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企業価値(EV)=時価総額+有利子負債-現金預金
で求められると本に書いてありましたが、
この公式によると有利子負債が増えると企業価値が大きくなり、
現金預金が多くなると、企業価値が減ります。
企業にとって、有利子負債が多いということは良いことではなく、、
現金預金が多いということは良いことであると思います。
企業価値を求める公式がどうしてこのような式になるのでしょうか?
よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

あまり自信ありませんが、回答してみます。


chopin_jpさんが示された企業価値の計算式は、その企業を買収するとしたらいくらかかるか(必要資金)という観点(短期的)から考えられたものです。
<説明1>
まず、Aという会社が、Bという企業を100%買収するためにはB社の株式の「時価総額」の資金があれば可能です。でもBに銀行借入金など有利子負債があれば、その返済義務(間接的返済)もあわせてA社は買収したことになります。つまり、買収後にB社がどれだけのキャッシュフローを得られるか無視して、A社が間接的に(短期的に)返済しなければならないのが「有利子負債」になります。
ということで、企業買収するためには、株式の買付資金「時価総額」と被買収会社の「有利子負債」の返済資金が必要になるという計算式です。
B社の「現金預金」については、当然「有利子負債」の返済に充てることができるものですから、必要資金からマイナスされるものということになります。

<説明2>
貸借対照表のイメージで説明すると、時価総額というのは株式の評価総額であり、資本を時価評価したもので、言い換えれば株主価値となります。企業価値といった場合、株主価値(資本)と他人資本(借入金など有利子負債:負債)を総体(貸借対照表の貸方合計)として評価したものになります。
企業価値(EV)=株主価値(時価総額)+他人資本(有利子負債-現金預金)

<参考1>
企業評価の代表的なものとしてDCF法というのがあります。簡単に言えば、将来得られるであろうキャッシュフロー(将来獲得資金)はいくらかという観点(長期的)から考えられたものです。計算されたキャッシュフローは、自己資本、他人資本両方の運用から得られるものと考えられ、有利子負債を含む概念です。

<参考2>
「企業価値」を評価する方法はその目的によっていくつかあり1つではありません。同じ「企業価値」という言葉でも、有利子負債を含めるか、含めないか混在してます。企業評価する場合は、その目的によって評価方法や、有利子負債の取り扱いについて注意する必要があります。
(もしかしたら、これだけ説明すれば良かったですかね)

長文、スイマセン
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この回答へのお礼

よくわかりました。詳しい説明ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/07 17:10

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