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国体明徴化した日本で、日清日露で功績あげた軍部が、なぜ、国家よりも自分達が重要だと胡座をかいてしまったのですか?

A 回答 (2件)

当時は、国の拡大に伴う国富の概念がありました。

植民地経営や外地併合、信託統治領の拡大、更には傀儡国家の樹立と経営の関与です。いわゆる帝国主義ですね。

国民も帝国主義に毒されていました。日清戦争は、あの大国である清を破り、台湾を割譲させるというお得な戦争でした。国民は大歓喜ですね。
日露戦争は落とし所が大変で、実は日露は互いに適度な痛み分けをしたので、戦費ばかりかかって実は損をしています。結果、朝鮮を併合しましたけど、これも実は大損です。

国民やマスゴミの支持を受け、軍部は自ら国富を追及するようになります。満州国という傀儡国家の設置、中華民国内の利権確保です。軍部も一枚岩ではないのですが、関東軍はもう、引っ込みが付きません。遂にはこれが理由となった米国などの制裁で鉄や石油の確保が難しくなります。

猛烈営業部が「俺達が会社を大きくした」、「誰が稼いできていると思っているんだ」、「コンプライアンス? 知らねぇよ」と段々と増長する図です。営業部の取締役が社長に就き、「違法なことをしてもいいから、売ってこい」と発破をかける図ですね。
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朝鮮や満州において軍政を行う事で、軍部は増長したのです。



軍政で出世すると色々と美味い汁が吸える。いい女も抱ける。あいつは朝鮮で良い思いしやがって羨ましいな。俺は満州だ。あいつ満州で良い思いしやがって羨ましいな。俺は上海だ。そんな感じで、政治家のシビリアン・コントロールなんて無視して、勝手に領土拡大を目指して膨れ上がっていった。

そして朝鮮や満州で、俺たち軍人は上手いこと政治ができるじゃないかという経験が、だったら日本の本土政治も軍人がやった方が上手くいくはずだ、国民だって支持してくれるはずだし、本土の美味い汁が吸えると、つけ上がっていったのです。

要するには軍人の個人的な欲望ですよ。
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