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最近、中医学に興味を持っています。

冷え性から来る神経痛を持つ人で、顔が青白く、舌質が淡白で、口内炎が慢性的に出来る人の証は「陽虚」だと思うですが、このような人には歩く事、軽いランニングなどの軽い運動は「陽虚」改善に有効でしょうか?

一般論で構いませんので、出来ましたら理由と共にアドバイスお願いします。

A 回答 (4件)

参考になれば幸いです。


陽虚とは陽気が不足していることで、臨床的には、顔色が青い、手足が冷えている、汗が出やすい、大便はどろどろである、小便は澄んで白い、唇の色がうすい、食欲は余りなく味がわからない、舌質の色はうすい、舌苔は白く湿っている、脈象は虚弱などの症状が見える。
陰虚も記してみます。陰液が不足していること、臨床的には、五心煩熱、午後の潮熱、唇が赤く、口が渇く、舌質は柔らかで赤いか深紅色で乾いて舌苔がない、大便は燥結している、小便は黄色で短い、脈象は虚弱などの症状が見える。
氣虚を治療することを補氣と言いますが、血虚の治療にもよく用いられる。氣が旺んになれば血を造り出すことができるからである。
心氣が虚になると、疲れた表情をする、寒さをきらい、動くのをきらう、顔色が虚で浮き出たようになる。心悸、横になりたがる、自然に汗が出やすい、舌質は蛋白色、脈象は虚弱などの症状を呈する。
脾氣が虚になると、話すのに気力がなく呼吸が頻繁である、四肢に力がない、消化力が弱い、大便がうすい、脱肛、舌質は色がうすく、舌苔は淡白色、脈は濡緩などの症状を呈する。
肺氣が虚になると、咳が出、呼吸がせわしくなる、痰や唾液は澄んでうすい、疲れてだるくしゃべりたくない、話し声は低くてかすかである、顔色は白い、自汗、舌質は色がうすく舌苔は淡白色、脈象は虚弱などの症状を呈する。
腎氣が虚になると、顔色がうす白い、腰や背中がだるくて力がない、聴力が減退する、小便は澄んで回数が多い、あるいは小便不禁、滑精、早泄、舌質は色がうすく舌苔はうすい白色、脈象は細弱などの症状を呈する。
とあります。
口内炎は細菌やウイルスなどによって口内の粘膜に炎症がおこった状態で、腫れやびらんなどか見られるほか、通常は痛みも伴います。
また、アフタと呼ばれる直径5ミリ位の白っぽい潰瘍が口腔粘膜にできるアフタ性口内炎という病気もあります。アフタ性口内炎は、多くの場合はっきりした原因が分かっていませんが、膠原病の一種であるベーチェット病などの病気が原因になっていることもあります。治りにくい口内炎やアフタ性口内炎の再発を繰り返す場合は、体質や胃腸機能を改善する目的で漢方薬が用いられます。
また、冷え性から来る神経痛とありますが、体のどこの部位かによっても診かたや治療法がちがいます。
最後に、軽度の運動は陽虚の改善に有効か、と有りますが・陽虚のレベル、年齢、によってそれぞれですが、体の内部を漢方薬などで改善しませんと歩行ランニング等だけではあまり期待出来ない様に思われますが・・・。

この回答への補足

>また、冷え性から来る神経痛とありますが、体のどこの部位かによっても診かたや治療法がちがいます。

よく、クーラーで冷えたりすると冷え性による神経痛になるようです。(ただし、クーラーのない季節:春、秋、冬は神経痛にならないようです。)部位は主に手足の関節ですが、そのときによって箇所は異なるようです。

>最後に、軽度の運動は陽虚の改善に有効か、と有りますが・陽虚のレベル、年齢、によってそれぞれですが、体の内部を漢方薬などで改善しませんと歩行ランニング等だけではあまり期待出来ない様に思われますが・・・。

なるほど、始めは漢方は主で、運動が従ということですね。ただ、本人が「薬」が嫌いで(西洋の薬とは違うよ~。といっているのですが、抵抗はあるようです)、漢方よりは効果は落ちるでしょうが、薬膳や、普段の食事から冷え性等に対処するように心がけるように言おうと思っています。

補足日時:2005/09/04 23:54
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この回答へのお礼

詳細な説明有難う御座いました。参考にさせていただきます。

お礼日時:2005/09/05 00:09

中医ではなく和漢をかじっています。



真寒仮熱というのは正しいと思います。冷え性で慢性の口内炎ろいうことは気逆(上熱下寒)、顔色も青白いということで血虚もあると見ました。血(津液)の不足によって、見かけ上陽気が過剰になっているのだと私も思います。
そうだとすると、気を巡らし血を補うことが必要です。薬ならおそらく、桂枝・甘草・黄連あたりを含む方剤を軸に、補血を考えるのではないでしょうか。

運動によって生じる熱は基本的に体外に発散する熱なので(激しい運動は別ですが)問題ないと思います。体内に熱がこもってしまうのは実証の人が多いと思いますが、そうではなさそうですし。むしろ、気血のめぐりを促す意味で、軽い運動は良いのではないかと思います。
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この回答へのお礼

なるほど、体内に熱が篭ってしまうのは実証の人に多いのですか。

>気血のめぐりを促す意味で、軽い運動は良いのではないかと思います。

軽い運動により冷え性、口内炎も改善するのではないかということですね、

有難うございました。

お礼日時:2005/09/04 23:52

これは専門外なので、あやふやな知識で申し訳ないのですが、確か、運動=発熱ではなかった気がします。



運動は、体内に蓄積された熱(西洋医学の熱ではなくて、多分、漢方で言う熱、あるいは潜熱というものでしょうか)を排出する作用があったというような話を聞いたか、本で読んだ記憶があります。

そちらの分野に詳しいお方のようなので、これを手がかりに調べられないでしょうか。

※当方は知識が不足で、ちょっと調べる手がかりが判りません。m(__)m

この回答への補足

いえ、私は中医学はまだ初心者で、ほとんど解っていません。

ただ、私の探した範囲では中医学での運動の役割を書かれた本が無くて、運動をどう中医学に適用できるのか解らずにいます。

確かに、運動には熱を排出する(つまり、熱を取る)効果もありそうなんですよね。

うーん、運動の位置付け。なかなか難しいです。

補足日時:2005/09/03 10:31
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この回答へのお礼

アドバイス有難う御座いました。

お礼日時:2005/09/03 10:38

こんにちは。


まず、冷え症の改善に、運動が有効であるという事を否定する人は多分いないと思います。
また、神経痛は、運動などで身体が暖まると改善しますよね。
また、運動は、免疫能力を高めますので、口内炎の改善にも有効だと思われます。
運動で血の巡りが良くなれば、当然顔色も改善するでしょう。

漢方医療での適用は判らないですが、悪いという説を導くのは非常に難しい気がします。

この回答への補足

冷え性の改善には確かに有効だと思うんです。
ですが、問題は、口内炎は中医学では「熱証」の表れであるところなんです。つまり、運動すると口内炎は悪化する可能性があるのではないかという事なんです。

尤、この場合の口内炎は「真寒仮熱」だと思うので、「運動により」更に熱を加えれば、「引火帰原」の原理により口内炎は却って良くなるかどうか?ということを疑問にしています。

補足日時:2005/09/02 23:38
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この回答へのお礼

アドバイス有難う御座いました。

お礼日時:2005/09/03 00:01

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