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日本語ブームのせいか、言葉に敏感な人が増えてきたように思います。
とてもいいことです。
が、敏感すぎるのも考えもので、たとえば
「彼は今だにその話を信じている」
などと書くと、必ずものすごい勢いで
「“今だに”は誤用で“未だに”が正しい」
という指摘がきます。
このサイトの過去質問などでも、そのようなやりとりを見かけることがあります。
しかし、ちゃんと辞書などを調べてみると、上の例のような「今だに」は必ずしも誤用ではなく、むしろ正当な用法であることがわかります。

同様に、
・違和感を感じる
・汚名挽回
・的を得る
など、私自身「正当だ」と言い切る自信まではないものの、議論の余地くらいはあるだろうと思われる表現でも、こんな表現をうっかりしようものなら問答無用でもの知らず扱いされかねない風潮もあるように感じます。

そこで質問ですが、このように「とかく誤用と思われがちだが、じつは正しい(少なくとも議論の余地くらいはある)」という表現がほかにもあれば、ぜひ教えてください。

A 回答 (15件中11~15件)

最近"若者言葉"として取り上げられがちな、『全然~だ』という言葉です。


一般的に「全然おいしくない」「全然楽しくない」というような"全然"のあとに否定形をつけるものが正しい使い方なのでしょうが、「全然おいしい」「全然楽しい」など、肯定する形をつけるものも必ずしも間違っているとは言い切れないのではないかと思います。

あと、個人的に「汚名挽回」は場合によっては使えるかもしれないと思っています。もともと汚名と挽回にはそれぞれに意味がありますし……。名誉返上もしかりかな、と。
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この回答へのお礼

私も正確なところはよくわかりませんが、よく議論になるネタですね。
有名になったせいか、最近は頭ごなしに否定する人も前よりは少なくなった気がします。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/19 17:31

時代が大きく変われば語源の説明は出来てもその内容が理解できなくなるので、一生懸命のような表現が生まれて辞典でも転用として認められるようになります。

全ての事柄はこのように専門的に見るのか庶民レベルで見るかによって異論が生じます。従って是々非々で対処すればいいわけです。身近なこと、知っていることには細かくなるのが人の常です。

ピンからキリ・・これは16世紀にポルトガル人がもたらしたスペインカルタの役柄が改良された天正カルタやウンスンカルタに引き継がれ、江戸時代に禁止されたため地下に潜り賭博用語として生き延びたピンはねなどと姉妹語です。一応の解釈は定まっていますが、天正カルタを遊べる人はほとんどいないので、違う解釈を称えることも可能です。しかし、ほとんどの日本人は辞書にある解釈で満足しています。

よく野球選手の出身地で中米のベネズエラとか中米のドミニカなどといいますが、ベネズエラは南米、ドミニカはカリブに所属します。しかし、多くの日本人にとって中米、南米、中南米、ラテンアメリカの差は分からず漠然とメキシコ以南の国々を指しています。

・違和感を感じる、汚名挽回、的を得るはいずれも誤った使い方ですが、正しい言葉遣いを話題にした席でなければ特に間違いを正す必要もないでしょう。どこで、誰が、誰と何のために使用するかによって対応が変わってくると思います。
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この回答へのお礼

>身近なこと、知っていることには細かくなるのが人の常です。
たしかにそうですね。
ただ、ときおり「批判する前に辞書引いてよ…」と思うことはありますが。

回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/05/19 17:27

>・違和感を感じる


>・汚名挽回
>・的を得る

これらは「議論の余地すらない」明らかな誤用だと理解していますが。
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この回答へのお礼

そうですか。
国語学者の中にも「誤用じゃない」という立場をとっている人がいて、なおかつその趣旨が理解できる、ということでたまたま例として選んだんですが。

ちなみに私の個人的な感覚では
「違和感を感じる」→まったく問題なし
「汚名挽回」→ちょっと苦しいかな…
「的を得る」→べつにいいんじゃない?
という感じです。

お礼日時:2006/05/19 17:20

シート状の湿布薬を腰に張る。



新聞の第1面にこのような使い方の見出しが出ていたので新聞社に問い合わせたところ、この場合の「張る」は「貼る」が正しいように思われるかもしれないが、歴史的にみて「張る」が正しい、と朝日新聞が回答しました。
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この回答へのお礼

たしかに「貼る」と書きたくなるところですね。
でも辞書を調べたらちゃんと「張る」と書いてありました。
(「貼る」が間違いだってわけじゃないんですが)

歴史的には「張る」が正しいんですか。知りませんでした。
「貼」だと常用漢字外になってしまうので新聞社では使いにくいという事情もあるのかもしれませんね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/19 17:14

一生懸命と一所懸命



どちらかというと後者が正しいと昔教えられたような気がしますが、前者とて辞書を引けば出てくる訳ですから、これなど一概に誤用とは言えないのではと思っています。
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この回答へのお礼

私も歴史の授業で習いました。
「一所懸命」がもとの意味で、それが転じて「一生懸命」になったんでしたよね。
要するにどっちも間違いじゃないってことですね。

お礼日時:2006/05/19 17:09

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