
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
秀吉も、生前は「猿メ死ニ場所ヲ失ウテ血迷ウタカ!」などと言われていたが、死んで家康が台頭したとたん神聖視されるようになった。
それと同じ。
それと、開戦決定時、山本は連合艦隊司令長官に補せられておりウォーポリシーにかかわる立場になかった。
次官時代、対米戦争につながる日独伊三国同盟に執拗に反対し続けたため右翼から命を狙われ、彼らの手の届かない海上に避難させたという説がある。
山本は非戦派の急先鋒だったのである。
実際、開戦決定された後も、嶋田海軍大臣に「天皇の聖断を仰ぐという最終手段もありうる」という意味を含んだ手紙を送っているし、終生の親友堀貞吉には「自らの本意と真逆のことをしなければならないというのは、まことに奇妙なものだ」と苦境を訴えている。
パールハーバーに向かう途中でも「もし日米が合意した場合、たとえ攻撃隊発信後でもただちに帰投を命じる」と訓示している。
隊長たちは「それは出かかったションベンを止めるようなものだ」と猛反対したが、山本は押し切った。
たとえ本心や心情がどうあれ、軍令が下れば軍人は従わなければならない。
井上成美も戦後こう言っている。
「たとえ大義名分の立たない理に合わない戦だと思っていても、勅が下れば軍人は戦うのです」
彼も山本たちと日独伊三国同盟を反対し抜いた、非戦派の急先鋒だった。
余談だが彼はこうも言っている。
「人間を神にしてはいけません」
山本神社や乃木神社を指してのことである。
No.10
- 回答日時:
①当時の常識では不可能と考えられていた真珠湾作戦立案・発動して成功させたこと。
②結構な戦果を挙げたこと。特に当時は海軍の主力は戦艦とされてきたので、航空機29機だけの損失で戦艦8隻を撃沈破したのは大勝利。
③戦争途中で戦死したこと。
私は彼が英雄だとは毛ほども思ってはおりませんが、彼は連合艦隊の司令長官にすぎません。戦争を始めた人間ではありませんし、戦争全体を指導したわけでもありません。軍人として政府の命令に従っただけのことです。したがって戦争全体の犠牲者について責められるべき理由はありません。ましてや戦争犯罪人でもないと思いますよ。生きていたら戦犯?はありえません。おそらくは戦犯の意味を取り違えておられると思います。
No.8
- 回答日時:
有益なことをしたのは、台湾統治までで、誰一人、有益なことをした人は、いないのではないでしょうか。
真珠湾を攻撃して成功したので、国民が喜んだだけで、山本五十六は少しも喜んではいなかったと思います。英雄視はされたが。
特に死んだので、永遠の英雄に語り継がれた。
そんなところではないかと。
イソロクは、全米を視察して、その経済力を見ていたので、勝てることは絶対にないと考えていた。
真珠湾攻撃で、停戦協定に持ち込むしかないと考えていたらしい。
奇襲はかけたが、しっかりお見通しで、空母は退避させていた。
No.7
- 回答日時:
>山本五十六が英雄視される理由を教えて下さい。
不可能と言われた真珠湾攻撃の成功と前線視察中の悲劇の戦死。
英雄に祭り立てるには最高の人物であり、国民の士気を煽るために利用されただけ。
近年では愚将の評価が目立つが私も同感だ。
No.5
- 回答日時:
統合本部議長は、皇族であり、軍備拡張推進者でした。
世間知らずで、勇ましく振る舞わないと、舐められると感じていたのかも知れません。
勇ましく無責任な陸軍上層部は、議長の後ろ盾で膨張。
戦争消極派は、罷免。
国民も勇ましいのをのぞんだ。
ナチスも、無知な若者中心に台頭した。
奇襲攻撃で、有利な戦局での停戦に持ち込むつもりが、戦局を拡大。
しかし、東南アジア、アフリカなどは、列強の植民地から開放され、帝国主義は終焉。
第2次大戦は、必然だった。
アメリカの軍備整備の完了は、2〜3年後とみる。
第2次大戦は、帝国主義の殲滅だった。
(ロックフェラーなどの石油資本は、民主主義のほうが儲かるので、戦争主義は望まなかった。日本帝国主義は、どのみち叩き潰される運命だった)
第3次は、独裁国家との戦いに。
その後、勝てれば、イスラムの政教分離と民主化だろう。
独裁とイスラムの改革は、内部からは難しい。
戦争は避けられない気がする。
この2つを潰さなければ、平和は訪れない。
抑圧された人々の開放はない。
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