プロが教えるわが家の防犯対策術!

金属イオンの反応について勉強しています。
そこで、硫化水素による硫化物の沈殿について疑問があります。液性によって沈殿するかしないかが決まるようですが、これはどういった根拠なのでしょうか??

A 回答 (3件)

溶解度積[M2+][S2-]と(金属イオンをM2+とした場合)、平衡定数[H+]^2[S2-]/[H2S]の絡みによるものです。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました!溶解度積、平衡定数についてもよく勉強したいと思います!

お礼日時:2006/01/04 10:36

#1さんの回答でよいのですが、もう少し詳しく書くと・・・


H2S ⇔ H+ + HS-
HS- ⇔ H+ + S2-
の平衡は、H+濃度が高いほど左、H+濃度が低いほど右に傾きます。
したがって、酸性ではS2-濃度が低く、アルカリ性ではS2-の濃度が高くなります。
あとは、#1さんが書かれているとおり、溶解度積の違いで沈殿するかしないかが決まります(溶解度積が大きい方が沈殿しにくい→アルカリ性にしないと沈殿しない)。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

硫化水素の電離が促進されるように、水溶液を塩基性としていたのですね!よく分かりました。ありがとうございました!

お礼日時:2006/01/04 10:35

すでに詳しい説明がなされており、蛇足のような気もしますが、参考URLで、溶解度積の具体的な数値を示した上で詳しく説明されています。


たとえば、CuSとFeSでは溶解度積Ksが10の18乗(mol/l)^2程度違っており、これが酸性条件での沈澱生成の有無に関係しています。

参考URL:http://tenko.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/tennoji/oka/2 …
    • good
    • 1
この回答へのお礼

参考URLで勉強してみます!ありがとうございました!

お礼日時:2006/01/04 10:37

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!