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親戚の事でお聞きします
初めて心不全症状が出て入院しています
以前に右脚ブロックと聞いた事があるのですが
それは治療の必要はなく経過観察と言われていました。
今回の心不全での入院は右脚ブロックとは関係があるのでしょうか?
右脚ブロックと言うのは先天性の病気?なのでしょうか?
大人になってから右脚ブロックになったりする事もあるのでしょうか?

A 回答 (2件)

循環器専門医です。


右脚ブロック(以下RBBB)は、心臓の中を流れる「収縮しなさい」という命令を伝える経路(刺激伝導系)の”みぎあし”で、その命令の伝導が低下している状態を指します。右脚があるからには左脚ブロックもあります。
正常な状態でも、もともと構造的に右脚は伝導が低下することがよくあり、病気でなくてもRBBBになることはしばしばございます。普段はRBBBがなくても神経の影響下に一時的にのみRBBBになっている人もいます。
要するに検診等でRBBBがあるからといってそれすなわちすべて病的ではありません(先天性心疾患に伴う場合もあれば、加齢性に心疾患が生じて出現することもありますが、私の印象では特に基礎の病気が問題ないほうが多いと思います)。
一方、左脚ブロックはそのほとんどに何らかの心臓の基礎疾患を有しているといわれています(ちなみに、この回答をお読みの方のなかで検診等で左脚ブロックを指摘されている方がおいでたら、必ず循環器専門医を受診されることを強くお勧めします)。
さて、ご質問の件に戻りますが、RBBBを指摘された際に重要なのは、その原因に何らかの基礎心疾患がないかということを検索すべきということです。今回の質問では、心不全が出現しているということで、冠動脈虚血や心筋症等何らかの基礎疾患が背景となって刺激伝導系に異常を生じている可能性を考えます。まず心不全の安定化を図りながら、種々の検査を行い基礎疾患をしっかり調べ、基礎疾患がわかればその治療をしてゆくことが重要です。主治医の先生に説明して頂いてはいかがでしょうか。親戚の方のご回復をお祈りします。
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右脚は元々ブロックとなりやすい形状で、心臓に問題のない人間ドック受診者100人中にも数人は見かけるありふれた波型です。


たとえば心筋梗塞となった後に出現したものなど、病気の発症に伴ったものでなければほとんどは心臓機能に影響しないものです。
ありふれた波型のことですので過去にもたびたび質問がありますので検索なさって参照ください

参考URL:http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamph/pamph_35/pan …
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