による一時的な需要減ですから、
みんなが少し牛乳の消費量を増やせばこうした「みんな困る」状況を回避できます。
だから、年始年末は少し多めに牛乳を飲みませんか?と呼びかけられています。
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加工するのには製造設備がいる事が理解できないのでしょうか?


一時的な余剰の為に増設しても採算が取れません。
製造設備や保存施設をフルに使ってもまだ余るのですね。
搾乳しなければ牛が病気になるのでやめることもできません。
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出来ないのではなく、それを引き取りに行くコスト(腐らないようにしながら輸送する手間)が問題になりますし、工場に運び込んでも殺菌やら低温保存やらの手間がいりますので、生クリームやバターに加工しても採算が合わず、商売にならないのが実態みたいです。

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