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本当の読み方がわからない歴史上人物というのはやはりいるのでしょうか?
例えば資料などにある人物が漢字でしか表現されていないとすると、どのように音読したらいいのかわからないという場合はあるとおもいます。
そのような人物というのはいそうですが、
そのうちで有名人を教えてください。
お願いします

A 回答 (6件)

大石内蔵助良雄


 普通は「おおいし くらのすけよしお」と呼ばれていますが、「おおいし くらのすけよしたか」の例も多くあります。

参考URL:http://homepage1.nifty.com/hon/2/2-051/2-051.html

この回答への補足

みなさま、たいへんありがとうございました。
私は実は日本史、世界史共に習っているのですが、
読み方というのは史実に乗っ取り正しい読み方というのが存在していると思っていました。
そうした認識を今回改めないといけないなと痛感しました。

補足日時:2002/02/16 12:35
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皆さんの仰る通りですが、参考までに蛇足。



●表記と発音について
「藤原道長」は、恐らく「ふぢはらのみちなが」で良いでしょう。
しかし、これを/fujiwaranomichinaga/と発音したかは、また難しい問題です。
通説によれば、平安時代の「はひふへほ」は/p/で発音したと言うことになっています。
また、恐らく道長の時代であれば「ぢ」は/ji/でしょうが、不比等の時代にはまだ/di/だったかもしれません。

●史料の信憑性について
全く同時代の史料なら信じて良いでしょう。しかし、そのようなことは稀です。
例えば#3の方の言われる護良親王ですが、この前、史料を読んでいたら「護義親王」と間違えて書いてあったので、「やっぱりモリヨシが正しいのかな」なんて思ったのですが、その史料は15世紀のなんですよね。15世紀の人は14世紀の護良親王の正しい読みを知らなかったかもしれません。

●音読みについて
音読みは音読みで問題です。
まず、お坊さんは音読みが本名になりますが、栄西には「えいさい」と「ようさい」の二説があります。
さらに、訓読みが分からないので音読みされてきた場合であっても、伝統的にはどのように音読みしたかについて争いがある場合があります。例えば式子内親王は今では「しきし」と音読みされますが、伝統的な音読みは漢音で「しょくし」です(訓読みでは「のりこ」だったのでしょう)。

●名前に限らず
以上のことは、人の名前に限らず、昔の言葉全てについて言えます。

●ついでに
わたしのHN「sukemasa」は三筆で有名な藤原佐理の「佐理」です。しかし、一般に彼は「さり」と呼ばれています。これは、#3の方の言う尊敬の意をこめた音読みですね。
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桃山~江戸初期の大名、賎ヶ岳七本槍の加藤嘉明、そこそこメジャーだと思いますが実は正しい読み方が不明です。


普通は「よしあきら」と読まれてきましたが、最近見つかった家系図に「よしあき」と振られていたことでわからなくなってしまいました。
# この系図自体後に作られたものなので正しいという確証がない
今年は松山城築城400周年ということで初代伊予松山藩主である嘉明が地元で取り上げられることが多いのですが、TVでも番組によって読み方が違っていたりして混乱しているようです。
個人的には、素直に読めば「よしあき」だろうに「よしあきら」なんて読みが伝わっているのだから、「よしあきら」が正しいんじゃないかと思っていますが。

ごく普通に読んでいる名前でも、実は"常識的にそう読むのが普通だろう"という理由で広まっているだけで実際には違っていたということはけっこうありそうな気がします。
いろいろな文献に出てくる人物で当時の人が気を利かせて振り仮名を振ってくれたりつい適当な当て字で記録していたりすれば読みも推測できますが、そうでない人物のほうがざらでしょうし。

名前が俗名(訓読み)なのか入道名(音読み)なのかわからないという例はけっこうあるようです。
めずらしいところでは宣教師の記録にある人物の"発音はなんとなくわかるけど漢字も日本風の読み方もわからないので人物が特定できない"ということもあるようです。
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人物の名前の読み方ですが、読み方にも種類があります。

文献に仮名が振ってある場合はそれに従います。しかし、文献を読んでいるとどうしてもわからないというものが多々あります。

よくわからないという例では後醍醐天皇の皇子である大塔宮護良親王がいます。昔は「だいとうのみやもりながしんのう」と読んでいましたが、今は「おおとうのみやもりよししんのう」が一般的となってます。

また、武田信玄の名である晴信は「はるのぶ」と読みますが、「はれのぶ」と書く史料もあります。

加えて、2,3種類の漢字が用いられている場合があります。例えば鞍作鳥の場合は鞍作止利とある史料もあるので「くらつくりのとり」と読むのです。

しかし、どうしてもわからない場合は音読みをします。例えば平安時代の女性の名前はほとんどが音読みです。これは本当の読みがわからないからです。藤原道長の娘である彰子は「しょうし」と読みますが、もしかすると「あきこ」かもしれませんし「あきらこ」かもしれません。
でも明子と書いて「あきらけいこ」と読むものもあります。この場合は読み方がわかるので「めいし」と読みません。だからといって明子とあるから同名の人を全員「あきらけいこ」と読むかというと、それはありません。

また、音読みで読むのは尊敬の意をこめている場合があります。小野道風(おののみちかぜ)を「とうふう」と読んだり、藤原定家(ふじわらのさだいえ)を「ていか」と読んだりします。
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基本的に、平安時代にひらがなが生まれるまでは、日本でも漢文表記をしていたわけですから、古代になるほど、名前は音読みに当て字をしていたわけです。

これは、古代の天皇家の和名(●●●彦とかいう長ったらしい名前。○○天皇というのは、後世の人がつけた漢名)ですから、「読み方がわからない」人が多いと言うより、「当時、そう読んでいたかどうか定かでない」という人名は多いはずです。有名な仏師の鞍作鳥は、ほんとうに「くらつくりのとり」かどうか、いまとなっては誰も知りません。
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群馬県には、「上毛かるた」というのがあります。


群馬県地方の特色をかるたにしたものです。
その中に、「和算の大家 関孝和」 というのがあります。
群馬県出身の人なので、群馬県人には有名な人です。
2~3年前までは、ずっと「わさんのたいか せきこうわ」と読むように指導されていたのですが、昨年あたりから「わさんのたいか せきたかかず」と読むようになりました。
本当にそうなの?って感じですが、そんなに古くない人でもこういうことがあるのですから、結構あるのかもしれませんね。
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