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現在、獣医大学を卒業して大学院に進んでいる者です。
実は最近自分が大学院に進んでいっている意味が解らなくなってしまいました。
というのも、現在獣医師人口は増加傾向にあるため、この先獣医師としてやって行くには何か特色を持っていた方がいいと考え院への道を決意したのですが、果たして本当にその“特色”は、あった方がいいのかどうか。それよりも臨床をこの先やりたいのであれば獣医師としての臨床的なレベルを上げていく必要があり、本来、院へ進むのは向学心がありってその道を極めたいという決意を胸にした人が行くべきなのではないか、と。
院の課題に対する興味が全くない訳ではないのですが、今まで学生時代に(獣医大学の6年間)やってきていた事とはほぼ180℃逆の方向の分野なので戸惑うことばかりで、低レベルな自分に嫌気がさしているのもあるのですが・・・。
学費だってタダな訳ではないんだし、こんな状態ならば、私は大学院を辞めるべきなのでしょうか。
こんな事を考えるなんて本当に邪道だとは思うのですが、皆さんのお考えを聞かせて下さい。よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

こんにちわ。


文脈から察すると臨床系の講座に進学しているという事ですよね。

得意分野を伸ばしたいという事なら大学院の臨床系に進んでもあんまり意味がありません。むしろ、自分の興味分野で著名な開業医の先生の病院に勤務した方が臨床的には伸びます。大学院はあくまで、研究も行なう場所なので、その辺が違います。また、得意分野を伸ばすという意味では、米国でレジデントになり専門医になれば誰にも文句は言われません(ただし、症例数は圧倒的に日本より多いですが、レベルはさほど変わりません)。

また、進路的には、大学院終了後、臨床系の場合は、開業医の先生の病院で勤務医、大学教員、開業の3つのパターンが多いです。

ただし、大学院で分野的に違っても、何も得れないという事はありません。なので、学位(博士号)取得をまず、考え、その間に色んな事を吸収し、学位取得後どのようにするかを決定し、それに向かって走ってはいかがですか?

僕の場合は、医学の方が進んでるため、医学部の臨床系の大学院に開業医の先生の病院で臨時勤務医をしながら進学し(獣医大学にも顔は出してました)、得るものが多かったです。今も、米国の子供病院で働いてますが(研究員)、有給休暇を利用し獣医大学へ研修や、獣医関係の学会参加、レジデントへ挑戦(去年失敗)など、もがいています。

みんな悩みながら進むのだと思います。今は自分の決定した事を-にせず、+に出来るように頑張ってみるのも一つの手です。何が正しい道かは誰にも分かりません。分かってるのは自分の決めた道を正しい道にするように努力するという事ですね。

参考URLは自分のブログです。
過去の日記なども読んでいただけると色々参考になるかと思います。

参考URL:http://ameblo.jp/hi-sann2/
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私は獣医師でありながら研究に非常に興味を持ち、大学院に進学しました。

学位取得後はポスドクとしてしばらく研究活動を続け、現在は企業の研究所で研究員及び動物実験施設の管理者という立場にいます。獣医師は非常に裾野の広い学問だと感じており、そういうベースを身につけた後、自分の専門性を磨くことは非常に重要だと思いますし、今後はそういう獣医師が中心になっていくのではないかと感じています。私は基礎研究を専門とする獣医師として現在企業にいますが、研究現場では非常に評価され、周囲からも期待されています。とてもやりがいのある進路を選び、やりがいのある仕事を見つけられたと感じています。学位を取得するために大学院に行くのではなく、研究を自分の専門とするために大学院に進むという判断が正しいのではないでしょうか?自分の専門を何にするかをきちんと見極め、学位取得や方向転換など考えてみてはいかがでしょうか?
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私も獣医学科を出て病理を仕事としていますが,学位取得のために大学院に在籍しているものです.似た立場だったので書き込みしてみました.


『現在獣医師人口は増加傾向にあるため,この先獣医師としてやって行くには何か特色を持っていた方がいいと考え院への道を決意した』というところは私も同感です.それに若い時でなければ,獣医が研究をするなんてできないとも考え,今は貴重な時間だと思っています.

私の場合はもともと研究分野に興味があり,獣医師であると同時に研究者でもありたいと大学時代から思っていました.しかし現実は臨床に行ったら研究はできない,研究に行ったら臨床は難しいかつその道で食っていこうと思ったら大学でもなければ獣医で研究者なんてやっていけないというのが現実だと思います.私自身の個人的な考えですが,動物病院での仕事にはリサーチ的な要素はあまり含まれていませんし,臨床家になるなら大学院でどっぷり研究に漬かる必要はなく,その分臨床現場で実際に経験を積んだ方がよほど有益だと思います.
とはいったものの,それは研究分野にあまり興味がなく最初からずっと臨床家になろうと思っていた人のケースだと思います.実際,臨床でのノウハウは何年間か現場で働けば身に付くものですし,院に進学せず先に臨床に出た同期の人たちにも数年で追いつくことができると思います.そこで思うのですが,長い人生からみたら大学院はたかだか4年,早ければ3年で卒業できますし,せっかく院に進学したのなら学位を取られたらいかがでしょうか.どんな分野で学位を取ったにせよ,博士号を持っているというのは自分の自信につながるでしょうし,開業するときには博があっていいのではないでしょうか.せっかく乗りかかった船ですし,今は学位取得に専念してみてはいかがでしょう.質問文中に『低レベルな自分に嫌気がさして…』とありますが,それは将来の不安があるからそういった気持ちを助長させてしまっているのただ思います.それにもともと獣医学科は4年制の理学部や農学部の大学院とは違って研究者を養成するような要素は少なく,いざ研究に進もうと思ったら独学で基礎を勉強しなければならない点も多いため,理学部・農学部の修士から博士(後期)課程に上がってきた人たちに比べるとスタートが出遅れているとは思います.ここは努力でカバーです.研究(臨床もですが)に関して,獣医は卒業したての頃は広く浅い知識を持っているに過ぎません.しかし研究して深い知識を身につけたとき,浅くても広いその知識が他学部出身の人にはない光るものになるのだと思いますし,それが獣医の魅力でもあると思っています.

話は本題からずれましたが,将来的に臨床に行くにしても,ここまできたのなら学位取得に専念してみてはいかがですか?大学院で研究をするなんていうことは,若い今しかできないことでもあると思います.それに他の獣医が経験しない苦労をした分,獣医で博士号が取れるわけですし,今努力して得た知識や技術は何物にも代えがたいものだと思います.

状況がとても似ていたので,少々熱く語ってしまいました.お互い頑張りましょう.
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現在、大学院の何年生なのでしょうか?このままだと学位の取得は順調に行くのでしょうか?学位取得は、ある専門領域の研究を行って論文をまとめるということなので、将来、研究分野、臨床分野、営業分野のいずれに進んでもこの経験は無駄にはならないと思います。

ある期間、一つのことに没頭して成果を出すように努力することが大切な気がします。考え方というか、論理的な思考も養われるように思います。

学位取得後、どのような分野に進むかはあなた自身の決断ではないでしょうか。獣医の特色というのは、基本的には獣医療だと思います。したがって、医学部(医師)、薬学部(薬剤師)、理学部(バイオサイエンス)などと競合する分野、人医療の分野を目指しているのであれば、特色は出ないと思います。しかし、現在の獣医分野の研究の多くは、人医療分野の模倣が多いのは事実です。獣医学分野の論文は医学分野の論文ほど高い評価を受けない傾向があります。現在の獣医学生の志向は動物医療ですが、50代以上の獣医の教員の多くは、動物医療よりも人医療の境界のような分野を目指している人が多いのではないでしょうか。獣医学を見下しているような感じの教員が多くないでしょうか?後10年~20年後には、獣医の特色を出さないと獣医学科そのものが生き残れないように思います。

最近では、鳥インフルエンザなどの動物由来の感染症が注目を浴びています。BSE、マールブルグ病、エボラ出血熱などに関して、獣医師の活躍ができるか否かが今後の獣医界を占ううえでも興味があります。

獣医学博士を取得しても、臨床獣医師を目指す院生が出始めていると聞きますので、今後は医師と同じように学位を持った開業獣医師が増えるかと思います。大学院を終了しても、希望とおりの就職口がなかなかないことも原因ですが、過去のような学位取得者は研究者というイメージはなくなると思います。

どこの大学に所属されているのか判りませんが、開業獣医師の中には、博士の学位を取得したく仕方ない方が多くいます。経済的に許すのであれば、現在は、とにかく学位を取得されたら如何でしょうか。そのうちに将来の希望もより明確になるのではないでしょうか。
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漫画の「動物のお医者さん」というのを読んだ事がありますか?



獣医学部の院生って、どうもその漫画「動物のお医者さん」に登場してくる菱沼さんという人物がそうなんですが、「就職に失敗して行った感」が強いですねえ…何か深みにハマり過ぎたみたいな。

就職も院卒だと企業側も融通性がないとか、ギャラが高いといって敬遠しそうですしね。でも、もう行き着くところ(ずーっと大学に残り、ゆくゆくは大学教授に)まで行くしかないのではないでしょうね。

あなたは漕ぎ出した船です。「沖に行く(大学教授になる)のも遠く、岸に戻る(辞めて就職する)にも遠い」、そんな状況じゃないですかな。正直どっちを選んでもイバラの道というのは間違いないです。

決断するのはあなたです。わたしは単なるアドバイスを言ってあげるだけのしがないオジサンです…
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