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実験でタンパク質の結晶化を行ないました。
具体的には、バッチ法という方法でリゾチームを結晶化させました。
結晶化のために、結晶化剤(塩?)としてNaClやMgCl2を加えたのですが、これらの結晶化剤は実際にどのような働きをしているのでしょうか?
また、塩の種類、塩濃度、温度を様々に変えて、結晶の成長の仕方(形や大きさ)も異なりました。なぜ様々な条件によって生成される結晶に違いが出てくるのでしょうか?
自分なりにいろいろ調べてみたのですが、いまいち理解が出来ません。どなたかご教示ください。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

塩を入れると蛋白質間の静電的な反発が弱くなり集まることができる。

うまくいけば結晶になる。
ということです。
ただ沈殿剤には塩でなく高分子(PEGなど)を用いる場合もありそれほど単純な話でもありません。

塩濃度をあげる、温度を上げると濃縮が早まるので、一般的には結晶成長は早くなるが、いろいろなファクターがかかわるのでそう単純にはいきません。成長が早くなるというより、小さな結晶が多くなるだけかもしれません。

結局、蛋白質間の微妙な相互作用で結晶ができているので、いろいろな条件を検討して、とにかくできればよいというのが現状です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
塩の働きが理解できました!
タンパク質の結晶化というのは意外と複雑なのですね…。勉強になりました。

お礼日時:2005/12/15 11:01

回答になってないかもしれませんが(-_-;)


私、研究室でタンパクの結晶化&構造解析を
主な仕事としているものです。まだヒヨッコです。

タンパク質が結晶になる、というのはほんと偶然らしいです。
どの条件(沈殿剤や塩の種類、濃度、pH、温度etc.)がキモになっているかは分かりません。
1000条件くらい試して、結晶でたーーーーっ!
と喜ぶのが結晶づくりの基本です。

ただ、結晶の大きさは
「ゆっくり結晶化するか」
が大きく関わってくるみたいです。
核がたくさんできてしまうと、必然的に結晶は小さくなりますー。

なんにせよ結晶化は根気と運です。
数うちゃ当たる。いまだにそんな世界なのです。
タンパク質の結晶化が数値化できたら、
世の中の結晶構造解析屋さんの仕事はだいぶ楽になりますねー
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
タンパク質の研究をなさってるなんてすごいです!
これだけ科学が発達しても、まだまだ根気と運にかける世界があるのですね。
勉強になりました。

お礼日時:2005/12/15 11:05

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