こんばんは
「賛成反対」という部分がうまく表現できないのですが(¨;)
日本語に関するある本を読んでいた時オノマトペに関する否定的な意見(?)を目にしました。「オノマトペの存在が日本語、日本語を母語とする者を甘やかしている…」という物だったと思います。
私はオノマトペの創造性や感覚的な表現におもしろみを感じています。日本語学習者にとっては日本語のオノマトペは1つの難関だ、というのは聞いた事がありますが、オノマトペの多用に関しての否定的な意見をあまり目にしていませんでした。そこで、そのような考えの方、他の方の意見もこの機会に知りたいです。
皆さんがオノマトペの使用に関して何か感じることがあれば教えていただきたいです。オノマトペの使用に違和感や不快感を感じる方はその理由なども教えていただけるとうれしいです。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
オノマトペについて、まず確認しておかなければならないことがあります。
オノマトペというのは、おそらくどこの言語世界にもあるもので、言うまでもなく日本以外の国でもたくさん使われているものです。また、日本語が特に多いというわけでもありません。アメリカの映画やコミックなどをみるとわかりますが、実にたくさんのオノマトペがでてきます。牛の鳴き声なんかはオスとメスで違いがあったり、日本語より豊富なものもあります。
しかし、日本と決定的に違うことがあります。それは、彼ら(西洋人)のオノマトペはほとんど文章中・会話中で使われているわけではない点です。ほとんどは会話とは別にオノマトペだけで発声(多くはボディ・ランゲージ付き)することが多いようです。第一、英語などの西洋系の言語は、オノマトペをそのまま文のなかにいれにくい体系の言葉なのです。そのままでは入れにくいので、twikleやtwinklingのように動詞や名詞にしないとうまくいきません。それは、そんな単語があってすばらしいということではなく、そもそもの体系に論理的な柔軟性がないため、いわば欠陥があるから入りにくいことに他なりません。その欠陥のために彼らの会話は、身振り手振りがはげしくなります。オノマトペで豊かに表現できない分、会話の中間でオノマトペをはさんだり、ボディ・ランゲージで補わなければいけないだけのことです。
どこの国の人もコミュニケーションは豊かな表現で行いたいという欲求を持っていると思います。その豊かさを文章中に取り込めるのか、それ以外でおぎなうかの違いだけなのだといえるでしょう。
よくいわれることですが、日本語では「我」にあたることばが他にもたくさんあります。しかし、それは日本語を破壊してきた名残ではなくことばが豊富になって進化してきたあかしです。会議場のロビーで同じ会社の男同士が「俺たちって…」という会話をしていたかと思えば、会議室に入ったとたん無意識に「私どもとしましては…」といったりします。まともな成人だったら、正式な会議の場や論文などで「オレ」とか「ボク」などとは使いません。使い分けをしているのです。すべてが「オレ」に置き換わってしまっているのなら破壊を意味するでしょうが、使い分けているのですから豊富になっていると捉えるべきでしょう。
テレビで「皇居の桜がいっせいに花開きました」と伝えたあとで、スタジオ内を向いて「なんか急にパァーッと開きましたね、高島さん」などといったりします。ニュースとしての正式な達意とめでたい気持ちの達意とを使い分けているのです。「花が開くように彼女は笑った」「クスリと彼女は笑った」はどちらが悪いとか稚拙とかいう問題ではなく、使いみちが違うというだけです。使いみちを誤ることが稚拙ということなのだと感じます。
日本の犬は「ワンワン」と鳴くことになっています。そこから、犬そのものを「ワンちゃん」「ワンコ」「ワン公」と呼んだりします。これも「犬」という単語があるのに「ワンコ」と言ってはいけない、などというのは文句のつけすぎです。これも前述の「我」と同じで、親しさの表現として使われているだけのことであり、論文やレポートなどで「ワンちゃん」と書くわけではありません。まっとうな成人であったら、そんなものに「甘やかされて」はいません。杞憂でしょう。「いや、その多用が問題なのだ」と譲らない人がいるかもしれませんが、それは常識とか節度の問題なのであって、オノマトペを文中に自在にいれることのできる日本語の問題ではないと思います。
「ほらそこ、いつまでぺちゃくちゃ話してるんだ、はやく席につきなさい」
「ぺちゃくちゃ」なのか「べちゃくちゃ」なのか、またはただ「いつまで話しているんだ」なのか、その違いだけで、感覚の度合いが伝わります。話し手の表情や身振りを見る必要はありません。日本人なら誰でも「察する」ことができます。オノマトペの入ったことばは、日本人の「察しのよさ」によって支えられているものなです。
「察しが悪い」「場が読めない」「空気が読めない」は日本人としては相当な悪口です。日本人は「察する」ことができて一人前です。あまり「察しのよくない」文化の中では、オノマトペは会話や文章の補助にしかできません。会話の中でふんだんにオノマトペを使える日本語は「察する」ことが得意な文化でこそできる高度な言語だといえると思います。
luune21さん回答の大変興味深かったです。
現在の英語教育ではあまりオノマトぺ的な単語は出てこないですよね。ですからluune21さんのジェスチャーとの関係の考察はとても面白かったです。欧米系言語は日本語に比べて規則がしっかりしていますが、そのため柔軟性にかけているのは否めないですよね。例えば、日本語はひらがな、カタカナ、漢字、alphabetとその気になればなんでも取り込めるのに対し英語などはその言語の使用文字で音声を表現するしかできませんから。オノマトペにもそれが反映されているのですね。
オノマトペは言語の柔軟性と文化との産物なのかもしれませんね。
No.11
- 回答日時:
acquavelle です。
そうなんですよ。
言葉というものは伝達の道具。
察しに期待して「わかってください」じゃ駄目なんですよ。人は思い込みも激しいものですから。
ちゃんと、記述でき、表現し伝えられてこそ「言葉」なんです。
「おい、この間のツルツルしたヤツ取って!はい。違うよ。あっちのあのツルツルしたヤツだよ。あぁ~こっちのことね。違うよ~!もういいよ~、自分で取るから………」って日本語会話ってこんななんですよ。稚拙というか、何というか………、、
だから、察しやオノマトペなどの多用は言語として最低だと思います。
さらさら、ひらひら、確に風情があります。しかし、だからと言ってそれで悦に入っているようではもはや日本語は終りですね………、。
たくさんの回答本当にありがとうございました。参考にさせていただきます。
私の意見としてはやはり賛成よりかもしれません。短歌、俳句、詩などの表現にとても魅力を感じます。反対派の方の意見もわかります。たしかにオノマトペの多用は幼稚さを感じずにはいれません。
オノマトペの発展は日本語の性質上必要なものに感じます。例えば日本語の「笑う」に対応する単語が英語には"smile" "chuckle" "smirk" "giggle" "shrill"など多用です。日本語はその分に対応する表現を作らなければなりません。それをオノマトペで足りない分を表現したのではないでしょうか。
今回みなさんの意見を拝見して感じたのは、良いも悪いも紙一重だということです。同じ点で良いという方もいれば悪いという方もいる。どちらが正解かどうかは私の力量ではまだ判断できません。それでも様々な意見を知ることができたのはよかったと思います。
No.10
- 回答日時:
♯2、6です。
昔、「エノケン」てお笑い芸人がいたのです。ゴーゴーはゴーゴーダンスなるものが流行していました。要するにそれとgoとをかけて「エノケンでも観に行くか」という意味です。
私が言いたいのは高齢者らが「キムタク」など最近の若者は名前まで省略して縮めるなどの批判をよく目にしますがアナタ達だってそうだったじゃないか!ということです。
テレビなども昔は俗悪でした。ドリフの8時だよ!なんてしょっちゅうオッパイ剥き出しの女の子がたくさん出ていました。売れ筋のタレントを呼んではドタバタに付き合わせたりもしていましたね。他にコント55号とか、ハレンチ学園とか、11PM、トゥナイト………
とにかく酷かった!今のマンガや番組の方が余程まともです。
高齢者達の旅行も酷かった。団体で旅の恥はかき捨てとばかりにやりたい放題!これは海外でも有名です。今の若者の方がよほど恥というものを知っています。一人で海外にもどんどん行っていますね。
いずれにせよ、オノマトペは極めて原始的な言葉です。これはイタリア語にもありますよ。chiacchierare=みんなでおしゃべりして騒ぐ。きゃっきゃと楽しくおしゃべりしている様がそのまま動詞になったものです。しかし日本のように多用はよくありません。こう言っては失礼なのですが「土人並」!
日本語には「目は口ほどに物を言い」「以心伝心」「親の背中を見て育つ」などの言葉がありますね。だから言葉が中途半端なのです。要するに「わかってください言語」なのですよ。だから誤解や勘違い、すれ違いや行き違いの起こりやすい背景があるのだと思います。日本人は甘えているんです。これでわかってと。「察し」は諸外国にもありますがこれに頼り過ぎると言葉は衰退していきます。究極の察しはイメージテレパシーですね。こうなるともはや言葉は不要となります。
また、犬がワンワンと鳴くから総じてワンちゃん、猫ならニャン子。ここまでは許せます。しかしインコがピーピーと鳴くから「ピーちゃん」と飼い鳥に名付けている人が圧倒的に多いそうです。恐ろしく安易。飼い犬に「ワンちゃん」と名付けているようなものですね。(笑)
ヨーロッパなどのネオラテン系の言語には動詞に人称活用がされている為基本的に人称を使わなくても済むんです。
sono giapponese. 私は日本人です。
sei italiano. あなたはイタリア人です。
こんな具合いです。これに性や単複数も活用されるので極めて便利です。
もちろん丁寧な言い方もあります。
とにかく日本語は「わかってください言語」で甘えの構造、村社会の馴れ合い文化による言葉の未成熟を感じます。
回答ありがとうございます
この『察しの言語』を良しとするか、「甘え」だとして悪いとするか。それぞれ人によって違うようですね。たしか私の読んだ本もacquavelleさんのおっしゃる通り「甘え」だと言っていた気がします。
ちょっと自分の考えをまとめてみたいと思います。
なんとかなったらまた書いてみますのでまたお願いします.
No.9
- 回答日時:
#5です。
開音節というのは、英語ではopen syllableですね。仏語のまんまですけど。
*
こんなのも楽しくないですか。鳥の聞きなし。
<さてなんでしょう?>
テッペンカケタカ
特許許可局
仏法僧
法法華経
一筆啓上つかまつり候
<答え-上から>
関西のホトトギス
関東のホトトギス
コノハズク
ウグイス
ホオジロ
**
人称について
丁寧にするための人称名詞の変化はヨーロッパ語にもあります。しかも基本は日本語と同じです。
親称(多くの場合、兼蔑称)・敬称というもので、独語のSieとdu,ihr、西語のUdとtu、伊語のtuとLei、仏語のtuとvois…などでしょうか(つづりは自信ありません)。
原則として丁寧感は社会的な距離(またはココロの距離)で表され、距離が遠くなればそれだけ、より丁寧になります。これは日本語の敬語も同様です。ヨーロッパ語の場合、単数の複数化や二人称の三人称化で対応しています。
また英語では、二人称単数のthou・thy・thee と二人称複数のye・your・you が合わさり、更に主格のyeもyouに置き換わってyou・your・youだけになっています。これも、そもそも二人称というものが面と向かって相手を指すのがはばかれる気持ちの表れとも考えられます。もともとの敬称が単にyouになってしまったんですね。現在はすべて複数扱い(これは合理的ではない)ということで丁寧化しているともいえます。もっとも実際は蔑称化してしまうことも多く、場によってはyou の使用を避けたり、could you~ と遠くに(それこそ彼方(あなた)です)おくことで丁寧化しています。
日本語の代名詞にあたる「こ、そ、あ、ど、さ、わ」等は、距離感や助詞をともなっての格変化(が、は、の、を、に)がきれいにマトリックス状に配置できる論理的な体系です(膠着語なので当然ですが)。
代名詞の代用である「君」はもともと主君の尊称ですが、だからといって、主君に対して二人称的に「君は次の天皇だ」なんてことはいいません。二人称の君は、そこから転じて主に女性が男性に対して遠い距離感を持つことによって親しみや敬いの気持ちをこめて使ったものです。ここから後世、男女間(深い間柄)相互でも使われるようになったものです。国家「君が代」の「君」が愛人へのラブレターだといわれるのはこのあたりからきています。後世といっても中古以降のことですから随分古く、英語や伊語などはできたてのほやほやの頃です。
「きさま」は近世頃から使われ始めたかなり新しい代用の人代名詞です。すでに浮世風呂(式亭三馬)では「これこれ、伊勢屋の女中、きさまはとんだいい声だの」と目下に対してぞんざいにいうときに使っています。「貴様」が尊称であったのは近世前期の短い間と帝国陸海軍時代の泡のような流行語にすぎません。
「あなた」は遠称の指示代名詞です。この距離感を用いて目上の人を指して(これぞ二人称)呼ぶ語といえます。ただし、ヨーロッパ語と同様に面と向かって呼ぶ場合は、しばしば蔑称ともなります。基本的には今も女性が男性に向かって親称や敬称的に呼ぶ語です。流行歌の歌詞でもほとんどが女性から男性への呼びかけになっています。
二人称というのは、どこの国でも蔑称やぞんざいさが隠れているものなのですよ。
***
ことばというものは、言語体系と言語活動を分けて考えなくてはいけないと思います。日本語活動には恥ずべき所業がたくさんありますが、日本語体系はそう恥ずべきものではない、ということが言いたいのです。特に優れていると言う気もありません。
詳しい回答ありがとうございます
鳥の鳴き声おもしろいですね。テッペンカケタカ・特許許可局には関東関西の違いしかないのにここまで違うともう別の動物ですね。
二人称の話題が加熱してますね。私も加わりたいものですが、まだ知識が足りなくて…(‥;)もっと勉強せねば、と反省しています。
No.8
- 回答日時:
素晴らしいと思いますよ。
個人でいくらでも新しいのが作れるし。
「彼はこちらに向かって○○○○歩いてきた。」
すたすた・とことこ・つかつか・ずんずん・しずしず
あたりが普通ですが
「彼はこちらに向かってにょもにょも歩いてきた。」
なんてのもいいですねえ。
いますよねえ。にょもにょも歩く人って。(誰かわかってくださいます?)
こういう造語がヒットして、音が作り出すイメージを相手と共有できる瞬間って、大好きです。
それと、韓国語も擬音語・擬態語、すごいです。
しかも、日本語のそれとは似ても似つかぬものがおおくて、学習者泣かせです。
「大きな鳥が翼をひろげてゆったり飛んでいく様子」を「フォルフォル」って言うんですが、これは日本語には全然ありませんよね。大きめの鳥の種類をいくつもあげて「この鳥はフォルフォル飛ぶのか?」「エサを探す時はフォルフォル飛ぶのか?」などと質問しまくっても結局よくわかりませんでした。
日本語学習者は病院で特に困るだろうと思います。
胃がしくしく痛いのか、きりきり痛いのか、頭ががんがん痛いのか、ずきずき痛いのか、それによって医者の見立ても違ってきますからね。
韓国で病院に行く時は、余計な説明をすると医師に誤解されるかもと思って「頭が痛い」以外のことは言いませんでした。
「どんなふうに痛いんですか?」と必ず聞かれるのですが、擬態語は危ないし、かといって「~のように」という例えも文化によって大きく違っていて危険だし、「とにかく痛いんです。」としか答えませんでした。
話がそれてしまいました。すみません。
とにかく、オノマトベ、大賛成です。オノマトベあってこその楽しい日本語です。
gohannannisiyoさん回答ありがとうございます。
「にょもにょも」ですか?!だ、誰でしょう??私もこのような新しいオノマトペ好きですよ。
韓国語のオノマトペも多いらしいですね。擬音語擬態語辞典がある、という事も聞きました。辞典ができるならそれなりの量なんでしょうね。
No.7
- 回答日時:
♯4ですが、文法以外に、日本語の音節が、syllabe ouverte開音節(母音で終わる)こととオノマトペが関係しているとは考えられないでしょうか?(すみません。
日仏以外の他言語でsyllabe ouverteをなんと言うのか知りませんので、ご存知の方がいたら補足願います。)acquavelleさんがおっしゃっている逆カルチャーショックというのは、私も日本に帰る度に感じます。ただ、それは日本語の欠陥や幼稚さというよりも、日本社会がなんとなく幼児化、漫画化している感じがするということなのですが、いかがでしょう。日本に限りませんが、テレビ等のマスコミがかなり言葉にも影響を与えている、というよりも、言葉を操作しているようにも思えます。特に日本は、マスコミが若者に受けるものをよしとする傾向が大なので、若い人が使う言葉が素早く多くの人に広がるように思います。
非合理な言葉が不完全で、駄目言語というには少し無理があるように思えますがどうでしょう?言語を比較することはできますが、それは優劣を問うものではないと思うのですが。
合理的といわれるフランス語ですが、最近は日本の漫画の影響やらなんやら、外国語の侵入を嫌ってきた言語とは思えないような変化が一杯ですよ。
人称に関しては、日本人が人称を嫌う民族という言い方もできるのかもしれませんが、人称を使わなくてもすむ社会、人称なしで話し手や話されてる人、話す相手が解る文法の仕組みを持っていると解釈することができますよね。
evr39nnさん、オノマトペから日本語のいろんな話題に発展してしまいましたね。evr39nnさんが、読まれた本というのは外国語学習と日本語というようなものでしたか?それとも日本語と日本社会に関するものかな?
ごめんなさい。勉強不足でsyllabe ouverte開音節がどうオノマトペに関係しているのか、わかりません。どなたか説明していただけるとありがたいです。
本当に色々な話題が出てきておもしろく読ませていただきました。皆さんの様々な観点からの意見を見て考えさせられます。ありがとうございます。
ちょうどそのときに読んだ本が手元に無くてうまくいえませんが、日本語の欠点について書かれたようなものだったと思います。また手元にもっどてきたら詳細を書いておきますね。
No.6
- 回答日時:
♯2です。
人称について。
日本人は人称を嫌う民族なんです。特にニ人称………
だからいたずらに単語ばかりが増えたのです。それは言葉の豊かさからなのではなく単なる日本人のご丁寧ご体裁指向からだと考えています。
君、貴様、お前、主、貴方………
これらは皆もともと尊敬語でしたが、次々格が下がり侮蔑語になっていきました。何故なら日本人はニ人称を嫌うからです。これらの単語は仕方なくまた新しいものを作った結果です。日頃の会話でもなるべくYouにあたる言葉を避けて話していますよね。
オノマトペについて。
風情あるオノマトペはおおいに結構だと思います。他国の言葉にもあります。
しかし、日本人はオノマトペを多用し過ぎかと思います。いい年をしてまるで赤ちゃん?かと感じる程です。
私はイタリアから帰国した折り、改めて日本語の欠陥や幼稚さに気付き、逆にカルチャーショックを受け情けなくもありました。
よく、「日本語は世界一美しい言葉」だ、とおっしゃっている方がいらっしゃいますが、自己陶酔もいいとこだと思いますね。
尊敬語や謙譲語、も丁寧語もくどい。なくていい!
そもそも言葉と言うものはコミュニケーションのためのもの、非合理で不完全で曖昧な現代日本語という言語は極めて「駄目言語」としか評価せざるを得ません。
古文や和歌、俳句などには比類ない深い味わいはあるものの………、、
acquavelleさんありがとうございます
私はまだ日本から出たことがなく『逆カルチャーショック』も経験がないのでその感覚がわからないのですが、それを感じる人が多いみたいですね。
「日本語は世界一美しい言葉」。これはちょっと聞いていて恥ずかしいですよね。でも『駄目言語』ですか…手厳しい(¨;)私は言語に優劣は無いと思っています。言葉は道具ですから道具として便利かそうでないかはあるでしょうが、それだけで判断すべきものではないと思っています。
No.4
- 回答日時:
オノマトペに関して、今まで賛成反対という見方では考えたことがなかったのでevr39nn さんの質問や他の方の回答を興味深く読ませていただきました。
日本語が幼稚な言葉と言う考え方もあるのですね。現在フランスで生活していまして、日本語にはオノマトペが多いことを実感することがよくあります。実際今日は、雨がしとしと降ってるのですが、この「しとしと降ってる」という感じは、フランス語でうまく表せません。「霧雨が降る」「小雨が降る」といった動詞、あるいは「雨が静かに降っている」といった表現はできますが、「しとしと降ってる」という感じにはならないのです。「しとしと降ってる」と言ったら、日本人同士ならどんな感じで雨が降ってるかわかりますよね。オノマトペで共通の感覚が持てるって私はおもしろいことだと思っています。もちろんフランス人たちは、フランス語を使って、共通の感覚を得てるわけなので、ひとつの動詞で「しとしと」という感覚を感じてるかもしれませんが。
またドアをノックする音や、液体を注ぐときの音などに対するオノマトペや、動物の鳴き声に対するオノマトペはフランス語にもありますが、日本とは違ったものになるのも、興味深いところです。
しゃべり言葉は生きているので、省略が多く行われたり、意味が時代によって変化したりするわけで、オノマトペもその時代に生きてる人たちの音と物や現象に対する感覚の結びつきをあらわすものなんじゃないかな。
「雨がしとしと降る」「風がビュービュー吹く」「川がさらさら流れる」なんて表現は消えないでほしいと思うけど、どうでしょう?
echaloteさん回答ありがとうございます
オノマトペは同じ文化背景を持っていれば便利なものだと思います。フランス語ではあまり無いのですね。
オノマトペは日本近隣の国(韓国、中国)にも多いみたいです。アジア圏はオノマトペが多いのでしょうかね?そもそもなぜオノマトペ表現が多くなったんでしょうかね?
ごめんなさい。お礼の投稿なのに疑問を書いてしまいました(¨;)
「しとしと」「ビュービュー」「さらさら」…私は素敵な表現だと思いますよ。
No.3
- 回答日時:
オノマトペ自体は問題とはおもいませんが擬音語と擬態語の区別がつかない人が多いのは問題だとおもいます。
擬音語・・・聞こえる音を言葉で表現したもの
(雨がザーザー降る、風がビュービュー吹く、ドアをコンコンと叩く、など)
擬態語・・・物の様子や状態を言葉で表現したもの
(床がツルツルしている、クネクネと身体を曲げる、など)
確かに何でも安易に擬音語、擬態語で言ってしまう人には知性を感じません。「さっき人と目が合ったらガアーと寄ってきてガンガン文句言われてバーっと行ってしまった。」とか。
けれどオノマトペで日本語の表現が豊かになっている面は否定出来ません。「風がそよそよと吹く」は擬音語か擬態語か、ちょっと迷ったりしますが「光がチカチカしている」「そわそわと落ち着かない」といった言葉をオノマトペを使わずに表現するとなると堅苦しい味気ないものになるのではないでしょうか。おそらく軍隊のような「ガチガチ」に緊張した言葉になり、それが強制されない時にだけ本音で「すらすら」と話せるような状態になるとおもいます。
今後もオノマトペは普通の熟語では表現できない微妙なことを表現するものとして無くなることはないとおもいます。
simoyamaさん回答ありがとうございます
私は公の場面や目上の人にはオノマトペをなるべく使用しないようにしています。緊張していたりあせっているとたまに多用してしまい後から恥ずかしくなるのですが。逆に家族や友達など長い時間一緒にいる人との会話では、オノマトペを使用した方が楽、というか伝わりやすい時もあります。
No.2
- 回答日時:
私はオノマトペについては否定的な見解を持っており度々投稿もしてきました。
こんな幼稚な言葉はないと思っています。日本語に適切な表現語彙が無いために単に音を真似ただけのもの………
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=2133098
まあ、肯定的な意見の方もいます(それはそれでひとつの考え方で良いと思う)が、そもそも現代日本語はその歴史も浅いし欠陥も多いのです。
また、明治大正昭和初期の人達による言葉の破壊も酷かった!
例えば、
オレ達ミーハー(みいちゃんはあちゃん)なモボ・モガ(モダンボーイモダンガールの略)今日は仕事をサボって(ドイツ語のサボタージュの省略動詞活用)ヤバい(テキヤ用語)けどシかと(賭博用語)で座銀(銀座のこと)でエノケン(榎本健一の略)でもゴーゴー!
こんなんでしたから。
そんな高齢者世代が自分たちのしてきた事を棚に上げ、ただ若者たちの言葉を批判しているのもよく目にしますが酷いと思います。
日本語は習慣的言語で正しいも正しくないもなくいまだに未完成な言葉なんです。
平仮名だって平安時代のギャル文字ですから………
回答ありがとうございます
acquavelleさんは否定的なんですね
明治大正昭和初期の人達おもしろいですね(¨;)
ちょっとわからないところがあるので教えてほしいのですが
>エノケン(榎本健一の略)でもゴーゴー!
というのは何に「ゴーゴー!」するのですか。
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