こちらの表の右端に「漆喰」という商品の紹介があります。
http://www.baba-shouten.com/nanban/nanban.shtml
この「漆喰」は粉末の商品なので、使うときには水で練って、練ったものを塗ります。この「漆喰」はその成分から見る限りは古来使われてきたいわゆる漆喰なので、塗った後、消石灰が空気中の炭酸ガスを吸収して炭酸カルシウムに変わる(式1)ことにより硬化するのだと思います。長い年月をかけたゆっくりした反応だと思います。
Ca(OH)2+CO2⇒CaCO3+H2O‥‥‥式1
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%86%E5%96%B0
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E9%85%B8 …
上記の表では「シルガード」という商品も紹介されています。「シルガード」も粉末の商品なので、使うときには水で練って、練ったものを塗ります。「シルガード」は、硬化すると「漆喰」にそっくりのものになるので、「漆喰」の代わりに使うものです。
「シルガード」の成分は簡単に言えばこの表の「漆喰」のそれに「炭酸カルシウム」を加えたものなので、「シルガード」と「漆喰」の成分はよく似ています。
ただ、炭酸カルシウムは式1の右辺にある(つまり、生成物である)ので、それを人為的に加えたシルガードでは加えてないとき(つまり、上記表の「漆喰」)に比べて、式1の反応は遅くなると思います。
それにも関わらず「シルガード」には「硬化遅延剤」が入っています。つまり、「硬化遅延剤」を入れなければ硬化が速く進み過ぎて塗る作業がしにくいということだと思います。
なぜ「シルガード」の成分構成では「硬化遅延剤」を入れなければならないほど速く硬化が起きるのでしょうか。
「シルガード」の中ではどのような反応が起きているのでしょうか。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>ただ、炭酸カルシウムは式1の右辺にある(つまり、生成物である)ので、それを人為的に加えたシルガードでは加えてないとき(つまり、上記表の「漆喰」)に比べて、式1の反応は遅くなると思います。
※この認識に大いに疑問があります。
過冷却水、という言葉聞いたことありませんか?。
純粋に近い、きれいな水を衝撃が加わらない状態で徐々に冷却してゆくと、水温が0℃未満になっても氷結しません、この状態が過冷却水。
衝撃を加える、または核となる不純物を加えると、ほぼ瞬間的?に氷結します。
溶液中の溶質が結晶するときも似たような現象があります、核となる最初の結晶(または不純物)を加えると、ほぼ瞬間的に結晶が成長します
ほぼ瞬間的?、だから遅延剤が必要と思われます。
総量、100Ca(OH)2、が100CaCO3に変化して完成とするとき
総量50Ca(OH)2と50CaCO3で合計100単位ならば。
単純に考えても半分の時間で50Ca(OH)2が50CaCO3に変化すれば、合計100CaCO3が生成されますね。
No.4
- 回答日時:
しくみがわかっているのではないのですが。
漆喰の材料に山粘土が使われています。一般的には粘土と石灰を混ぜて焼成する事で俗に言うセメントが作られます。漆喰の中に水酸化カルシウムが含まれていることで、どれくらいの割合になるのかわかりませんが、セメントの硬化成分と同じものが合成されるような気がします。セメント生成で焼くのは石灰を消石灰にするためかと。
wiki をみると、ケイ酸カルシウムが合成されてそれが硬化をするようなことが書かれています。ケイ酸塩は重合するものがほとんどなので、反応によって重合硬化していくことはじゅうぶんに考えられます。
No.3
- 回答日時:
「入れなければ早く硬化してしまう」のでも「早く硬化すると塗りにくい」のでもなく、クラックが起きにくいように遅延剤を入れています。
漆喰が難しいのは、地の収縮率と表面の収縮率が違うと割れてしまうからです。
だから、できるだけゆっくり乾かした方がいいのです。
伝統的な漆喰は布海苔(ふのり)を使います。
ふのりは、漆喰に粘度を与え、ゆっくり乾く性質があるからです。
一番右の漆喰にある「海草糊」がふのりと同じ物を指すのかわかりませんが、役割は同じと見ていいでしょう。
海藻から作る糊なので、量産するには向きません。
そのため、現在の漆喰風の建材には本物のふのりは使われません(たまーに、ふのりを使った一般向けの漆喰商品もあります)。
つまり、「どの漆喰にも遅延剤が入っている」ということです。
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