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膀胱洗浄は逆に感染を起こしやすいという理由からも、近年行わなくなってきていると聞きました。
その為か文献もほとんどなく、調べようがありません。
手順と注意点や根拠などを詳しく教えていただきたいです。
また、バルーンカテーテルではなく、自己導尿用のネラトンカテーテルを用いて膀胱洗浄を行うやり方があれば教えてほしいです。

A 回答 (1件)

 「国立大学病院集中治療部協議会:ICU感染制御CPG策定委員会、ICU感染防止ガイドライン、じほう、2003」の中で、「膀胱洗浄は閉塞が予測される場合以外は避ける(A-III)」と書かれているようです。



推奨ランクの「A」とは、「強く推奨する」もので研究論文のランク付けとして「III」とは、「症例集積研究や専門家の意見」とのことです。

 膀胱留置カテーテルに関して、このガイドラインの中では他には「膀胱留置カテーテルの無菌的な挿入と維持に関する正しい技術をもった医療従事者だけが膀胱留置カテーテルを取り扱う(A-III)」「医療従事者はその教育を定期的に受ける(A-III)」「膀胱留置カテーテルは清潔器具を用いて無菌的操作で挿入する(A-III)」「必要時に必要な期間だけ留置されるべきである(A-III)」「閉鎖式採尿システムを使用することによって尿路感染を減少しうるので、清潔な閉鎖式採尿システムを維持する(A-III)」があるようです。

 また、「感染コントロールとしての、導尿患者の定期的な細菌培養検査は行わない方がよい(B-II)」「予防的な抗菌薬投与が尿路感染を減少させたとする明確な証拠がないため、行わない方が良い(B-III)」「抗菌薬による膀胱の持続洗浄には有用性が認められておらず、ルーチンの感染予防として行わない方が良い(B-I)」とも書かれているようです。

 ご質問の全てに回答できたわけではありませんが、膀胱洗浄が行われなくなってきた根拠は、こんなところかと思います。
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