冷戦について

最近冷戦について学ぶ機会がありました。
そこで思ったのですが、この戦争は、はたして避けられることはできたのでしょうか。それともやはり避けられることはできなかったのでしょうか。皆さんの独断の意見でいいのでコメントください。

No.1 ベストアンサー 回答者： teccrt 回答日時： 2006/01/24 00:35

個人的には、避けられなかったと思います。

なぜなら、冷戦の本質は「資本主義　対　共産主義」ではなく、先進国英米に対する途上国ソ連、中国の挑戦だったと思うからです。

経済史的にみると、産業革命が起きて機械で大量生産が可能になり、大型の鉄道、船、飛行機で輸送できるようになってから、自国の生産品を売るための市場を持って儲けたいとどの国も考えました。

当初は、英・仏が中心でしたが、後に米・独・露・日なども力をつけてくると、空いた土地もなくなり、あとは奪いあいの繰り返しでした。

第一次世界大戦で英・米は独の挑戦を退け、第二次大戦では日独の挑戦を退けました。

この間にも、英仏はジリ貧となってしまい、米と真っ向から対抗できる体力を失ってしまいます。

戦争で負けた日独も米に屈し、基本的に同じ土俵で米に対抗できる相手はいなくなりました。


そこで、ソ連・中国は、米＝資本主義＝労働者をいじめる悪の社会とし、共産主義＝労働者、一般人が中心の善の社会と仕立て上げ、世界の一般人の世論を巻き込みながら米に対抗しようとした、と捉えることができるのではないかと思います。

結局、冷戦はソ連の崩壊で終わりましたが、ロシア・中国とも、今のところ米に歯向かう気はないようです。

唯一、現在米に対抗しようとしている勢力にイスラムがありますが、一致団結している訳ではないですし、体力差がありすぎて、テロでしか渡り合えない状況です。

No.3 回答者： ipa222 回答日時： 2006/01/24 23:44

自由主義と共産主義は相反するものですから、仲良くなることはあり得ません。

冷戦をさけるには、全面戦争をして白黒付けるしかなかったでしょう。
全面戦争せず、冷戦だけで終わらせたのは、人類の努力の結果だと思います。

共産主義は、人類においては、家庭内暴力のようなもので、自然の原理を一茶無視し、人間の力だけで系を完結させようとするものでした。
自滅したおかげで、自然と調和することの大切さを人類は再認識できた訳ですから、おかげで一歩前進した訳です。

No.2 回答者： rabbit_cat 回答日時： 2006/01/24 00:36

冷戦なんで、決定的な戦争は起こっていませんが。

。
戦争が避けられた原因は、相互に強力な核兵器を持っていたこと（核抑止）につきるでしょう。

米ソの対立を避けられたかってことですか？
これは、なかなか難しい問題です。第２次大戦直後のソ連は、アメリカや西側諸国を非常に恐れていたので
、優位なアメリカ側からソ連にうまく働きかけていれば、冷戦のような対立関係にはならなかったかもしれません。
アメリカは欧州大陸から離れているせいか、歴史的に理想主義的で、大国同士のパワーバランスみたいなものに慣れていなかったために、ソ連とのパワーバランスをとりながらお互い共存する関係を築くことができなかったということでしょうか。（といっても、大陸弾道核兵器の登場後は、いやおうなしにパワーバランスをとる戦略になりましたが。）