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「わらび餅」や「葛餅」は、本来名前の通り、蕨や葛を材料として作られるものですが、
漫画「美味しんぼ」でも指摘されたように、今ではじゃが芋などの澱粉を用い、蕨や葛を使っているのはごく少数だとか。
それでも品名に堂々と「わらび餅」「葛餅」と表記される事が何故許されるのでしょうか?
明らかな「不当表記」だと思うのですが。

かつて「蟹肉が入っていないのにカニ蒲鉾とは何ぞや」と指摘されて以降、「カニカマ」という表記は消えましたが、
材料として使っていないものを商品に堂々と謳うのは、法律で規制出来ないものでしょうか?
何故こういった状態が野放しになってるんでしょう?

回答をお待ちしております。

A 回答 (3件)

仰る通り、「わらび餅」に関しては安価な代替の馬鈴薯でんぷん粉で作られている場合がほとんどです。


本来の材料が手に入りにくくなり、そして大量生産が始まった時期からこのような品物が出回るようになりました。
もし歴史の浅い物でしたら政府の指導もありこのような事態は許されないでしょう。消費者を惑わせないために。(カニカマの例)

この馬鈴薯でんぷんで作ったコピー商品?が出回るようになってからかなり時が経ってしまいました。
ために、ほとんど一般の消費者は安価なわらび餅に本物の粉が使われているとは思ってはいません。本物を使えば値段が跳ね上がるということは認識していると思われます。そのような状態では法律で規制ということにはならないのではないでしょうか?(下のサイトでは通称化という言葉を使っています)
それにそれを言い出だせば「片栗粉」という名称も使えなくなってしまいます。もちろんこれも昔は「カタクリ」の根から取ったでんぷんだったのですが。

http://www.gishi.co.jp/home/faq_01a.htm

あと、もともと「くずもち」には本物の葛粉を使った半透明のとろりとした柔らかい物と、お大師さんの門前などでよく売られている小麦粉を使った灰色の固い物と両方あります。私は関東の人間ですが「くずもち」というと後者を思い浮かべますしこちらのほうが好きです。おそらくご質問者さまは関西の方ではないかと思いますが・・・

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/200310/2 …

もちろん発祥は関西でしょう。
けれど、これがもう関東で「食文化」の域に達している以上、「くずもち」という名称を関西の物にだけ限定するということは出来ないと思います。
関東の物も歴史は100年くらいあるようです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

正直いいまして、最近まで「わらび餅には蕨を使ってないけど、葛餅には葛粉が使われている」と思い込んでいました。
勝手な先入観でしたが、裏切られた時のやり場のない怒りといったら… といったら大袈裟でしょうか。

現状追認は止むを得ないのかもしれませんが、
現に本物の材料を使っている菓子屋さんもある以上、
商品名変更とはいかなくても、「この商品には葛粉は使用しておりません」とか表記義務をさせるとか、
何か差別化した方がいいように、個人的には感じます。

お礼日時:2005/05/07 21:16

「わらび餅」は分からないが「くず餅」は元々2種類あったようだ。



http://www.asahi-net.or.jp/~uk5t-shr/sinise-0402 …

 吉野葛で有名な葛粉を使った関西の「葛餅」と,小麦粉から作る関東の「久寿餅」。

 もちろん,「葛餅」を「久寿餅」と表記したり,「久寿餅」を「葛餅」と表記したら「不当表記」かもしれないが,「くず餅」等と表記している限りは「不当表記」とは言えないのでは・・・

参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~uk5t-shr/sinise-0402 …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

きっと「久寿餅」自身が、「葛餅」のコピー商品なんでしょうね、元々。
私は文化的には関西圏(石川県)在住ですが、
「久寿餅」なんだから葛は入ってなくて当たり前、と「開き直り」されると、
なんだかなあ、と率直に思うのです。

お礼日時:2005/05/10 18:38

本わらび粉を使っているわらび餅は「本わらび餅」という表記方法があります。


その他のでんぷんを使用しているわらび餅を「わらび餅」と表記していますので、一応区別されています。

>材料として使っていないものを商品に堂々と謳うのは、法律で規制出来ないものでしょうか?
>何故こういった状態が野放しになってるんでしょう?

今さらわらび餅を規制すれば日本中の商品名が変更を余儀なくされるでしょう。
タイ焼きはタイが入っていないため変更、タコ焼きもタコ入り焼きに変更、桜餅も葉っぱしか使っていないので変更、ヒヨコ饅頭にヒヨコは入っていない、もみじ饅頭にももみじは入っていない・・・。

もうおわかりと思いますが、加工品は商品名=原材料名ではありません。
国としてある程度の規制はしています。
しかし、必要以上に規制すれば市場からはユニークな商品名は全てなくなり、つまらない国になってしまうでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

「タコヤキにはタコが入っているのに、タイヤキには鯛は入ってないぞ」というギャグは以前見た事がありますが、
確かに一般的な知名度、認識度というのは要素としてありますよね。
まあヒヨコ饅頭やもみじ饅頭は、常識で気付きますよね。一般的にはヒヨコや紅葉は食用には供されませんから(京都あたりで紅葉の天麩羅ってあったようにも思いますが)。
ただ、食用とされるものを商品名に冠する時には、やはり誤解の余地がない方がベターかな、と感じるのです。
商品の歴史の違いはありますが、カニカマの対応とチグハグだなあと、
この前「通称カニカマ」の表記(本製品に蟹肉は使用しておりません)を見て思った次第です。

そうなるとご指摘の「タイヤキ」がどうなるのか、という問題が起こります。
一般的知名度、として通すしかないでしょうが…

難しいですね。

お礼日時:2005/05/07 21:27

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