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日本の仏教の特色として「山川草木悉皆成仏」という思想があるとよく聞くのですが、「山川草木悉皆成仏」は仏典のどこに載っているのでしょうか?仏典に載っていないとしたら、一体誰が初めて言い出しのでしょうか?色々と調べてみましたが判りません。
 どなたかご存知の方がいらっしゃったら教えてください。

A 回答 (3件)

以前似た様な質問が・・・



参考URL:http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=2041831
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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考になりました

お礼日時:2006/05/08 19:49

こんにちは。



 概説書を読んだ程度ですが・・・(しかも結局わからないのですが。)

 仏典には出てこないと思います。

 大乗涅槃経に「一切衆生悉有仏性」と説かれていますが、インドでは植物や無生物は「衆生」の中に入らないので、この場合の「衆生」に「山川草木」は含まれないと考えられます。
 中国では、植物が成仏するかどうかが意見が分かれたようです。

 すでにお調べのようですので、重複すると思いますが・・・
 大乗涅槃経などの考え方(←如来蔵思想)と日本的なアニミズム的精神風土は、極めて容易に結びついていくであろうことは想像できます。(事実そうなったわけです。)
 それを密教の世界観が補強し、本覚思想の強烈な現世肯定思想に後押しされたこともあり、日本では広く受け入れられたのだ、というのが流れになると思います。


 9世紀の天台宗の高僧安然が「草木国土悉皆成仏」と記しているのが、同種の表現で早いもののようです。
 ただ、それより古い弘法大師空海の書物に「草木また成ず、いかにいわんや有情をや」という一節があり、「そういう考え方」という点では、かなり古く、同種の表現は他にもあるかもしれません。

 「草木国土」と「山川草木」は意味内容としては同じといってよいでしょうけど・・・誰が「山川草木」として言い出したのかは、わからないです。すみません。では。
 
 

 
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この回答へのお礼

特に仏典に記されているわけではないということですか。天台宗から出た言葉のようですね。参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/05/08 19:51

釈迦が菩提樹のもとで瞑想して21日目、


開悟の折に言った悟りの言葉と伝えられるそうです。

この言葉を日本の仏教の思想として取り入れたのは
天台宗を日本に伝えた最澄で、彼の確立した
「天台本覚思想」の根本を為す思想となっています。

また、最澄は比叡山延暦寺を開きこの教えを広めましたが、
日本の仏教教育の中心であった延暦寺からは後に
浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、臨済宗、日蓮宗などの
新しい宗旨を唱える人たちが輩出され、
この「山川草木悉皆成仏」の思想も受け継がれていったと考えられます。
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この回答へのお礼

天台本覚思想の一部になるわけですか。ありがとうございます

お礼日時:2006/05/08 19:47

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