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初歩的な質問かもしれませんが、電流形インバータの交流側には、コンデンサが挿入されてますよね?そのコンデンサの役割は何ですか?さらに重ねて質問ですが、電圧形よりも電流形のほうが滑らかでより正弦波に近づけるとありましたがこれはなぜですか?
色々探して考えましたけど分かりませんでした!!
それと、オンオフ信号の制約で電圧形は、1相の上下同時にオン不可、電流形は全相の上(または下)同時にオフ不可と言われてますがこれの理由もよく分かりません!!

A 回答 (1件)

1. ACコンデンサ


電流型インバータの交流側には、矩形波状の電流が流れます。で、負荷にリアクトル成分が有る場合、このような矩形波電流を直接流すことができません(電流の変化するところでサージ電圧が発生する)そこで、(負荷電流とインバータ電流の差を吸収し、)電流の急変を抑え、サージ電圧を抑制するためにコンデンサが入ります。(矩形波電流をそのまま流してよい場合(例えば純抵抗負荷とか電圧源に電力を戻す場合)には、コンデンサを入れないことも可能です。

2.電圧波形
電圧型インバータの出力電圧は、矩形波状になっています。これに対して、電流型インバータでは、上記ACコンデンサがあるために、電圧は台形波状になり、より正弦波に近づいています。(要は、ACコンデンサが入る分、電圧型よりLPFの次数が一次多くなると)

3.素子のON・OFF
電圧型で同じアームの上下を同時にONすると、電圧源を短絡(アーム短絡)してしまいます。逆に、電流型で上もしくは下の素子を全部OFFにすると、直流側電流の流れる経路が無くなり、直流部に過大な電圧(サージ電圧)が発生します。

この回答への補足

素早い返答ありがとうございました。
しかも、丁寧でわかり易かったです。
いい機会ですので便乗して質問させていただきます!!
1.電流形インバータの出力電流は、矩形波(方形波)となって出力電圧は正弦波になるとある参考書に記されていたのですが、電流形の場合は、電流がPWMによってスイッチングされ電圧が正弦波に近似できるとのことですか?
(日本語がおかしいかもしれません)

2.電流形インバータで、交流側の並列コンデンサを短絡しないためにスイッチング素子は、逆電圧を阻止できなくてはいけませんが、これはどういったことですか?逆電圧阻止特性がなかったらどうなるのでしょう?

3.1台のインバータによる複数電動機の並列駆動は、電圧形は容易、電流形は困難とありますがこれの理由はなんですか?

たくさん質問してしまいすいませんがひとつでも分かる方よろしくお願いします。

補足日時:2005/06/20 21:22
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