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 戦前、日本が軍事大国だった頃、大和、武蔵等の戦艦が建造されましたが、今一つ、これらのジャンルがよく分からないので教えて下さい。

  戦艦=大型の大砲をいくつも搭載した軍事船舶
航空母艦=ゼロ戦等の戦闘機を艦載した輸送船舶

 この程度は何となく分かるのですが、駆逐艦、巡洋艦の役割、働きとは何でしょうか?

 また空母はただ、戦闘機を積んでるだけで、敵からの防御力は(艦砲)ないのでしょうか?

A 回答 (6件)

駆逐艦というのは、もともと水雷艇駆逐艦というものでした。

大国の大型艦船に対抗するため、小国が水雷艇を装備するようになり、それを追い払うために作られた艦だったのです。ところがこれに魚型水雷を搭載すると、水雷艇より耐波性も良好で、より実用的なことがわかり、水雷艇の役割を果たすようになります。また水雷艇隊を指揮する艦としても使われるようになりました。結局小回りが利くし、数もそろえられるということで任務が増え、対潜作戦とか防空戦とか、はたまた護送船団の護衛用とか便利な船として使われています。

巡洋艦ですが、これはもともと帆船時代の戦列艦より小さく速い2等艦などから発したものです。戦列艦とは後の戦艦に発展する艦ですが、砲数が多い割に重く、軽快性におとりました。そこで戦列を組むには弱いが、長距離を走り回り戦列艦を補う艦として発展したものです。特に海外植民地を持つ国には必要不可欠な艦でした。蒸気艦時代になってからもこの特長を生かして遊撃隊などとして活躍したのです。後には駆逐艦同様、防空戦とか上陸支援など広く使われるようになりました。ただ駆逐艦のように大量に生産するには高価なので、大型の装備を搭載する艦として発展します。

結局のところ戦艦、巡洋艦、駆逐艦、フリゲート、コルベットなど、ほとんどみな似た任務をこなすようになり、単なる大きさの違いくらいの意味しかなくなってきました。逆にいえば水上艦とまとめて言った方が良いくらいなのが実態です。ただ現代では、あくまでも主力は空母や戦略ミサイル潜水艦や揚陸作戦艦であり、水上艦は警備任務とか上陸支援を除けば補助艦という立場になりつつあります。

空母にも固有の火砲はあります。ただそれは最後の手段であって、基本的には他の水上艦が空母を取り巻いて守り、その周辺を航空部隊自身で守ります。米軍は第二次世界大戦中、空母の周囲に戦艦とか巡洋艦を貼り付け対空防御に使いました。さらにその外縁遠くに、駆逐艦や揚陸艦を改造したレーダーピケット艦を配備して、敵機の接近に備えたのです。もっともそのレーダーピケット艦自身がカミカゼの餌食になりました。現在、その役割を果たすのがイージス艦ですね。

それと空母に搭載しているのは戦闘機だけではありません、航空機だけでも爆撃機や攻撃機を搭載していますし、その他に内火艇とかカッターといった船も搭載しています。現代では、それこそ早期警戒機とか輸送機、救難用のヘリコプターなどさまざまな機種を搭載しています。
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すいません。


海軍とは関係ないのでもしかしたら質問趣旨が違い、大変失礼かと思いますが
航空母艦=ゼロ戦等の戦闘機を艦載した輸送船舶
とあったので、一言追加させていただきます。

日本軍には、海軍の他に陸軍もフネを持っていました。
軍艦ではないので艦艇ではなく船舶といいますが、
輸送船の他に空母や戦闘艇を多数持っていました。

その中で、陸軍の空母には、二つ役割があり、それこそ1960ken様の言うとおり、戦闘機などの輸送用に飛行甲板(飛行場)をつけたものと、戦闘のために使う為のものでした。
搭載機には戦闘機や爆撃機も計画されていましたが、結果的には「観測機」というものが乗っけられました。

一部を見ると、「航空母艦=戦闘機を艦載した輸送船舶」というのもあながち間違ってないかもしれません。

ちなみに海軍の小型空母も、輸送用に使われていたものも多くあります。

参考URLによく書いてあります。

陸海軍の空母についての詳しいサイト
http://www.sumomo.sakura.ne.jp/~asahi/IJN/PRO-ME …

各種類の軍艦・船舶の説明に便利です。
http://www.netlaputa.ne.jp/~kitsch/gunji/gunkan. …
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えーと、細かいこと言いますが、船舶ではなく、艦艇と覚えて下さい。


皆さんの言われている通り、艦艇の定義は時代とともに微妙に違っていますが、概ね第2次世界大戦の定義で覚えておけばよいのだろうと思います。
D駆逐艦は、No4の方の言われる通り。
C巡洋艦は、第1次大戦までは、戦列艦とは別個に、個艦で洋上に乗り出し、敵の輸送船団などを襲うのが主要任務でしたが、その頃、潜水艦が整備されてその役割を取って代わったため、それ以降は水雷戦隊旗艦として、あるいは高速機動部隊の一員として活躍の場を変えました。
B戦艦は、元々の戦列艦の主役で、大型大砲で互いに力を競い合いましたが、基本的にはそれぞれの海軍の象徴として、力を誇示する役割の方が強かったかもしれません。
A航空母艦は、文字通り飛行機を運び、離発着させる艦です。搭載しているのは、艦上戦闘機だけではなく、艦上攻撃機、艦上爆撃機、艦上偵察機です。火砲は、基本は対空火器ですが、空母が生まれた当初は、戦艦中心の艦隊に付属の艦でしたので、艦対艦で撃ち合うことも想定して、赤城など(元々巡洋戦艦でしたが)20サンチ砲を装備していましたが、あとではずされました。
ちなみにABCDEは、それぞれ英語の頭文字で、戦時中の日本軍でも報告書などにはこのアルファベットが用いられました。(Eは護衛駆逐艦)
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 こちらのサイトで詳しく解説しています。



 戦艦、巡洋艦、駆逐艦の区別は艦そのものの大きさ(全長、排水量など)で分類されますが、年代によりそのボーダーラインは変わってきます。なかには駆逐艦として計画されたけどサイズの関係で巡洋艦に変更された、なんて船もあります。

 尚、航空母艦にも艦砲は装備されています。対空機関砲などもあります。航空母艦は輸送船舶ではなく、艦載機を使った起動戦力を活用するための海上航空基地としての役割を担います。輸送船というのは、人員・機材等の運搬のみを行う船をいいます。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E8%89%A6
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この回答へのお礼

 ご返答有難うございました。
そういう分類がされていたんですね。何を基準に艦艇が区別されていたのが分かりました。
どうもすみませんでした。

お礼日時:2005/06/18 23:14

http://www1.cts.ne.jp/~fleet7/Museum/Muse253.html

この辺は参考になりますでしょうか。
大日本帝国海軍の物ですが。

現代の艦船分類ならこんな感じかな?

http://www1.cts.ne.jp/~fleet7/Museum/Muse222.html
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この回答へのお礼

 お答え、有難うございます。軍事艦艇も細かくクラス分けされていたんですね。
 何を定義にそう呼ぶのか明確に知ることが出来ました。本当にすみませんでした。

お礼日時:2005/06/18 23:19

駆逐艦、巡洋艦の説明は参考サイトをご覧ください。



空母には大砲の積載はないものの対空機関砲等の武装を甲板下の船体左右に配置していたと思います。

参考URL:http://gamespace24.net/navyfield/ab-nf/kan_1.html
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この回答へのお礼

 ご親切に詳しいサイトを紹介下さり、有難うございました。ようやく疑問を解くことが出来ました。
 本当に有難うございました。

お礼日時:2005/06/18 23:15

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