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No.3
- 回答日時:
スターリンどころではないそれ以前の大問題が2つありました。
ひとつは、共産主義はあらゆる宗教を否定しています。レーニンはロシア正教を含む宗教を大弾圧し、スターリンもそれを継承しました。スターリンが共産主義の指導者ならロシア正教徒であれユダヤ人であれ、宗教指導者と信徒は嫌うのが当然だったでしょう。
もうひとつは、第二次世界大戦勃発前のユダヤ人にとっては、ソ連の弾圧よりもナチスドイツのユダヤ人迫害・虐殺問題の方がはるかに重大事案だったことです。
それが第二次世界大戦の勃発で、ソ連の状況は大きく変化しました。
米ルーズベルト大統領は、まだ日本の真珠湾奇襲攻撃前の段階では参戦はしませんでしたが、ドイツと戦う英仏に対する支援は開始しており、独ソ戦が始まるとソ連に対する強力な支援も開始しました。ただし、ルーズベルトはスターリンに対し、宗教弾圧をやめることを条件に付け、スターリンはそれに同意したのです。
結局、戦争終結後もソ連国内では原則的には宗教禁止ですが、ロシア人の大半は自分をロシア正教徒であると疑うことなく日常を送ることになっていました。
その後のユダヤ人はイスラエルを建国し、周囲のイスラム教徒であるアラブ人やイラン人と激しく戦うことになりましたので、やはりソ連やロシアの問題は優先順位が低い状況が続いています。
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