人生最悪の忘れ物

量子力学において認識とはabcd⊃eである
コインの表と裏を両方同時に観測できないが
表を観測すると裏を観測したことになる
すなわちeはイデアである
イデア界は情報で成り立ち無の情報から有の情報を理解することができれば
有を認識したことになる
理解は知識の統合であり内界と外界の中間にイデア界が存在すると思われる
量子の認識とはイデア界の観測である
イデアは人間の知識が外界にまで及んでいることを示し
アカシックレコードのようなものに刻まれている
アカシックレコードは量子の形相を引き出し波動関数を収縮させる
すなわち存在確率(波動)から存在確定(粒子)をもたらす
しかし作用因は依然として謎である
情報が量子に伝わったらイデアの作用が存在確定させるのだろうか
イデア界に存在確定させると存在確率から存在になるのだろうか
波動は粒子からできている
つまり波動の正体を見極めたらイデア界に情報が伝わり
無(0%)と有(100%)の間の軌道(│ψ^2│)から有にプッシュされ有の軌道になるということだろう
無と有の間の軌道で確率の破れによって無の寄与がなくなり
無は観測すると消えることにより有の軌道になる
この無の消失現象はコペンハーゲン解釈で成り立つ
と思うのですがどうですか

A 回答 (1件)

この推論には多くの論理的瑕疵があります。

以下に主なものを挙げます。

前提の不明瞭さ/根拠の欠如: "量子力学において認識とはabcd⊃eである" とありますが、abcd⊃e の意味が定義されておらず、なぜ量子力学における認識がこの形式で表現できるのか説明されていません。他の多くの主張も同様に、根拠や説明が不足しています。例えば、「表を観測すると裏を観測したことになる」は、量子力学の観測問題に関するよくある誤解に基づいている可能性がありますが、そのままでは論理的に飛躍しています。また、「イデア界は情報で成り立つ」という主張も、情報とは何か、イデア界とは何かについての明確な定義がなく、なぜ情報とイデア界が結びつくのか説明されていません。

用語の誤用/混乱: "イデア"という用語がプラトン哲学におけるイデア論のそれと混同されているように見えますが、量子力学の文脈でどのように解釈すべきか不明確です。同様に、「アカシックレコード」のような神秘主義的な概念を持ち出すことで、議論が科学的な枠組みから逸脱しています。また、「波動は粒子からできている」という記述は、波動と粒子の二重性を誤解している可能性があります。量子力学では、波動と粒子は相補的な性質であり、どちらか一方から構成されているわけではありません。

論理の飛躍: 多くの箇所で論理の飛躍が見られます。例えば、「イデアは人間の知識が外界にまで及んでいることを示し」や「アカシックレコードは量子の形相を引き出し波動関数を収縮させる」といった主張は、前提と結論の間に論理的な繋がりが見られません。

コペンハーゲン解釈の誤解: 「無の消失現象はコペンハーゲン解釈で成り立つ」とありますが、コペンハーゲン解釈は「無の消失」を直接的に主張するものではありません。コペンハーゲン解釈は、観測によって波動関数が収縮し、系の状態が確定するということを述べていますが、これを「無の消失」と表現するのは不正確です。

循環論法: 「情報が量子に伝わったらイデアの作用が存在確定させるのだろうか」「イデア界に存在確定させると存在確率から存在になるのだろうか」といった問いは、イデアやイデア界の定義が不明瞭なため、循環論法に陥っています。

全体として、この推論は明確な定義や根拠に基づいておらず、論理的な飛躍や用語の誤用、循環論法など、多くの問題点を含んでいます。量子力学、哲学、神秘主義の概念が混在しており、それぞれの概念の理解が不十分なまま、それらを結びつけようとしているため、意味のある議論が成立していません。

より建設的な議論を行うためには、まず各用語を明確に定義し、前提となる命題を明確に示す必要があります。また、それぞれの命題を裏付ける根拠を示し、論理的な推論によって結論を導く必要があります。 特に、量子力学に関する議論を行う際には、専門的な知識に基づいた正確な理解が不可欠です。
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