
トリス(オキサラト)コバルト(3)酸カリウム三水和物の合成の反応等について教えてください。
合成方法は
まずシュウ酸2水和物とシュウ酸カリウムを水に溶かし、ここに炭酸コバルトを加え、二酸化鉛を加え、さらに酢酸を加え攪拌しながら放置します。すると沈殿が発生するのでこの沈殿を取り除き、残った溶液にエタノールを加えます。すると、また沈殿が発生するのですがこの沈殿がトリス(オキサラト)コバルト(3)酸カリウムです。
この合成の反応機構を教えてください。調べた結果、二酸化鉛はCo(2)→Co(3)へと酸化させるために使ったのではないかということが分かりましたが、それであっているのかと、途中でできた沈殿が何か、酢酸やエタノールはそれぞれ何のために加えたかなどを教えてもらえると助かります。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
興味があって、調べてみました。
(考えたけど答えが出なかったので)
反応式は以下。
CoCO3+H2C2O4→CoC2O4+H2O+CO2
(シュウ酸)
2CoC2O4+4K2C2O4+PbO2+4HC2H3O2→2K3[Co(C2O4)3]+
(シュウ酸カリウム)(酢酸)
2KC2H3O2+Pb(C2H3O2)2+2H2O
(酢酸カリウム)(酢酸鉛)
1)鉛は Co((2))からCo((3))への酸化剤
2)途中で取り除く沈殿は 未反応のPbO2
3)酢酸の役割は2番目の式
4)エタノールは目的の錯体を沈殿させるため
(エタノールに溶けない)
回答本当にありがとうございました。
鉛,酢酸,エタノールを加える理由がとても良く分かりました。
少し質問なんですが,酢酸鉛は溶液に溶けているんですか?
あと酢酸は結局目的の錯体を作るためということですよね?
No.3
- 回答日時:
酢酸鉛はエタノールに溶けているものと思われます。
酢酸の役割は難しいですね。
目的の錯体を作るために作用しているのですが、直接Coに反応しているわけではなく、助剤と反応しているのですね。
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