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発達障害の人って、どうして人と目を合わす事が出来ないのでしょうか??

A 回答 (1件)

人間は普通、数秒間に1回程度の頻度で瞬きをします。

また眼球は絶えず動かしています(自分の意志で一点をじーっと凝視し続ける場合でも、実際には眼球は常に微振動しており、絶えず動き続けています)。

また、眼球や目だけが切り離されてあるわけではないので、「人の目を見る」時は普通、その人の顔全体、表情も視野に入れることになりますね。人の表情もまた、絶えず変わり続けています。特に喋っている時は猶更、顔全体の筋肉が様々に動き続けます。

勿論仕草も同じですね。身振り手振り、姿勢の変化なども、相手の目を見る時には多少、視野に入れることになるでしょう。

要するに、生身の生きた人間は、ほとんどずーっと動いています。
人間は静止画像ではありません。

そして、発達障碍者の全ての人にあるわけではありませんが、一部の八達障碍者には生まれつき視神経の偏りがあります。私も専門家ではないので厳密な言い方はわかりませんが、動体視力が弱いといえばいいんでしょうか。

動いている情報をキャッチするのが普通の人よりも苦手であり、たえず変化し動き続ける物体をじっと注視するのが非常に苦手であり苦痛なのです。平たく言えば、動く情報をずっと目で追い続けるのは脳がすごく疲れます。

それはフィジカルな(肉体的な)機能の偏りのせいなので、心理的なメンタルの問題とは完全に別です。

疲れたくないので、本能的に無意識的に動き続けるモノを見るのを避け、視神経や脳神経の負荷を下げようとする感じです。防衛本能の一種だと思います。

逆に言えば写真などの静止画像を見るだけだったら、そこに移っている人物の目を長いことじっと見つめるのも問題なく出来るし、写真に写っている人の顔をよく見て覚えるのも可能、という人も結構いますよ。

ちなみに私はASDで、視覚過敏症が重度の診断も下されています。
上に書いたような動体視力の問題も幼い頃からハッキリあって、動くものを目で追いかけるのは凄く苦手です。

たとえばですが、自分に向かって飛んでくるボールは大体うまくキャッチできません。速度や距離感が把握しにくいので、怖いし、努力してもあんまりうまくなりませんでした。

私は決して「人間嫌い」ではないですが、そういう動体視力の問題がハッキリあるので、やはり、喋りながら激しく変化し続ける人間の顔をじーっと見るのもすぐに疲れてしまい、油断するとすぐ目を逸らしがちですね。蛍光灯も大嫌いです。あれは絶えず明滅しているので。テレビのブラウン管も同じです。

今は接客業をしているので、人の目を見ることも業務としては割と進んで平気でやっています。ただ、あくまでも仕事だからやってるというか、社交的なエチケットとしては相手の目をある程度見ないと失礼に思われる、と学習したので、意識的に身につけただけです。

私の場合は進んで目線を合わせるスキルを習得しましたが、誰でも自分が苦手なこと、イヤなことを無理に強いられるのはかなり苦痛ですよね。

だから、幼い頃からそういうことを周りにガミガミ言われたり無理強いされたり、何でアイツは人の目を見れないんだろう、コミュ障なんじゃない?きもいよね、みたいに周りに馬鹿にされたりしたことで、本当に人間を怖く思ったり嫌いになったりして、いよいよ人の目を見れなくなる、見る気もしなくなる…という二次的なメンタルの問題が増える発達障碍者も多分、多いと思います。

視神経や脳神経の性質を理解している人は少ないので、あいつはコミュ障、みたいに一足飛びに言われて、傷つく人も多いと思います。

また、動体視力の問題はあまりなくても、感情が露骨に出る器官を見ること自体が好きではないタイプの発達障碍者も多いと思います。

言葉では愛想がよくても目は悪意をこめてくる、みたいなことも人間はしばしばやりますが、そういう複雑な両義的なメッセージを読み取るのが苦手なタイプもいます。私もそれは今でもかなり苦手で、上司などが時々そういう態度を出すと、非常に苦痛を感じます。

あと、私は女性ですが、異性をじっと見つめた時に、あいつは色目をつかってきたとか俺に惚れてるとかすぐに誤解する男性も多いと言えば多いし、先輩格の人をじっと見たら、あいつ生意気にもガンつけてきた喧嘩売ってる、みたいな誤解されたこともあります。

私は光過敏症のせいもありますが、そういう事情もあって、プライベートでは真っ黒のサングラスをかけるのが大好きです。私の視線を相手にあんまり悟られずに済みますからね。

参考になれば幸いです。
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