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今自分は大学1年なのですが、どこかしらでアメリカに正規留学したいなと考えています。

そこでアメリカの大学院に進学するないしは大学に編入することを考えた際、GPAが3以上必要のように言われたのですが、私の大学の平均GPAは2前後で、滅多に4をとれないと人から言われました。
 この場合、大学を中退しアメリカの大学に高校の成績をもって入学するほうがこの大学での成績を持って留学するより得策なのでしょうか?
 また、大学中退という事実を隠すことは可能なのでしょうか?

長々と文章を書いてしまい大変申し訳ないのですが、お答えしてくださると幸いです

質問者からの補足コメント

  • 自分がアメリカに行きたい理由としては、アメリカの企業に就職したいのに加えて、NASAなどがあるため、自分の専攻したい宇宙物理に関して日本より詳しい知見を得たいからというものです。

      補足日時:2023/05/28 16:58

A 回答 (3件)

アメリカの大学に正規留学、つまり、アメリカの子供たちと同じ大学卒業資格を得るための留学をお考えだと理解しました。



NASA などという言葉から察するに、それなりのレベルの大学が希望と思います。

質問を見ていると、質問者さんは成績のことを気にされているようです。
もちろんそれは大事ですが、それを重視するのは日本の大学と同じような感覚で考えるからのように私には思えます。

アメリカの大学に入って勉強して出るためには、それは必要条件のひとつでしかありません。
しかし、もっと大事なことがあります。

その点では、以下の要素が重要になると思います。

 ① 経済的な基盤の証明
 ② 自己主張と推薦
 ③ 英語力
 ④ 基礎学力

ここではそれについて私が知っていることをコメントします。

私はプロファイルのような隠居爺です。
民間企業で航空宇宙の仕事を長らくしてきました。
なので、当地の大学や企業の他、NASA や USAF、関連学会などともお付き合いしてきました。

私自身は日本の院卒ですが、専攻は航空宇宙系とは無縁でした。
航空宇宙については、技術も法規・基準・規格も技能も、当地のコンサルティングファームの教育や、当地の仲間との OJT などを通して習得しました。

ただ、仕事では大学と付き合いましたし、ウチのカミさんや子供たちは当地の大学を出てますので、それなりの情報は持っているつもりなので、これはそれを背景にしたコメントです。
(カミさんの場合は、日本の大学とは専攻が違うので、一般教養の一部を認めてもらっての2年次編入でした)

まず ① についてです。

当地のそれなりのレベルの大学で勉強したい場合、かかる費用は半端でないことをまず覚悟してください。

日本では、大学の1年あたりの学費はせいぜい数十万円です。
そして、国公立は私立よりも安い。

でも、当地ではそうではありません。
それなりのところだと、国公立に相当する州立や市立でも桁が違います。
もちろん私立でもです。

ウチの子供たちはまだ大学に残っています。
その子たちの例です。

子どもたちも、それなりのレベルの州立大に世話になりました。
海外からくる留学生は州外から来る国内の学生と同じ扱いを受けます。
その場合の1年間の学費は、今年の例で言うと 500 万円前後です。

それと、そこで暮らす生活費も安くはありません。
保険などが必要で高いことや、医療や物価が高いことが要因です。
ウチの子供たちは田舎町で暮らしてましたが、年間の生活費は 300 万円はかかっていました。

つまり、4年間だと優に 3,000 万円を超えます。
日本なら、首都圏の郊外に家が一軒買える金額です。
彼らはそんな高額の金を親や金融機関の学生ローンから借りて賄います。

そんなにお金をかけてでも彼らがなぜ大学に行きたいかわかりますか?
それは、大学に行かない場合に比べ、行かないと得られない優れた『チエ・ウデ・ワザ』を身に着けられるからです。
それが身に着けば、それを持たない人に比べ、良い報酬、良い社会的地位、などが手に入るからです。

日本の大学生の多くは、アルバイトをよくしてますね。
学費や生活費の足しにするほか、サークル活動を楽しんだり、コンパと称したパーティーを盛んにしたり、休みになると旅行を楽しんだりというお金を得るためでしょう。

しかし、当地の子供たちはそんなことはしません。
ウチの子供たちに限らず、当地のこう言った子供たちは時間もお金も決して無駄には使いません。

もともととんでもない高額の学費・生活費ですから、バイトの小金なんて焼け石に水です。
そんな小金を稼ぐのに大切な時間を使うぐらいなら、そんな金は借り、その時間で自身の『チエ・ウデ・ワザ』を伸ばそうとするんです。

だから、当地の子供たちはとてもよく勉強します。
なにしろ、大学に入っても良い『チエ・ウデ・ワザ』を身に着けられなければ、その後は高額の借金に苦しむことになりますから。
『趣味やパーティーや旅行を楽しみたければ、社会で良い地位や報酬を得てからゆっくりすればいい』
当地の子供たちはそう考えるんです。

また、当地の子供たちは、スカラーシップやグラントを手に入れて自身の経済的負担を軽減できますが、海外からの留学生はこれを使えません。

海外からの留学生は、留学ビザの発給を受けるときには、留学に先立ち、4年間の学費や生活費を負担できるだけの経済的基盤があることを銀行の残高証明などを大使館に提出して証明しなければなりません。
これが留学生にとって ① の問題の本質です。

次に ② の自己主張と推薦についてです。

当地の大学には入試がありません。
では志願者の選抜はどうするか?

日本的に考えれば、質問者が言うように勉強の成績と思われるでしょう。
しかし当地ではそうとばかりも言えません。

学力について、GPA や SAT の成績なんかは、必要条件を満たしている指標のように足切りのネタにはされるでしょうが、志願者間の選別のネタには多分使われません。
なぜなら、たとえば SAT で言えば、それなりの大学に来る子たちは皆ほとんど満点なんですから。

その意味で一番重視されるのは自己主張のように思います。
ただ、そこで言う自己主張は日本人が考えがちな『美辞麗句を並べた青年の主張』ではありません。

目的意識と自己認識や目標を明確に持ち、それに合わせて取った具体的な行動と、その結果として得られた現実の実績を示し、『私は専攻分野の大学教育を受ける準備が人よりできている』と主張するのです。

例を示します。

東日本大震災の時、当地では各地で子供たちが義援金を集めるボランティア活動を立ち上げて実施しました。
あれです。

単なる子供の募金活動と思われたら大間違いです。

ジャーナリズムや企業を考える商学や経済学、経営学を志す子供たちが企画し、どうすればより多くの義援金が早く集まるか、どうすれば社会に『やってよかった』と認識されるかを考え、募金活動の中身を企画し、例えばテレビ・ラジオ・新聞などの報道機関に無償の広告をさせたり、企業にお金を出させるキャンペーンを張ったり、といった工夫を凝らした活動をしたんです。

その中での自分の役目と実績を第三者に認めさせ、その事実を『実績』に使って自己主張をしたのです。

ウチの子供たちは理系なので、そういったやり方ではなく、大きな財団や企業が主催する懸賞論文に応募していました。

この手の懸賞論文の募集では、マジなプロの研究者がやるような疑問提起・仮説提起・実証方法の提起・実証の実施・結果の評価などを同じようにやります。
求められるのは、そんなプロの国際学会論文に出せる体裁で論文をまとめることです。

その論文は、提出すると、本当に国際学会の論文審査にかけられて評価されます。
評価は、アメリカの場合は州単位の評価、連邦での評価を受け、最後の世界中から集まった論文の中で評価されます。

そんなマジな評価ですから、州単位でさえ体裁が規定をクリアしたという『受理』というだけでも価値があります。
ウチの子がどこまで行ったかはともかく、そのような社会的評価を手に入れ、その事実の裏付けをもって『私は専攻分野の大学教育を受ける準備が人よりできている』と主張するのが当地の自己主張です。

こんな活動をするには、高校の先生の助けだけではできないものです。
ウチの子の場合は、子供がウチの町にある州立大に自分で掛け合い、そこの先生などにメンター(指導者)をお願いしてやってました。

推薦状は、子供の活動を証明できるそういった第三者が書くので、その意味でも単なる『感想文』ではないのです。

自己主張と推薦の意味が解っていただけたでしょうか。

次は ③ の英語力です。

ポイントはふたつです。
ひとつは自己主張や推薦状、インタビューなどの英語、もうひとつは入学後の勉強に必要な英語力です。

入学時に必要なのは前者ですが、後者がなければ入学できても良い結果は得られません。
しかし、入学できなければ話にもなりませんから、まずは前者についてコメントします。

これは、はっきり言えば、自己主張や推薦をどれだけインパクトのあるものにできるかということです。
自己主張も推薦も、限られた字数や語数で書くものです。

当地の子供たちでさえ、訓練されなければそれを十分に書けるようにはなりません。
② で述べた実績をあげる過程での論文を書くなどの作業では、それが訓練されます。

これについて言えることはそれだけですが、日本からの方にとって一番難しいのはこれではないかと私は思います。

入学後はさらに高いレベルでの英語力が求められます。

勉強では速読力が必要です。
たとえば、ハリーポッターの本1冊を一晩で読むなんて言うのが必要になります。
そこで求められることを、限られた字数と語数のインパクトにあふれた表現でまとめる能力も。
そして、それについて、相手の頭にスッと入るスライドを使ったプレゼンにまとめ、プレゼンをしてディスカッションをし、ディベートで戦って結果を出し、その家庭を簡潔にまとめてレポートにする。

これが大学の授業で求められる英語力の例です。

④ の基礎学力についてはもう言いましたね。

これが当地で大学に行くという過程で経験したことです。0
質問者さんが質問される内容は、当地の子供たちと対等に入る『正規留学』を考えると、それなりの大学の場合、何かあまり現実の核心をとらえてないように感じたのでコメントしました。
参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

日本で開催される留学フェアで並べられているようなきれいごとでは無く、アメリカの大学に関する現地で実際に経験しないと分からないような詳細を事細かく教えていただき本当にありがとうございます。
日本の大学における学生との意識の差を痛感しました。
そのうえで、自らの大学を卒業した姿と海外の大学を卒業した時の姿を想像し見比べたときに自分の中でより一層アメリカに行きたいという気持ちが強くなったように感じます。
恐らく、この話を踏まえたうえでなお、人生経験の少ない若輩者の私にとって想像を絶する厳しい道のりと感じるように思いますが、アメリカに進学しようと思います。

大変貴重なご意見ありがとうございました。

お礼日時:2023/05/29 00:26

元エージェントです。



まず、アメリカに限らず、海外大学に出願する場合は「最終学歴」を提出します。高校の成績で出願することも不可能ではないですが、今の大学で取得する単位が認められる可能性を考えるともったいないですね。

先輩が良い成績を取るのが難しいと言っていたとしても、日本の大学で良い成績が取れないなら海外の大学で良い成績が取れる可能性は低いです。大学院を考えるなら最低でもGPA3.0以上を取得し、担当教授にレコメンを作ってもらえるようにしておかなければなりません。

まだ大学1年生、はじまったばかりなのであれば「今」なら成績が出ていないため最終学歴は高校なので出願してみても良いのでは。ただし、英語力に言及していませんが、アメリカの大学なら最低でもTOEFL80以上が必要です。

で、あなたと同じように悩む大学生に悪質な留学エージェントが提案するのがコミカレです。コミカレは賛否両論別れますが、決して悪いものではなく、学費をセーブし、学びたい大学へ編入できる便利な学校です。

とはいえ、英語力がなければメインストリームに参加できず、英語コースだけで1年かかる学生も少なくありません(それだけで今のドルレートだと500万円はかかります)。

本気で海外大学、アメリカでの進学や就職を考えるのであれば、一度、カウンセリングを受けることを強くおすすめします。こうした質問系サイトで投げかけても間違った情報であったり、自分はこうだった、という偏った見方での回答が多いので、客観的に情報を集め、進学することをおすすめします。
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UCバークレー卒の方とコンビでお仕事してます。


先輩に孫さんがいるようです。
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